俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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高原山 (鶏頂山)
 この栃木県、塩原温泉郷近くの高原山は 那須連山と日光連山の間に位置する小山塊で、
主峰 釈迦ヶ岳(1795m)をはじめとする鶏頂山、西平岳、剣ヶ峰などを含む山塊の総称である。

P1000398.jpg
鬼怒川温泉付近から 鶏頂山(左)と釈迦ヶ岳(右)           (写真はクリックして拡大してください)

 この小山塊のうち 霊山として地元の信仰の篤い、宗教色の強い鶏頂山を目指した。
時間があれば釈迦ヶ岳へも回峰するつもりで 浦和を7時前出発。
昨日の雨もあがり、晴天。

「山行クロニクル No.48」 高原山 (鶏頂山)     単独
’09.12.1(火) 浦和=東北道・日光宇都宮道路 今市IC=会津西街道=日塩もみじライン
            =鶏頂山登拝口~枯木沼湿原~弁天沼~釈迦ヶ岳・鶏頂山分岐~鶏頂山 山頂
            ~弁天沼~枯木沼~登拝口=浦和

 しばらく家族旅行や友人達との旅行が続いていたので3週間振りの山行である。
日光今市から会津西街道に入り 鬼怒川温泉を経て塩原温泉へ抜ける山岳道路・日塩もみじラインへ。
地元 藤原郷の信徒によって建立された大きな一の鳥居のある鶏頂山登拝口に車を止める。
既に標高は1200m、9時半。

P1000428.jpg 鶏頂山登拝口 一の鳥居

 大鳥居をくぐり舗装道をしばらく辿ると、廃屋のある無人の大駐車場。そこからスキー場の林間コースの
ようなカラマツの植林帯の中 霜枯れた斜面を登り始める。
 この鶏頂山、約1700年前に開山された霊山で、別名を金鶏山と言い、その昔、金の鶏に導かれ開山に
至ったと記されている。

P1000423.jpg カラマツ林

 ヒノキが混じるカラマツ林を抜け 小さな木の鳥居をくぐると、小さく拓けた枯木沼湿原に出る。
所どころ腐って踏み抜かれた木道を霜を踏んで歩く。
冬枯れの湿原に貴婦人のようなダケカンバの白木が朝陽に光る。

P1000400.jpg P1000425.jpg P1000426.jpg
枯木沼湿原

 再び カラマツの落ち葉が何層にも積み重なったふかふかの道を辿り、また木の鳥居をくぐり抜けると
弁天沼。
凍てついた沼のほとりには 祠や石碑、釣鐘などなど・・・。いかにも信仰の山の風情だ。

P1000402.jpg P1000403.jpg
弁天沼

 釈迦ヶ岳へ直登する道を分けて、ここから鶏頂山の神域とされる鳥居をくぐると自然林の登山道となった。
すでに落葉したミズナラ、ヤシオツツジ、ダケカンバ、カエデなど、その下部には笹が一杯。
深呼吸を繰り返し 初冬の息吹を身に纏う。

 東京では雨だった昨日、ここでは雪だったようで 薄く積もった雪道には先行者の踏み跡もなく、
今日、この道に最初の踏み跡を残す。
尾根に出て、釈迦ヶ岳と鶏頂山の分岐 深く切れ落ちた爆裂火口の縁で一服。

P1000410.jpg 薄雪の登山道

P1000407.jpg P1000409.jpg
立ちはだかる釈迦ヶ岳  冠雪の南会津の峰々

 最後の急登をこなすと またまた鳥居をくぐり、猿田彦を祭神とする立派な奥宮が鎮座する山頂
(1765m)に着く。11時40分。
眼前に高原山の主稜で一等三角点を持つ釈迦ヶ岳、北東に那須連山、北側には冠雪の南会津の峰々が
望まれた。南西の日光連山は雪雲の中。

P1000413.jpg P1000415.jpg
鶏頂山 山頂        奥宮

P1000411.jpg P1000414.jpg P1000421.jpg
釈迦ヶ岳          冠雪の南会津の峰々   遠くに那須連山 

 昼食を摂っていると 30代とおもわれる男性が登ってきた。地元 那須大田原の方で、最近登山を
始めたとか。
しばし歓談の後、はや雪雲が西から湧いてきたので12時過ぎ 下山にかかる。
隣峰 釈迦ヶ岳は既に雲に覆われていたので諦め、そのまま往路を下山。2時には一の鳥居へ戻った。

P1000424.jpg 雪雲が近づく

 麓の塩原温泉の新湯や元湯へは よく家族とともに訪れたが、いままでこの地域の山に
登ったことはなかった。
宗教色の強い鶏頂山から一等三角点の釈迦ヶ岳、そして剣ヶ峰を経て塩原自然研究路に至る回峰は
木の芽どきや秋の紅葉時には 誰しもが満足する山塊だと思われた。
静謐に満ちた山行だった。


P1000431.jpg 日塩もみじラインの白滝             (写真はクリックして拡大してください)






  


  








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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ


この記事に対するコメント
暖冬?
 今晩は
 今年は暖冬の様で 職場から見える谷川岳も
 白くなったり黒くなったりしています
 そういえば鶏頂山は未だ登っていませんが
 栃木県では数少ないスキー場があったような気がします
 写真では未だ雪はほとんど無い様ですが
 稼ぎ時に雪が無いスキー場は大変だと
 他人ごとながら心配です
【2009/12/03 20:46】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]


