俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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雨飾温泉と妙高・小谷林道
 無聊の日々を絶ち 日本海側新潟県糸魚川市へ。
常念岳など安曇野から峰々を眺めて走る糸魚川街道が好きな私は、
安曇野ICで高速道を降り、大町 白馬を過ぎ小谷温泉、姫川温泉を右に
蓮華温泉を左に分けて 根知谷入り口から根知川を遡り、
標高900m 雨飾山の北の登山口 雨飾温泉(梶山新湯)に宿をとった。

 いまは 毎冬10m近い豪雪に耐える頑強な施設となっているが、
50年以上もの昔 訪れた時は 藁葺きに板囲いの湯が中心の湯小屋だった。
かっての内湯は露天風呂に・・・、現在は男女別の内湯もつくられていた。
(写真はクリックして拡大してください)

DSC01131.jpg DSC01132.jpg 雨飾温泉 豪雪に耐える構造

DSC01129.jpg 山荘正面 北側に鬼ケ面山(1591m)

DSC01125.jpg DSC01127.jpg 都忘れの湯 この露天風呂がかっての内湯

DSC01123.jpg 内湯 重曹泉 源泉55度掛け流し

 近年 雨飾山(1963m)へは 南側 小谷温泉からの登山者が多いようで
私も6年前の秋、紅葉を求めて小谷温泉側から 
この峰を歩いたことがある(拙ブログ月別アーカイブ2011年10月記載)
 こちら北側、雨飾温泉の今宵の宿泊者は 高校生団体11人、中高年単独行者2人、
登らず懐かしの湯を楽しみに来た私を入れて13名のみ。

 深夜 星空が美しかったのに 早朝は生憎の雨。
西方に雲の切れ間が覗く頃になって 皆 薬師尾根へ向かっていった。
傘寿までは頑張るつもりですと 昨夜語っていた大阪在住の同年輩の老人が
途中断念して下山してきたので、糸魚川市へ向かう街道のバス停まで送り、
今回の旅の目的のひとつでもある 学生時代の想いで残る妙高小谷林道へ。

 この小谷村と妙高市笹ヶ峰を結ぶ林道は 昔から 崖崩れや倒木などのため
始終不通で 8~10月の2~3カ月しか車では通行できない。
小谷温泉~金山登山口~乙見山峠~笹の平~火打山登山口~笹ヶ峰牧場
と走る。

DSC01134.jpg 小谷温泉山田旅館を望む(拙ブログ2007年8月記載)

DSC01135.jpg 金山登山口

DSC01137.jpg DSC01138.jpg
乙見山峠          乙見湖と笹ヶ峰を望む

DSC01140.jpg ニグロ川支流

DSC01141.jpg DSC01142.jpg DSC01143.jpg
                                  乙見湖に注ぐ真川

DSC01144.jpg DSC01145.jpg 笹ヶ峰牧場
                           (笹ヶ峰と火打山登山は 月別アーカイブ2008年1月に記載)


 雨模様の乙見山峠は 眺望に欠けいささか残念。
赤茶けた崖と緑に縁取られた悪路の林道を 想い出を拾いながらのんびり走る。
赤土がうねり溝が深く抉られ水の流れていた林道は 昔と異なり
砂利がまかれ景色を楽しむ余裕さえあった。
 林道の遙か下を流れるニグロ川、昭和30年代後半でもその名はニグロ、
不思議だった。
往時 笹ヶ峰、火打山登山口の明星小屋で5日間ほどの合宿をした。
山岳部でもワンゲルサークルでもない文系のサークルであったが、
妙高山へは大倉乗越の通過と 火打山では雪渓での注意を教えてくれた
先代の明星小屋のご主人からは シャクナゲの枝で手作りしたパイプを貰ったことが
懐かしい。

笹ヶ峰から赤倉温泉、燕温泉と巡り、上信越道から帰宅。

(2017.8.23~8.24懐かしの湯めぐり 走行距離800キロ)







    


















羽生水郷
 海洋国家日本のなかで 奈良・滋賀・岐阜・長野・山梨・群馬・栃木
そして私の住む埼玉の8県が海に接していない いわば海の無い県である。
県北、利根川近くの羽生水郷にある「さいたま水族館」は
淡水魚ばかりを展示している個性的で小さな水族館。
埼玉の母なる河川、荒川をモデルに 上流域(イワナなど)、中流域(ウグイなど)、
下流域(アオウオなど) 約70種が展示されている。

 孫娘がまだ幼児の頃など 過去何回か訪れているが、
周辺の水郷公園の散策を兼ねて十年ぶりに訪れた。
ニッコウイワナ、ミヤコタナゴなど 日本的な美を楽しんだ後 水辺を散策。
「ミズカンナ」という珍しい外来種(アフリカ・北アメリカ原産)の湿生植物に出遭う。
その葉がカンナの葉と似ていることから名付けられたという。

DSC01114.jpg DSC01115.jpg ミズカンナ

羽生水郷の水辺

DSC01111.jpg DSC01116.jpg DSC01113.jpg


(写真はクリックして拡大してください   2017.7.9)










