俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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美瑛の森 散策
 真っ白な大雪の連山と十勝連峰を眺めてパウダースノーの森をトレッキングしたい と札幌の友人
A氏に頼み込んで北へ飛んだ。
事前連絡のメールでは この行程なら君も絶対満足な筈だ と至れり尽くせりの企画を送ってくれた
のだが・・・。

 クリスマスまで僅か一週間というのに札幌の街は積雪なし。
雪の無い大通公園・ホワイトイルミネーションのなんとも侘しいこと。今年の異常気象を象徴する姿だった。
しかし、大学時代からの友人夫妻の熱烈な歓迎に 寒風の中、心温まる旅となった。
久方ぶりの友との旅、会話に気を取られていたためか 写真は全ていまひとつ。
2008_1218旭山&美瑛0077 雪のまったく無い道庁           (写真はクリックして拡大して下さい)

 忠別川の河畔から仰ぎ見る大雪の峰々が素晴らしいという旭川・東神楽の湯宿を訪ねるが、二日間
とも北国特有の曇天。白い連峰は見えず 湯と酒と会話を楽しむ。
                                           東神楽の湯 2008_1218旭山&美瑛0051

 タクシー、ローカル線の気動車、一日4本の路線バスを使い 脚を伸ばして美瑛の森・白金温泉へ。
麓から眺めるオプタテシケ山や美瑛岳はまさしく美しかった。
白銀に輝く嶺々は 荘厳であり凛冽さを十分に感じさせてくれた。
オプタテシケのアルプス的なピークや美瑛富士の優美な曲線、いずれも胸を熱くする白き峰であった。
この連山の主峰 十勝岳や花の名山 富良野岳は雲の中。

2008_1218旭山&美瑛0058 2008_1218旭山&美瑛0059
オプタテシケ山       美瑛富士

 かなりの期待値をもって臨んだ美瑛の森は積雪僅か30cm程度、ツボ足で十分歩けるが やはり
そこは山中のトレッキングゆえ、スノーシューを初体験する。
トドマツ、エゾマツ、シラビソの針葉樹、ミズナラやカンバの落葉広葉樹が混在する混交林をコガラや
ヒガラの囀りを聞きながら ポクポクと歩いた。

 トドマツとエゾマツの微妙な違いはあの針ムカデのような葉の形と枝振りで見分けるようだ。
枝が天までトドけと上向きか、この程度でエーゾエーゾという下向き・・・ だそうだ。
時折、パウダースノーならぬベタ雪の上に テンや山ネズミの足跡。
関東周辺の山では滅多に見られない シラビソの「凍裂」がすさまじい。生木を裂くほどに気温が下がる
という事実を確認する。
                                             凍裂 2008_1218旭山&美瑛0068
 つるあじさい、山ぶどうのツルが立ち木に絡みついている。富良野では 赤ワインにこの山ぶどうを
少し、アクセントをつける為に加えていると聞いた。
森を分けて流れる美瑛川は アルミの原石・ボーキサイトが含まれているため、ブルーサファイアの色調
で流れに陰影をつけている。
パッチワークの美瑛の丘と並んで 厳冬期の真っ白な森の中を流れるこの「ブルーリバー」は写真家
に愛されているという。

2008_1218旭山&美瑛0064 2008_1218旭山&美瑛0070
ブルーリバー(美瑛川)

 身の丈を越える積雪の中、吹雪とまではいかなくとも しんしんと雪降る森をキツツキのドラミングを
聞きながら こけつまろびつ歩くという望みは適わなかった。残念。



 今月は本物の熊に会いました
  空飛ぶペンギンも見ました
   北極熊と睨み合いをしました・・・

 旭山動物園のK園長と歓談したことのある友人A氏の解説によると
「それぞれの動物の行動を徹底して観察、その習性にあった固有の特異な施設を造った・・・」ことが
水中のループを潜り抜けるアザラシや 水中に豪快にダイブして泳ぐホッキョクグマの巨体を目の当たり
にする感動を呼んでいる。まさにそのことを実感する。

2008_1218旭山&美瑛0038 2008_1218旭山&美瑛0046 2008_1218旭山&美瑛0028
北国の親爺 ヒグマ    空飛ぶペンギン      ホッキョクグマの泳ぎ

 4日間の旅を終え 帰途、千歳空港では大変な仕事が待っていた。
東京を立つ折、孫娘とそのママからお土産は「生キャラメル」、それも「花畑牧場のね」という電話。
さらに帰宅の前日、念入りに 「じいじ、花畑牧場のだからね!」という確認の伝言が入る。

A氏に 花畑牧場の生キャラメルってどんな代物? と聞くと、「我々の子供時代のミルクキャラメルの
軟らかい奴。どってことないけど マスコミや口コミでもて囃されているので 並ばないと買えないよ」
とのこと。
結局、空港で老若男女に挟まれながら 延々と1時間半、並ぶことになりました・・・。
                                                 2008_1219旭山&美瑛0002
(写真はクリックして拡大してください)











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この記事に対するコメント
おかえりなさい!!
我歩人さん、おはようございます!!

