俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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鳥海山
 日本海の海岸近く周辺に山が無く、出羽富士と呼称される
孤峰としての颯爽とした姿を見せる鳥海山(2236m)。
早朝の山頂から日本海に伸びる影鳥海と この山の固有種、チョウカイフスマや
チョウカイアザミを見たく訪れた。

P1020715_20110729131041.jpg P1020766.jpg P1020783_20110729131149.jpg
鉾立から望む       チョウカイフスマ      チョウカイアザミ  (写真はクリックして拡大して下さい)

 二年前の同季節に秋田県側の登山口、象潟口の鉾立を訪れたときは集中豪雨に見舞われ
登ることができず 月山へ向かったが、今回もまた気象予報が狂い、
影鳥海見たさの頂上小屋泊りの二日間とも ゲリラ豪雨に襲われ、雨中の歩きとなってしまった。

「山行クロニクル No.70」  鳥海山    単独
’11.7.26(火) 浦和=東北道・山形自動車道=酒田=鉾立駐車場(泊)
    7.27(水) 鉾立~賽の河原~御浜~七五三掛~千蛇ヶ谷~頂上小屋(泊)
    7.28(木) 小屋~新山往復~七五三掛~鉾立=浦和

 この山は多雪地帯によく見られる偽高山帯で針葉樹林帯が無く、
ナナカマドや笹原の尾根を登る。
雨とガスで展望はまったく効かず、処々に可憐な姿をみせる花々を愛でながら
うつむいて歩く。
どうも九州遠征以来、長駆の山行は雨にたたられている。


P1020719.jpg 賽の河原

 賽の河原を過ぎ御浜で一服。
扇子ヶ森から七五三掛(しめかけ)への遊歩道のようなアップダウンは一面の花畑。
昔の山人は 雪国の高地では雪色の花から咲きはじめる・・・という。
はや7月も終わりであるが、シラネニンジン、ハクサンイチゲ、シャクナゲ、カラマツソウ、
イワイチョウなど まだ白い花畑をつくっていた。

P1020722.jpg P1020721.jpg P1020730.jpg P1020735_20110729134239.jpg
イワイチョウ        キンコウカ          ハクサンシャジン

花畑
P1020727.jpg P1020729.jpg P1020731.jpg P1020784.jpg

P1020756.jpg P1020783_20110729134919.jpg
チョウカイアザミとその群落

P1020728_20110729135021.jpg P1020736_20110729135054.jpg P1020737.jpg P1020750.jpg
トウゲブキ         タカネアオヤギソウ    トウチクソウ        マルバシモツケ

 七五三掛からはいわゆる登山道となり 雪渓が雨とガスに包まれていた。
雪渓を登るつもりでアイゼンを持参するも、あちこちにクラックがあり夏道を踏む。

登山道 点描
P1020741.jpg

P1020744.jpg P1020745.jpg P1020747_20110729140044.jpg P1020749.jpg


P1020764_20110729140315.jpg P1020718.jpg P1020748.jpg P1020755.jpg
イワブクロ          ミヤマカラマツ       モミジカラマツ      ベニバナイチゴ


登山道 点描
P1020752.jpg P1020754.jpg P1020760.jpg P1020761_20110729141226.jpg

P1020758_20110729141356.jpg P1020762_20110729141430.jpg P1020786.jpg P1020781.jpg
イワベンケイ        イワギキョウ        ミヤマホツツジ       ハクサンイチゲ

P1020769.jpg P1020767.jpg
チョウカイフスマ

 往路はまったく眺望は効かなかったが、固有種の花を愛で ナキウサギならぬトウホクノウサギ(?)
の啼き声を耳にしたり、それなりに満足する。
「水要らずの山」といわれるほど登山道周辺の伏流水は豊富だが
頂上小屋は雨水頼み。


 翌朝も豪雨。新山へ手探りで往復。

P1020770.jpg 強風と豪雨に煙る新山

 横殴りの豪雨の中、ルート表示の白ペンキを目印に 両手を使い攀じ上がるも
雨煙で見失いがち。
昭和49年に150年振りに噴火、瓦礫の新山(2236m)を創りだした
その溶岩瓦礫の頂には山頂標識と小さな祠が設置されていた。
なんの視界も得られず。

 天候の回復は望めそうもなく、早々に下山にかかる。
途中、一瞬晴れ間が覗いただけで 二日間とも濡れ鼠の山行であったが、
初めての山は やはりそれなりに心ときめくものがあった。
もはや再びは踏むまい土と岩を踏みしめて歩く感慨に包まれた日々であった。