 
外房・太東崎
 九十九里浜の南端に設置された高さ約60mの小さな白い灯台と
洋々と広がる太平洋を眺めに走った。     (写真はクリックして拡大してください)

DSC01010.jpg DSC01008.jpg 小さな灯台と洋々たる海原

DSC01009.jpg 北側に広がる九十九里浜
DSC01006.jpg 南側には夷隅川河口と大原の家並み


 この灯台のあるいすみ市には 欄間彫刻家 波の伊八(1751~1824年)の遺作が
近在の社寺に遺されている。
写実的で陰影法や遠近法などの近代的手法を駆使した 一瞬を表現した「波」の
彫刻で知られている。

DSC01011.jpg DSC01013.jpg


(2017.4.24  走る)











散歩道
 はる
  
  はなをこえて  しろいくもが
     くもをこえて  ふかいそらが
  はなをこえて  くもをこえ  そらをこえ
     わたしは いつまでも のぼってゆける      (谷川俊太郎)

 我が家から3Kmほどのところに 桜並木と自然歩道がある。
荒川と利根川を結ぶ用水路沿いに 池や沼、田畑、雑木林、竹林などが
展開する。
 花見、野鳥観察、山菜摘みなど 季節の移ろいを感じさせてくれる道である。

DSC00990.jpg DSC00991.jpg 菜花で縁取られた利根川
                                         (写真は拡大してください)

DSC00995.jpg DSC00996.jpg 見沼用水の桜並木

散歩道 点描
DSC00971.jpg DSC00973.jpg DSC00974.jpg DSC00975.jpg

DSC00976.jpg DSC00977.jpg DSC00978.jpg DSC00979.jpg

DSC00980.jpg DSC00981.jpg DSC00982.jpg DSC00986.jpg

DSC00989.jpg 芽吹き始めたメタセコイアの並木

DSC00997.jpg DSC01000.jpg DSC01002.jpg

 山笑う季節になっても 雪山装備は仕舞い込んだまま、
カラマツの芽吹きの頃にでも・・・。

(2017.4.7 歩く)








 
















     
春いろいろ
三毳山の春     3.14 歩く(写真はクリックして拡大してください)

DSC00933.jpg DSC00927.jpg DSC00929.jpg


DSC00919.jpg DSC00930.jpg
DSC00926.jpg DSC00928.jpg キクザキイチゲは咲き誇り、カタクリはこれから・・・




いちご狩り と 陶芸教室     3.23 遊ぶ

 卒業式も終わり 中学新生活へ準備中の孫娘Meiとその友達を伴い、近郊へ

DSC00918.jpg 17426208_695265783931902_7143727558708128280_n.jpg 17498640_695741093884371_1955382000439067856_n.jpg
 


つくし摘み     3.25 歩く

 近くの自然歩道を散策、うららかな春陽を浴びて 桜並木の下 春の味覚を収穫。

DSC00936 (1) DSC00940 (1) DSC00946 (1)
DSC00948 (1) DSC00950 (1)


 山も歩かず 秘湯も尋ねず、ただただ残日録のような日々。




2017-03-22-PHOTO-00000473.jpg 卒業して   Photo by Meiママ

 孫娘が2歳の頃、将来 拙ブログを繙き 自然を愛する心を育んでくれたらと
綴り始めて10年 いよいよ彼女も中学生となる。
 高尾山 立山 筑波山などの峰も共に楽しむことができたが、
いまだ このブログを覗くまでの興味を示してはくれない・・・。

 往時は北海道から九州まで年間50日ほど 自然の懐に入り、
ひとり静かな山旅を続けていたが、もはや身体がついていかなくなった。
追憶の頁を繰りながら まだ夏山ならば・・・と 模索している昨今である。

 





 







セツブンソウ再び
DSC00901.jpg セツブンソウ     (写真はクリックして拡大してください)


 純白のブラウスに黄と濃紺の刺繍を施したような楚々とした小花:セツブンソウ。
その可憐さと儚さが相まって 春の妖精のなかでは最も好きな山野草である。
古名は イエニレ(家楡)。

 前回の都下立川の昭和記念公園で出遭った姿が あまりにも残念であったので、
前日光方面を徘徊した時に立ち寄ったことのある栃木市の郊外、
星野の里を訪ねた。

DSC00900.jpg DSC00903.jpg DSC00906.jpg
                                 愕片が8枚のものも


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 花言葉は 「気品」「微笑み」「人間嫌い」とか。
この四季の森(星野の里)は ウメ、ミツマタ、マンサク、ロウバイなどで淡く彩られ、
春は深まりつつあった。

DSC00909.jpg DSC00916.jpg 星野の里


(2017.2.25  孫娘Meiと妻を伴って山里を歩く)

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渡良瀬遊水地
 幼馴染の友と山梨の温泉へ出かける妻を浦和駅に送った後、
そのまま東北自動車道を走り 茨城・栃木・群馬・埼玉の4県に接する
広大なヨシ原で知られるラムサール条約登録地・渡良瀬遊水地を散策。

