俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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浅草岳
 気象予報は連日雨 雨。 しかも台風(18号)が近づいているとのことで、私の鈍足では 素泊まりの
頂上小屋泊りが必要な越後駒ケ岳から日帰りできる浅草岳(1585m)へ変更、
前泊している栃尾又温泉を早立ちして六十里越~会津柳津に至る街道を 大白川本村から、最近
整備されたネズモチ平登山口へ向かった。

「山行クロニクル No.43」 浅草岳       単独
’09.10.6(火) 栃尾又温泉=小出・会津街道=ネズモチ平駐車場~白崩沢~前岳~浅草岳頂上
            ~前岳~嘉平与ポッチ~桜曽根~登山口=栃尾又温泉(泊)

                                     (写真はクリックして拡大してください)
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浅草岳            山頂

 朝 7時 小雨の中、浅草岳山麓登山口ネズモチ平駐車場着。
50~60台は駐車できると思われるトイレ付きの広場には 1台の車も無し。
「最近出没している熊に注意」の朱書きを気にしながら登山届に記入。

 ここからは浅草岳の頂上は望めないが 手前の前岳への稜線と連なる嘉平与ポッチが覗まれた。

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前岳と嘉平与ポッチ    白崩沢

 7時半、雨上がりの曇天のもと、白崩沢沿いに前岳を直登する雨水の流れる登山道を歩きはじめる。
ブナの自然林が美しい。
往路は前岳直登、帰路は前岳から嘉平与ポッチを越えて桜曽根を降り サクラソネ登山口に降りる周回
とした。

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地図(下山時に写す)

 ブナ林を抜け岩稜を喘ぐ頃から 時折 獣の臭いが強くなり、高音のホイッスルを吹き鳴らす。

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登山道の紅葉 点描

 約2時間ちょっとで浅草岳を指呼の間に見る前岳(1568m)に辿りつく。鬼ヶ面からの縦走路および
桜ゾネからの分岐点である。
 前岳から浅草岳への稜線は 草もみじにドウダンツツジやミネカエデの刺繍が鮮やかだ。
確実に秋は訪れている。
ここは夏には美しい花畑だったことだろう。

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浅草岳への稜線                      草もみじ

 10時30分、一等三角点を持つ頂上着。 誰もいない。
360度の眺望が開けるも遠方は雲に覆われ判然としない。それでも尾瀬方面、燧ケ岳や至仏山、
ここから尾根通しに連なる北岳、鬼ヶ面山の奥に越後駒ケ岳や八海山、またその奥に一昨日歩いた
武尊山が・・・。
反対越後側、守門岳は雲の中。

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頂上の一等三角点    前岳を振り返る      うっすらと尾瀬 燧ケ岳  見下ろす田子倉湖

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縦走路 北岳方面

 幸いにも雨は落ちてこないが 稜線を風に吹き上げられた雲が這い上ってくる。実に美しい。
繚乱する雲の動きに胸が躍る。

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稜線に踊る雲

 夏山の花々に彩られたひかり輝く世界と異なり ただただ透明な静けさが漂う秋山。
1時間後、名残惜しい独り占めの山頂を後に 再び前岳へ・・・。
この分岐から帰路は嘉平与ポッチを越え、桜曽根を辿る。

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嘉平与ポッチ        ポッチから前岳を振り返る     北岳への稜線

 2時間ほど坦々と降り 登山口近く 皇太子殿下登山記念に設置された浅草の鐘を鳴らし、
サクラゾネ登山口に降り立った。

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浅草の鐘

ここからネズモチ平登山口へは30分ほどの林道歩き。
途中、増水し林道に溢れる沢水の中にサンショウウオの赤ちゃんを見つけ、しばし楽しむ。

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サンショウウオの赤ちゃん

 駐車場 2時過ぎ帰着。私の車以外やはり1台もなし。
今日一日 登山者には一人も遭わず、浅草岳は独り占めだった。
覚悟していた雨にも降られず まったく静かな初秋の山を楽しめた。

 今年は丹沢山、富良野岳、月山、(武尊山)、そして浅草岳と 一等三角点を持つ展望の山が
多かったな と振り返る。

再び 栃尾又温泉へ・・・。
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魚沼 点描

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栃尾又温泉 自在館の湯
        (低温のラジウム温泉 掛け流し)