P1020777.jpg P1020778.jpg P1020779.jpg P1020780_20110729143744.jpg
一瞬視界が拓けた下山道

P1020787_20110729144016.jpg           (写真はクリックして拡大して下さい)





  





















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この記事に対するコメント

花がいっぱいですね。
雨の中でしたが、花は心を和ませて
くれたことと思います。
天気が良ければ素敵なんでしょうね。

雨がたくさん降っていると初めての
道はちょっと怖い気がします。

温泉には入らなかったのですか?
【2011/07/29 18:12】 URL | ブル #- [ 編集]

おばんです(^^♪
お出で下さり ありがとうございます。
2日ともお天気悪くて残念でしたね!
しかも、強風 豪雨の新山山頂とは・・・、
お花畑は楽しんで頂けたようで、嬉しく思います。

3度目の正直を目指して、再訪を期待してます。
その時は 山の神に℡いれておきます。(笑
では(^o^)/
【2011/07/29 18:22】 URL | masamsa #VMSHmFFI [ 編集]

ありがとうございます、ブルさん
 長躯遠征しての雨行ですと なんとなく気が滅入りがちですが、
初めて歩く峰はやはり興味津々でした。
この山は三度目のチャレンジでしたので、いつもと異なり直前の
気象条件を確かめ、満を持しての登山口入り
しかも車中泊というスタイルだったのですが・・・。

 秋田の温泉は何処も昔から大好きで 本当は小安峡か秋の宮の
温泉へとも考えましたが、今回は節約、節約。
雨中行は皆、遠征組。
帰途は4組・40人ものツアーグループとすれ違うほどの人気の山でした。
【2011/07/29 19:36】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

こんばんは
 masamsa & yuri さんの10日後に初めてこの峰を歩きました。
帰宅して貴レポの青空のもとの花畑を拝見し、我が身の行いを反省せざるを
得ない雰囲気になりました。
masamsaさんが東北の青空をすべて使い切ってしまわれたようです。

 あらためて秋田駒、焼石は計画しようと思いますが、
その時は事前に「山の神」に一声かけてくださるようお願いいたします。
コメントをありがとうございました。

 
【2011/07/29 19:44】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


荒天の鳥海山、眺望は残念でした。数々の高山植物に感激しました。カメラマンが素晴らしく可憐な花に惹きつけられました。いつまでも、お元気でーーー
【2011/07/30 12:32】 URL | ito yoshiaki #- [ 編集]


鳥海山。。
そうですか、荒天とは残念でしたね。
確かに遠くから来たミニは、何としても登らねばって事なんでしょうけれど、
とにかくご無事で何よりです。

東北地方で過ごした学生時代に、麓の鶴岡出身の友人と登った思い出があります。
とても良いお天気で、のびやかな東北の火山特有の山形を楽しみました。
御浜小屋に泊まりましたが、日本海に浮かぶ粟島が、夕日の中に浮かび上がって、大変きれいだったのを覚えています。

ぜひ、次もチャレンジなさって、よいお天気の山を楽しんでいただければとお祈りしています。
【2011/07/30 15:38】 URL | devilman #- [ 編集]

itoさん こんにちは
 若い頃、木曽御嶽に濁河からご一緒しましたね。
もはやかってのような歩きはできませんが、
いまだ独りで峰々を楽しんでいます。

 今回は眺望が望めませんでしたので
ふだんあまりアップしない花々を中心に掲載してみました。
コメントをありがとうございました。
【2011/07/30 16:11】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

こんにちは devilmanさん
 強行の穂高からお帰りなさい。
涸沢小屋のソフトクリーム、息子さんでしたか。

 ここ2~3年、東北とりわけ秋田の山行は天候に恵まれず残念です。
この歳になりますと どうしても登らねばということはありませんが、
もうこの先、この峰を訪れることはないかも・・・と考えると、
何となく背中を押され歩きだしました。とまれ、我儘の効く独り歩きですから。
 コメントをありがとうございました。

【2011/07/30 16:21】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

こんばんは~
おかえりなさい!!
鳥海山はお花が沢山で素敵な山ですね。
お天気があまりよくなかったご様子で、少し残念でしたね。
その分、足元の露を纏ったお花に目がいき、その瑞々しさにはっとしたりしますよね。
美しいお花たちを楽しませていただきありがとうございました。

2008年8月にいきましたが、ちょっとアクシデントがあり千蛇谷の取り付きで引き返しました。
そのときも、お花が沢山咲いていて、姿の美しい鳥海山にすっかり魅せられました。


【2011/07/30 20:17】 URL | popo #- [ 編集]

popoさん こんばんは
 いつもコメントをありがとうございます。
popoさんご夫妻の鳥海山レポ、ハシゴでのアクシデントを
想い出しました。 でも大事に至らずよかったですね。