こんばんは。
鶏頂山は昔スキーで行きましたが、
立派な山だったんですね。

今でもスキー場はあるんですかね。
メープルヒルはなくなってしまったので、
鶏頂山スキー場もないのでは・・・

機会があれば登ってみたいです。
【2009/12/03 22:25】 URL | ブル #mQop/nM. [ 編集]


俄歩人さん
こんにちは

ここら辺は15年くらい前に埼玉に住んでる頃よく釣りで行きました
山には関係ないコメントですみません
川治温泉の共同浴場ってまだあるんでしょうかね?
冬になるとぬるくてずーっと入ってた記憶があります
釈迦ヶ岳に差す渓流って結構あるんですよね。。。

東古屋湖にテント張って西荒川沢とか。。。
すみませんとりとめのないコメントでした

そろそろ雪山ですね
お気をつけて楽しんでくださいませ
【2009/12/04 00:04】 URL | JAN #JalddpaA [ 編集]

noyamaさん こんにちは
 主稜 釈迦ヶ岳へは周りませんでしたが、静かな信仰の山歩きが楽しめました。
この鶏頂山、昔は三つのスキー場で賑わったようです。
現在は 塩原温泉寄りの二つが細々と営業、このあたりの雪は年末からでしょう。

 この小山塊は沼田方面からですと丸沼か檜枝岐経由となり ちょっと不便ですね。
途中によい峰々が多いですから。
 そろそろ忘年会ラッシュ、ご自愛くださいますよう。
【2009/12/04 10:42】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

ブルさん こんにちは
 この鶏頂山、往路だけでくぐった鳥居の数は五つ、登路脇の石碑は数知れずという
まさしく信仰の山で、第70回火祭り記念という碑もありました。
新緑(ヤシオツツジ)や紅葉の頃の連山縦走がお薦めと思われます。

 鶏頂山(エーデルワイス)とハンターマウンテンの二つのスキー場は営業準備を
していました。
 初冬の丹沢山は楽しそうでしたね。私は竜ヶ馬場の笹原の雰囲気が好きです。
メッセージ、ありがとうございました。

【2009/12/04 10:51】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

JANさん こんにちは
 この小山塊は埼玉からは近いですよね。
東古屋湖といわれ 地図を再度眺めたら、尚仁沢湧水あたりから
この沢をつめると 釈迦ヶ岳と剣ヶ峰の中間の尾根に取り付けそうですね。
ヤシオツツジと笹の藪漕ぎでしょう。

 鶏頂山・御岳山・釈迦ヶ岳に囲まれた爆裂火口に差す野沢からの直登は
上から眺めた限りちょっと難しそうでした。

 忘年会シーズンですね ご自愛くださいますよう。
【2009/12/04 11:01】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


 こんばんは!
ゆったりと山を楽しまれて来られたのですね。
なかなか出掛ける機会のない山ですが、我歩人さんを通じて
楽しませて戴きました。

富士山も雪の白さが際立って来ました。たくさん着込んで山裾を
歩きましたら暑く感じるほどの天候でした。
【2009/12/05 00:26】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]

キレンゲショウマさん こんにちは
 相変わらずののんびり山行、私の時間はゆっくり流れています。
天候と師走の風次第ですが、次は 大菩薩嶺の北端でも歩こうと・・・。

 ますます富士山が美しい季節ですね。
白い峰々を眺めると 一際 郷愁を感じるようになりました。
 メッセージ、ありがとうございました。
【2009/12/05 10:02】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


はじめまして。
何度か私の方に見にきていただいてありがとうございます。
関西人の私には、関東以北の山々に行くのはなかなか難しいかもしれませんが、俄歩人さんのステキな写真を見ると行ってみたくなります!
また、いろいろ勉強させてもらいますね。
【2009/12/09 20:25】 URL | wan #- [ 編集]

wanさん こんばんは
 クリアな写真、いつも感心して拝見しています。
関西の峰は 京都在住時代を懐かしく想い出します。

 甲斐駒の黒戸尾根を歩かれる健脚のレポ、
これからも楽しみに待っております。
 メッセージをありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。
【2009/12/09 21:44】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


鶏鳥山なつかしく拝見しました。何度もみています。やしおつつじの咲く頃がいいですね。近場にこんな良い山がありいいですね。年をとり、高い山より、人間くささのにおいのする里山が好みになりました。山から登り降りのとき、柿の実がなり、干し柿の下がっている風景、かやぶき屋根の風景がとくにすきになりました。昔は日曜日しか休みがなく、朝、早く出て、岩槻から高速にのりました。↑川治温泉もなつかしいです。おおきなダムの横を通って行ったような気がします。
【2009/12/14 09:06】 URL | ふくちゃん #- [ 編集]

ふくちゃん さん、こんにちは
 懐かしく昔を想い出されたようですね。
私は この小山塊は初めてでしたが、雪の訪れる直前で、静かな山歩きでした。

 軒先につるした干し柿が 赤く陽に映える風景は 郷愁を感じますね。
過日、乾徳山の帰途、山里で渋柿を3Kgほど買って帰り 
孫のために干し柿を作りました。
 出来上がるまでの3週間、我が家へ遊びに来るたびに つつきに来る小鳥を
眺め嬉しそうな顔をしていました。

 メッセージをありがとうございました。

【2009/12/14 10:53】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


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