DSC00885.jpg 渡良瀬遊水地  (写真はクリックして拡大してください)
               見晴塔の左に日光白根山 右に日光男体山


 見晴塔の上から周囲を眺む
この広大なヨシ原の野焼きは 今年は3月19日とか。

DSC00874.jpg DSC00871.jpg DSC00872.jpg DSC00873.jpg
赤城山方面        男体山方面         筑波山方面        埼玉新都心方面


DSC00877.jpg 遊水地周辺図

 このところ雨が少なく遊水地は 水鳥や小魚にとっては気の毒な状態。

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DSC00879.jpg DSC00882.jpg DSC00883.jpg DSC00886.jpg


DSC00891_201702221546478c7.jpg 芽吹き始めたシダレヤナギ(イトヤナギ)

 100年以上も前の昔、強制移住させられた旧谷中村跡やヨシ原、谷中湖を
2時間ほど散策し 帰宅。
裸眼では 白く冠雪した浅間山・榛名赤城山塊・日光連山などが眺められ
心誘われたが、山行計画はいまだたたず。

(2017.2.22 渡良瀬遊水地を歩く)



 











セツブンソウ
 例年春3月に 秩父・堂上のセツブンソウ自生地を訪れ、
春の息吹を楽しむのが常であったが、一ヵ月早く都下の国営昭和記念公園で
咲き始めたとの便りを得て 十数年ぶりに訪れてみた。

DSC00870.jpg DSC00839.jpg ヒマラヤ杉とシジュウカラ?
                              (写真はクリックして拡大してください)


 北の一隅、わずかな生育地に楚々と咲いていたが あまり元気がなく 残念。

DSC00851.jpg セツブンソウ

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DSC00866.jpg フクジュソウ


 時折 風花が舞うなか、
広い園地とて 2時間余りの散策を愉しみ、日本海側の豪雪の兆しを耳に 帰宅。

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DSC00844.jpg DSC00841.jpg DSC00846.jpg



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(2017.2.10 国営昭和記念公園にて)









氷柱
 大晦日から4週連続で 週末は我が家に泊まり、妻と過ごしている孫娘Mei、
今朝、「つららでも見にいく?」と声をかけると 二つ返事で「行きたい」と言う。
 日曜日の道路事情を考えると 自然の氷瀑や氷柱は 日帰りでは難しいので
秩父の人工氷柱のひとつ 「芦ヶ久保の氷柱」を訪れた。

 冬枯れの小さな谷、その沢水を冬木立にかけ、氷の花を咲かせている。
週末はライトアップし、幻想的な情景を演出しているとのこと。

DSC00829.jpg DSC00824.jpg 芦ヶ久保 氷柱の谷
                               (写真はクリックして拡大してください)


 我々老夫婦の冬支度とは異なり 寒さをものともしないMeiは
薄手のヨットパーカーを腕まくりし、走り回っている。

DSC00818.jpg DSC00820.jpg DSC00832.jpg

 人工とはいえ あちこちに点在する樹氷や氷柱の造形が
光と影を多様に演出していた。

DSC00833.jpg DSC00834.jpg DSC00838.jpg



孫娘Meiが編集してPCに送ってくれた携帯写真

2017-01-22-PHOTO-00003120.jpg 2017-01-22-PHOTO-00003125.jpg 2017-01-22-PHOTO-00003126.jpg photo by Mei


(2017.1.22 孫娘を連れて)









湘南の小春
DSC00788.jpg 吾妻山からの白富士  (写真はクリックして拡大してください)

 北海道から東北、北陸、山陰と日本海側の豪雪が映像で流れるなか
暖かな湘南の海辺を走り、春の小景を求めて 相模湾に臨む二宮町の
吾妻山公園と真鶴半島を訪ねた。

 満開の菜花が白富士を彩り、相模湾は紺碧に輝いていた。

DSC00800.jpg 菜花と白富士
DSC00789.jpg 紺碧の相模湾



 「相模路の国陵の濱の真砂なす 児らは愛しく見はるるかも」 (万葉集 東歌)の碑が
立つ吾妻山(136m)公園、山側は 大山、塔ノ岳、檜洞丸の丹沢山塊から
道志の御正体山と  駒ヶ岳、神山、明神ヶ岳、金時山の箱根連山の間に
白富士が大きく聳え、海側は 房総半島、三浦半島、大島・利島、そして真鶴半島、
伊豆半島が広く展開していた。

DSC00809.jpg DSC00804_2017011719354859a.jpg 丹沢山塊(左)と箱根連山(右)

 水仙と菜の花が足元を彩り、見上げるエノキの大木には
ヤドリギがひとつ色を付けている。

DSC00798.jpg DSC00805.jpg DSC00786.jpg DSC00808.jpg

 標高わずか136mの吾妻山を1時間かけて散策、早春の雰囲気を味わい、
その後、小田原を通り抜け真鶴半島まで足を伸ばし、自然美と新鮮な魚を賞味して
帰宅。

DSC00811.jpg DSC00814.jpg DSC00815.jpg 長閑な真鶴港


(2017.1.17  ひとり小春を求めて)