俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



菰釣山
 神奈川県の丹沢山塊の西のはずれ、山梨県との県境に甲相国境尾根と
呼ばれる山塊が連なっている。
昔の清流、道志川に沿った静かな国道413号線(道志みち)を
山中湖に向かって走る南側の河畔には幾多のキャンプ場が点在している。

 道志川の北、山梨県側に連なる道志山塊の盟主 御正体山(1681m)
と対峙して、神奈川県側に 菰釣山(こもつるしやま 1379m)がある。
早春の静かな山を求め、この菰釣山を歩いた。

P1000817.jpg 菰釣山 遠景         (写真はクリックして拡大してください)

「山行クロニクル No.52」 菰釣山 (こもつるしやま)  単独
’10.4.6(火) 浦和=中央道相模湖IC=道志みち=道志の森キャンプ場
           ~西沢登山口~ブナ沢乗越(甲相国境尾根)~菰釣山
           ~キャンプ場=浦和

 満開の桜と清流を眺めながらのんびりと走れる朝の道志みちは
山へ向かう気分を少しずつ昂揚させてくれる。
道の駅「どうし」で支流 三ヶ瀬川に沿って山裾に分け入り、西沢林道入口の
道志の森キャンプ場に車を止める 9時。
 他には多摩Noが1台駐車、私と同年代の男女6人組が先行していった。

P1000772.jpg 三ヶ瀬川 道志の森キャンプ場

 この三ヶ瀬川の西沢、その川岸にフサザクラやキブシ 山側にスギやヒノキが
植林された林道を1時間ほど歩き、ブナ沢の登山口へ。
沢の橋が流されたためか 木材を積んだ軽トラックが駐車していた。

 そのため 沢沿いではなくちょっとした高巻きを強いられ登山道に分け入る。
人工林から自然林に入ると笹原とリョウブ ミズナラ、ブナなど
樹間の明るさが際立つ。

P1000775.jpg P1000776.jpg P1000778.jpg P1000811.jpg
登山道 点描

P1000779.jpg P1000780.jpg

 ブナ沢の徒渉を三度繰り返し、涸れ沢の急登にかかる。
高みに尾根の稜線を望みながら汗をかく。
御正体山のうすい影を背に感じながら ササを分け、ブナ沢乗越
(甲相国境尾根)に達したのは 歩きだしてから約2時間後であった。

P1000803.jpg P1000783.jpg P1000801.jpg P1000800.jpg
霞む御正体山       乗越             城ヶ尾山方面        県界尾根

 ブナ林に霧の流れる尾根を辿り、菰釣避難小屋前で一服。
小奇麗な小屋の中には先行6人組のザックが置いてあった。
さらに林床の笹を分け山頂へ。
立派なコシカケや小鹿の死骸に驚きながら、山頂直下で先行6人組と
すれ違い 挨拶を交わす。 今日この山は私を含めて7人のみのようだ。

P1000791.jpg P1000785.jpg
サルのコシカケ      斃れた小鹿

 霧が流れ ブナの大木が墨絵のように視界を覆う。
対峙する指呼の間の御正体山も見えない。
狭い山頂は 時折 シジュウカラの囀りが聞こえるだけ。
樅の木沢の頭を経て三国山へと続く尾根道を眺め、静謐に満ちた
ひとときを味わう。

P1000795_20100407133911.jpg P1000793.jpg P1000794.jpg P1000796.jpg
菰釣山 山頂

P1000798.jpg


 鐘釣ではなく珍しい菰釣という山名、諸説あるようだが いずれも
山頂に菰をつるして生活したり、戦の合図に菰を用いたということからのようだ。

 この先も天候の回復は望めず 12時過ぎ、同じルートで下山にかかる。
少し霧の晴れた涸れ沢で 先週 孫娘からプレゼントされたオーデュポンの
バードコールを鳴らし、小鳥たちと会話。
一緒に歩くようになったら・・・と 夢を膨らませる。

 ブナ沢の橋は既に新しく架けられ靴を濡らさずに済んだ。

P1000806.jpg P1000808.jpg

 この菰釣山は 御正体山と同様、積雪の季節が良さそうな山であった。

P1000820.jpg バードコール             (写真はクリックして拡大してください)

関連記事

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ


この記事に対するコメント

 菰釣山、静かな山歩きを楽しまれたのですね。
ここも御正体も友人と途中まで登り、まだ登り切っていません。
破魔射場丸も何故か縁が無く、誘われても用事が入って未踏です。
お花もいいようですが・・・・・
比較的近いので、今年は登ってみたいですねえ~。
愛鷹の峰の色々なコースも歩きたいし・・・行きたい所ばかりで
なかなか大変です!
【2010/04/07 23:12】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]

こんにちは
 キレンゲショウマさんのレポにも春の山野草が
増えてきましたね。
ブナの他にも樹種は豊富でしたが、林床がスズタケに覆われた
甲相尾根や御正体山は雪が似合うような気がしました。

 まだしばらくは低山を逍遥、源泉と春の息吹を
味わいたいと思っています。
 メッセージをありがとうございました。
【2010/04/08 09:56】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

雪の菰釣山
今晩は
 今回も渋い山ですね。2007年12月の雪の降る日に登りました。幸い山頂に着いたら晴れてきて富士山が素敵でした。おっしゃるとおり、雪の季節に映える山だと思いました。
http://blogs.dion.ne.jp/noyama/archives/6612976.html
【2010/04/09 21:29】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

こんばんは
 そういえばnoyamaさんは毎年、年末の山行は 雪山から
富士山を眺めるのが恒例でしたね。

 コメント、ありがとうございました。
生憎近くの御正体山すら見えない日でしたが、
この山から見る富士山も立派でしょうね。

 すっかり体力の落ちた昨今、この季節は
低山を徘徊しています。
【2010/04/09 22:25】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://yoshiyama.blog115.fc2.com/tb.php/64-2a309b93
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)