 早春と晩秋、歩く山の色は残雪と紅葉と大きく異なるが、この両季節、胸中に湧いてくる感慨は
やはり放浪願望だろうか。
もはや重荷は持てず、小屋泊りか一旦降り温泉泊りで道を繋ぐ歩き方しか出来ないのだけれども・・・。
上州・越後・会津の交錯するこの奥利根から奥只見周辺は、僅かながらも昔の面影を残していると
想う。

 この先、台風に遮られた計画を歩く機会をまた持ちたい と願っている。
                                        (写真はクリックして拡大してください)















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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ


この記事に対するコメント
紅葉盛り
 今晩は
 山歩き 本格的に再開されたようですね
 浅草・守門岳の登山口 大白川の民宿は良いですよ
 毎年 春か秋 山菜やキノコを食べに行っています
 今年も春山菜を食べに行きましたが
 今月末に天然キノコ食べに行く予定です
【2009/10/09 19:49】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

noyamaさん、こんばんは
 ご心配いただいた腰痛は何とか治まり、秋の山を楽しんでおります。
確かに この地域一帯は山菜とキノコの宝庫ですね。

 キノコの知識に乏しい私としては 山で見つけても有毒か無毒かの区別がつかず
専ら宿で供されるものを賞味しています。
 
 コメント、ありがとうございました。
【2009/10/09 23:13】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


          こんにちは!
 いつもながら我歩人さんらしいゆったりとした素敵な山歩きを楽しまれていますね。
腰痛も落ち着き、このいい季節に山歩きが出来るのは嬉しいことですね。

 この辺りもまだ歩いた事がありません。この近くでヒメサユリ?がいいと聞いていますので
その内に訪ねたいなあ・・・と思ってはいますが・・・。
この時期、山の紅葉(+温泉)をたくさん楽しみたいですね。
【2009/10/12 23:57】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]

キレンゲショウマさん こんにちは
 腰痛もやっと落ち着き、訪れる秋を迎えに 武尊山 大源太山 越後駒ケ岳 浅草岳 守門岳
などを一週間かけてのんびり歩こうと計画しましたが、台風の襲来に途中で断念しました。

 浅草岳や守門岳、初夏のヒメサユリで知られています。その季節も良いですね。
刈入れの始まった魚沼地方は 中越地震の爪痕を残しながらも 日本の原風景が
ありました。

 コメント、ありがとうございました。
初冠雪後の富士登頂 素晴らしかったですね。また次の山行を楽しみに待っております。
【2009/10/13 09:07】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


俄歩人さん
こんにちは
コメントを頂いたついでと言っては何ですが
甲武信岳 (02/09)と大菩薩の記事を読ませて頂きました
11月後半には雪降っているんですね。。。
色々参考になります
私も解禁までは山のみになってしまいますが
それもまた良しかなと!!
これからもお気をつけて!!
【2009/10/14 00:30】 URL | jan #JalddpaA [ 編集]


janさん
甲武信岳周辺の沢に興味をお持ちのようですね。
もはや西沢は沢登のメッカですが、東側 秩父方面の沢は 森も深く
歩行距離も長いため、いまでもあまり入る人が少ないようです。

 かって秩父往還の栃本を訪れた折、
川又から入川林道~股ノ沢林道、十文字峠を経て 信州梓山に至る古道を
勧められたことがありました。

 「途中の柳避難小屋跡から道をはずれ、真ノ沢へ入り
もう廃道となってしまった真ノ沢林道を辿り、直接甲武信岳に這いあがる。
釣り師には楽しいところだよ」 と古老が語ってくれました。

渓流釣りのことは全く素人ですが、ご参考になれば・・・。
【2009/10/14 09:40】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

janさん、PSです
 貴ブログの過去記事を拝見していましたら、今年の4月に 既にこのルートを
柳小屋まで釣り上がっていたのですね。
失礼いたしました。

 柳避難小屋も立派に建て替えられてましたね。
この先、真ノ沢に入り 千丈滝から廃道になります。
【2009/10/14 17:02】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


俄歩人さん

柳小屋から先はまだ踏んでませんので
来シーズンに行く予定ですがあそこは釣り師にとっては距離が長くとっても楽しめますね
甲武信岳の南斜面の角度と沢の付き方も気になってます

いろいろアドバイスありがとうございます!!

春まではくだらない記事が大半になりますが
春には復活しますので今後ともよろしくです!!
【2009/10/18 23:36】 URL | jan #JalddpaA [ 編集]


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