 このところ遠征すると雨、雨、雨で いささか滅入っています。
気象条件さえよければ外輪山を巡って下山する予定でしたが・・・。
美しい山容を十分楽しめずちょっと残念ではありましたが、
あの重たげで黒に近い紫の光沢をもつチョウカイアザミは
一見の価値がありました。
【2011/07/30 22:03】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


天気が悪くても山は良い! コルセットをはめて畳の上でゴロゴロしながら山歩きさせてもらった気分です。有り難うございます。
【2011/08/01 00:16】 URL | 島じじ #- [ 編集]

島じじさん はじめまして
 遥かな昔、朝日新聞に連載されたルポ「美女とネズミと神々の島(秋吉 茂著)」で
トカラ列島に興味を惹かれましたが、先年の皆既日食の折も宿がとれず、
いまだ訪れたことは無く、貴ブログを楽しみに時々拝見させていただき時を経て
おります。

 拙い山行記にコメントをありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【2011/08/01 09:30】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

東北の山行
お疲れさまでした。
今回も雨に降られたようで残念でしたね。
写真で雨に煙る中の北の山を垣間見ることが出来ました。
雪渓といい山並みといい、九州の山とはまた違う印象!
まだまだ未知の世界がたくさんあることを知りますe-446
たくさんの花々に出逢えて良かったですねe-420

俄歩人さまと歩くはずだった三俣山に、先日端っこだけでしたが行ってきました。
ご一緒してたら、下りでモタモタと醜態をお見せしたかもしれません(笑)e-452
【2011/08/02 15:04】 URL | つる姫 #- [ 編集]

つる姫さん こんばんは
 そうですか、三俣山、登りましたか!
いかにも久重の峰といった感じの山容でしたね。
「シャクナゲ谷の三俣山、花を散らして藪分けて、湯沢に下る~」
と、謳われていますね。

 北もまた雨の遠征行でした。
それでも見るべき花が見られたこと、そして、鈍牛ながらも
まだ歩くことの喜びを感じられたことに満足しました。
 コメントをありがとうございました。
【2011/08/02 20:21】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


 こんばんは!
雨の中での鳥海山、お疲れさまでした。
天候は残念ながら、たくさんのお花に出会われましたね。
一昨年の東北行きを思い出しながら、楽しませて戴きました。
でもやはりいい天気の中で山歩きがしたいですね。

次回はどの辺りでしょうか? お天気の神様に巡り合えますように・・・
【2011/08/02 21:21】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]

遭いたいですね、お天気の神に・・・
 こんばんは キレンゲショウマさん
コメントをありがとうございます。

 500キロ走って車中泊、その結果が雨とは・・・。
でも樹林帯のない偽高山帯の尾根、
陽射しがあったら暑くて大変だったことでしょう。

 初秋の風が渡る頃、小屋泊りで縦走か
温泉泊りで峠越えでも と考えています。
【2011/08/02 23:21】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

今晩は、はじめまして。
初めて見る山や花の写真。読んでいるだけで景色が目に浮かぶ山行紀。
いつも楽しませていただいています。

雨も歩いている最中は気が滅入ってくることもありますが、悪天も山の一つの姿、晴れの日とは違った発見があって楽しいですよね。
【2011/08/03 22:35】 URL | T.M #- [ 編集]

こんばんは T.Mさん
 確かに どんな山でも またどのような天候でも それなりの
楽しみ方がありますね。
コメントをありがとうございました。

 将来、自然を愛する心を育んでもらいたいと願っている孫娘を
ターゲットとして5年ほど前から綴り始めたブログです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

P.S 私はまだ鈴鹿山塊は歩いたことがありませんが、
    貴ブログ「鈴鹿逍遊」を楽しませていただきます。
【2011/08/04 00:00】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

夏は東北
 今晩は
 今年の夏、7月上旬は暑い日が続き、下旬は天候不順でしたね
 原発の影響もあって東北への観光客が心配されていましたが
 混雑具合はいかがでしたか?

  天気が良いに超したことはありませんが、天気が悪くても
 7月下旬東北の山の花のは素晴らしいですね
【2011/08/06 18:18】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

さすがに寂しかった東北
 こんばんは noyamaさん
天候不順のこともあるでしょうが、日本海側でもいまひとつ活気のない東北、
それでも8月に入れば恒例の夏祭り一色で賑わうことと思います。

 北アルプスとは一味異なる東北の花々、今年も満喫出来たことが幸いです。
貴ブログによれば、これから夏の旅行とのこと、
楽しい日々であらんことを願っております。
 コメントをありがとうございました。
【2011/08/06 20:53】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


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