俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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白雲岳
「山行クロニクル No.38」 大雪・白雲岳 (2230m)    単独
’09.6.27(土) 大雪高原温泉登山口~第一花畑~第二花畑~緑岳~板垣新道~
            白雲避難小屋(泊)
    6.28(日) 避難小屋~白雲分岐~白雲岳~小泉岳~緑岳~高原温泉(泊)
 
                                        (写真はクリックして拡大してください)   
P1020526.jpg P1020527.jpg P1020519.jpg P1020529.jpg
白雲岳頂上        頂上からの展望(詳細本文)

 大雪の連山をじっくり味わうため避難小屋泊りとし、早朝 6時、入山届に記入 森を分け入る。
三食自炊の避難小屋泊りとて ザックは20キロと私にとってはかなりの負担である。
羆の情報は今朝は特になく、腰に付けた熊鈴もネットを被せて音鳴りを防ぐ。
曇天、1500mくらいから上はガスに覆われている。

P1020561.jpg P1020441.jpg
登山口            昨日歩いた沼めぐりの森と雪渓

 まずは緑岳を目指すが 花畑に出るまで結構な急登。
この急登と花畑を過ぎた頂上直下のさらなる急登をきらって、白雲岳へは高原温泉の北、銀泉台
から赤岳を越えて登り、下山に緑岳を通って高原温泉へ降る というのが普通の縦走コースと宿で
聞いた。確かにその方が下山後温泉に入浴でき合理的だが・・・。

 第一、第二花畑とも まだ雪田・雪渓の下。
紅ガラの目印が適当な間隔で撒かれているが、ガスが濃くなると方向を見失いがちで慎重に
トラバースする。 長い雪渓を抜け ハイマツ帯に入る頃から少し晴れ間が覗きはじめた。

P1020443_20110703161538.jpg P1020444.jpg P1020450.jpg
雪田             稜線から緑岳       コケモモ

 森林限界を越え いよいよ緑岳頂上直下、標高差300m強の急登にかかる。
ナキウサギの声に耳を傾け花々を愛で、息継ぎを繰り返す。

P1020553.jpg 緑岳への急登

P1020455.jpg P1020463.jpg P1020555_20110703154746.jpg
ナキウサギの声が・・・  イワウメ           キンロバイ

 背後の石狩連山と昨日楽しんだ眼下の沼めぐりコースの沼と森と雪渓を眺めて小休止。

P1020458.jpg P1020459.jpg
石狩連山          沼めぐりコース

 喘ぐこと1時間20分、10時、緑岳(2019m)頂上。
先着者の壮年男性がひとり、大型の写真機をセットし天候の回復を待っていた。
ゆっくり休み ガスの切れ目に周囲の嶺々を展望する。指呼の間に旭岳、白雲岳が・・・。
小泉岳への花の稜線は楽しそう。

P1020467_20110703154909.jpg P1020473.jpg P1020468.jpg P1020470.jpg
緑岳頂上          旭岳はまだ雲の中    白雲岳            小泉岳への稜線 

 ケルンの陰で風を避け 昼食とコーヒー。1時間ほど大雪連峰の東からの展望を楽しんだ後、
小泉岳への稜線を辿り、避難小屋への分岐から板垣新道の雪渓を降った。
P1020484.jpg 板垣新道  白雲岳からの雪渓の中に浮かぶ避難小屋

 白雲避難小屋、雪渓の中の小高い岩場に立地する二階建ての四角い小屋 つめれば60人は
泊れるようだ。
夏場の2ヵ月だけ常駐する若い管理人氏に挨拶、重たいザックを下ろした。
テン場は3張、昨日から小屋に停滞している方が2人、今日は土曜日とあって 小屋泊りもテン場も
これから増えそう。

P1020493_20110703155123.jpg P1020492.jpg P1020499_20110703155253.jpg
白雲避難小屋       テン場            避難小屋から緑岳

 その夜の小屋泊りは 男女約15人、若人 壮年 熟年同輩 カナダ人など多彩。
学生中心のテン場も7張りと増えた。
皆、管理人氏が勧める温かい二階に寝るようだが、静かさを好む私は敢えて一階。
しかし、一階は雪渓の寒気と嶺をわたる冷たい風ですこぶる寒い。
昼間、余分に持参したレトルトカレーのパックとつまみを差し入れした御礼か 管理人氏が消灯時、
毛布を2枚 こっそり貸してくれた。(嬉しかった)
それでも夜半からは1時間ごとに寒さで身体を動かさねばならなかった。


 6.28(日) 晴れ
 眼下の高根ヶ原から忠別岳を越え 遥か彼方に朝陽に輝くトムラウシの王冠を飽かず眺め、感慨に
耽る。 やはりどうしてもいつか登りたい嶺である。

P1020504.jpg 早朝の高根ヶ原とトムラウシ

 7時、テン場の雪だまりから白雲分岐への雪渓をキックステップで登り、目的の白雲岳を目指す。

P1020508.jpg P1020509.jpg P1020511.jpg
避難小屋とトムラウシ   キバナシャクナゲ     ミネズオウ

 イワウメの咲き乱れる白雲平の分岐にザックを残し、空身で頂上直下は雪渓を避け 岩場を手探り
で攀じ登り、降りは急斜面の雪渓を滑り降りた。
頂上からの眺望は まさにこれが大雪という姿。至福の時を過ごした。

P1020526.jpg P1020527.jpg P1020519.jpg P1020529.jpg
白雲岳頂上         トムラウシ方面      旭岳方面          黒岳方面

 小泉分岐で白雲岳ピーク(2230m)を振り返り 名残を惜しむ。
山開き直前のこの季節、今季は残雪が多いと聞かされたが 天候にも恵まれ、山歩きの楽しさを
十分満喫させてもらった。

P1020531.jpg P1020530_20110703155441.jpg P1020532.jpg
白雲岳を振り返る     黒岳(左)と赤岳(右)   烏帽子岩

 小泉平を涼風に吹かれて散策、小泉岳(2158m)を経て花の稜線を緑岳へ。
名残のエゾコザクラの群落、これからのウルップソウなどを愛で、坦々と しかし溢れ出る充足感に
満たされながら稜線を辿る。

P1020537_20110703155619.jpg P1020540.jpg P1020546_20110703160021.jpg
小泉岳頂上         エゾコザクラ       ウルップソウ

 昨日はガスに捲かれていた緑岳、今日は陽光を浴びて周囲が拓けていた。

P1020552.jpg やはり気になる遥かなトムラウシ山

 20キロのザックが堪え 登りは苦労した緑岳を ナキウサギの声に送られながらルンルンと降り、
第二花畑の雪渓も明るかった。
午後1時には高原温泉に帰着。 親しくなった宿のスタッフに笑顔で迎えられた。

P1020559.jpg 第二花畑の雪渓
                                       (写真はクリックして拡大してください)


* 北海道の山と花、エゾリスについては 
 私がリンクさせていただいている 「北海道あれこれ さっぽろ発」(管理人:H氏ご夫妻)を
 ご覧ください。

  北海道へ遠征の折は いつも参考にさせていただいています。
 また、私の孫娘も エゾリスの詩と映像詩の大ファンです。









 






























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