俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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入笠山
P1020353_20110427123934.jpg P1020364.jpg
開道記念碑         山頂            (写真はクリックして拡大して下さい)

 南アルプスの北側の前衛、入笠山(1955m)を歩いた。
その麓、甲斐駒ケ岳と南八ヶ岳に挟まれた戦前からの避暑地・富士見高原、
昔、ここに結核療養所があった。
 昭和30年代の初めの夏、キスゲの花咲く季節に 療養中の叔母を見舞ったのが
この富士見高原を訪れた最初であった。

 この療養所からは編笠山、権現岳の南八つと中央線を越え対峙する南に入笠山~釜無山の
やわらかな山塊、そしてその奥に鋸岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山の急峻な稜線が美しかったことを
覚えている。


「山行クロニクル No.67」 入笠山     単独
’11.4.26(火) 浦和=関越・圏央・中央道諏訪南IC=国道20号富士見峠
            =沢入・大阿原湿原経由マナスル山荘前駐車場~入笠山往復

P1020351.jpg 灰色の八ヶ岳

 早朝の都心部は晴れていたのに西風の方が疾かった。
富士見高原に着く頃には曇天、いまにも雪が降りそうな黒灰色に覆われ
雪解の湿原や山頂から眺める残雪の峰々の雄大な構図の楽しみは望めなくなってしまった。

 沢入か大阿原湿原に車を置きのんびり歩くつもりが、結局、失意のうちに
山頂直下まで車で走り上がることに・・・。

 
 マナスル山荘前駐車場、風花が舞い始める 気温3度。
熱いコーヒーを飲み防寒着を身につけ、風雪ともに強まるなか山道に分け入る。

登山道 点描
P1020355_20110427131025.jpg P1020356.jpg P1020370.jpg
凍てついた登山道                風雪を耐え抜いたサルオガセ

 ツガの緑の他には色の乏しい世界、雪を割る笹とダケカンバの白木がわずかに
アクセントを付けている。
カラマツに寄生するサルオガセもまだ勢いが無い。

 誰もおらず、指呼の間の八ヶ岳や甲斐駒、遠くの南や北アルプスも秩父の連山も
見えない山頂。全方位灰色に閉ざされ 水気の多い横殴りの雪を浴びながら
しばし佇む。

P1020360.jpg P1020363.jpg P1020366.jpg P1020368_20110427132327.jpg
山頂                             雪が舞う           虚しい方位盤

 頭上にオオカメノキやズミ、足元にスズランなど 白い花の咲く頃に再び訪れ
山頂からの雄大で変化に富んだ景色を孫娘に見せたい と想いながら下山。

P1020369_20110427132940.jpg 一瞬の薄日が差す
                                (写真はクリックして拡大して下さい)







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この記事に対するコメント

こんばんは。
入笠山は冬でしたね。
晴れれば春を満喫できるところですが、
曇るとまだまだ寒いです。

天気のよい日にお孫さんと登るのには
最適な山ですね。
【2011/04/28 00:36】 URL | ブル #- [ 編集]

ブルさん こんにちは
 里はもう晩春の装いなのに 2000m級の山頂は
深い雪はないもののまだまだ冬枯れの様相でした。

 湿原の枯野を持ち上げる山野草の芽吹きも少なく、
墨色のとばりの中に沈み、
まだ新芽の出ないセピア色のカラマツ林が続いていました。
 コメントをありがとうございました。

【2011/04/28 09:17】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


 こんばんは!
お花を追っかけて「春だ春だ・・・」と言っていましたら、ぐっと冬景色に
引き戻されました。と同時にこの季節の良さを思い出しました。
ついこの間の事なのに・・・・・

いい季節になってMeiちゃんとご一緒に歩かれるのが楽しみですね!
その時のブログをを楽しみに待っています。
【2011/04/30 01:46】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]


お久しぶりです。
寒そうな光景、最後の写真で、ほっとした雰囲気が伝わります。
東北にいた学生時代、五月の連休がこんな感じでした。
思い出します。
山の春が待ち遠しいですね。
【2011/04/30 09:58】 URL | devilman #- [ 編集]


キレンゲショウマさん こんにちは
 あちらこちらの山野草、楽しませていただきありがとうございました。
難しいスミレ達、よくご存じですね。

 コポコポと流れる雪解の季節、山の表情は日一日と
変わっていくようです。
小学生になると連れ歩くのも難しくなりました。
 コメントをありがとうございました。



 
【2011/04/30 10:31】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


devilmanさん こんにちは
 昔を尋ねて訪れたのですが、想ったより春は浅かったようです。
雪に徹するか、緑に和むか・・・、惑う昨今です。
 コメントをありがとうございました。
【2011/04/30 10:36】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

こんにちは
まさに冬の景色ですね。
こちらも先日は平地は夏日を記録しましたが、山でまさかの雪!
早熟のミヤマキリシマがひとつふたつないかな?と
ひとり秘かに期待していましたが、まだまだ凍り付いていましたe-443

【2011/05/01 10:18】 URL | つる姫 #- [ 編集]

こんにちは つる姫さん
 いつもご訪問、ありがとうございます。
前衛の小峰とはいえ南アルプス、まだまだ冬枯れのカラマツ林に
雪が舞う風情でした。

 かって、この入笠山の麓・長野県富士見高原は
群馬県の軽井沢と並び称される戦前からの 東京の避暑地
でした。
【2011/05/01 11:59】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


初めてコメントさせていただきます

夏に一度入笠山に行ったことがあります夏とはずいぶん違いますね
スズランが群生しているところだったと記憶しています
私は冬山は無理ですがもう一度夏にいってみたくなりました
昔のいい思い出が浮かんできましたありがとうございました。
また訪問させてください。
【2011/05/12 16:36】 URL | 青い青い空 #bJeXb1Fk [ 編集]

こんばんは 青い青い空さん
 貴ブログの山野草の素敵なカット、私も楽しませていただき
ありがとうございます。
久し振りの入笠山、昔からスズランの群生で知られているようですね。
この「天国への階段(ドイツ)」、「聖母の涙の花(イギリス)」、いま、
我が家では静かに咲いています。
日本のは13の花を付けるといわれているようですが、
そんなに花をつけたのはまだ見たことがありません。

 残雪の甲斐駒ケ岳や南八ヶ岳を眺めに訪れたのに
無情な空で残念な想いをいたしました。
 コメントをありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


 
 
【2011/05/12 20:20】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

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【2011/05/23 10:46】 | # [ 編集]

Re: ミヤマキリシマ情報
九ちゃんさん、ミヤマキリシマ情報をありがとうございました。
その九重の連山を訪れておりましたので御礼が遅くなり、すみませんでした。
昨夜、長躯1300キロを走りかえってきました。

 大船のミヤマキリシマ、まだ蕾とはいえ あの切開けを歩きながら
満開の折はさぞや・・・と思いながら
横殴りの雨の中、「坊がつる讃歌」を口ずさみ下山しました。

【2011/05/29 09:21】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2011/05/29 19:30】 | # [ 編集]


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