生キャラメル、クリスマス限定のじゃないですか(>_<)いいなー!!
ネットで頑張ってみましたが、大混雑でまったく繋がりもせず終了でした。。

それにしても北海道ってやっぱりすごいですね。
ブルーリバー、美しすぎます。
実際に自分の目で見てみたいです。
とってもキレイなんでしょうね。

あと、オプタテシケ山と美瑛富士ですが、まるで雪像のようですね。
一晩にして雪が山に張り付いたような。。なんか見たことのない雪のかぶり方だなぁと思い見ています。北国特有のものなのでしょうか??富山では見たことがありません。

北海道は一度も行ったことがないので、ぜひ行ってみたい所のひとつです!

そして暖冬。。困ったものですね。
話によると、暖冬によってだんだん青森でりんごの栽培が難しくなってきており、北海道でりんごを栽培している農家さんもいらっしゃるようです。。
一人一人が、この問題をきちんと認識して努力していかなければなりませんね。
つくづく思いました。
【2008/12/20 10:12】 URL | RR #BS/QXebM [ 編集]

RRさん、早々の感想ありがとうございました
 暖冬、かって知床の流氷や層雲峡の氷漠、地吹雪の原野など 食材の豊かな真冬の北海道はビジネス行も含めて十二~三回訪れていますが、これほど雪の少ない冬は私も初めてでした。 生活している方々も皆、異常気象だと驚いている状況です。
 冬の日本海と同様、北の冬は美味の宝庫ですし、酒もすすみます
 お若いRRさんは まだまだこれから何度も訪れる機会があることでしょう。楽しみを膨らませておいてください。
 来年の夏は大雪山系の白雲岳、美瑛から十勝岳・富良野岳 それに出来たら日高のアポイ岳を歩く予定です。

 生キャラメル、私達の世代には何となく懐かしい味ですが、 クリスマス期間中とかで
味の異なる組み合わせ5個セットを2パック、単品10個 合計20箱まで買うことができましたよ。それでも引く手あまたでお分けできずすみません。
【2008/12/20 11:28】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

良い旅でしたね!
冬の北海道、ステキですね。
雪の山々は神々しいほどに美しいです。

お酒を酌み交わしながら、美味しい地のものをお友達と頂くなんて、最高の幸せね。
真冬の北海道は、未知の世界です。
シラビソの「凍裂」これも驚きです。

お孫さんとの約束の、生キャラメル、買えて良かったですね。
夏の旭川空港では、「売り切れ」で買えませんでした。

【2008/12/21 15:20】 URL | popo #- [ 編集]

PoPoさん こんばんは
 やはり、南国は真夏 北国は真冬にその特徴が現れますよね。もっともっと雪降る森を歩きたかったのが本音です。
 ここ1~2年、北海道の夏山は計画倒れ、来年こそPoPoさんご夫妻が歩かれた大雪山系を具現化したく思っています。(ハシゴを踏み外さないよう気をつけます!)  
それにしても旭岳の麓まで迫ったのに雪の頂を見られなかったのは特に残念でした。
 いつも感想を有難うございます。
ここ暫らくは 下見の日溜りハイクのほか、奥多摩の御前山、武蔵の蕨山、道志の御正体山など近場の山を楽しもうと思っています。
【2008/12/21 17:21】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

冬こそ北海道
 今晩は
 またも長期遠征で羨ましいです
 北海道の冬 何度か行ったことがありますが
 冬もさすがに北海道の大自然には魅了されます
 美瑛の丘をスノシューで歩く
 丘の上に「ケンメリの木」なんて 想像しただけで感動ものです
【2008/12/23 00:19】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

noyamaさん、こんにちは
 「ケン&メリーの木」の丘、我々の世代には懐かしいですね。雪が少なかったので 丘の方は歩きませんでしたが・・・。

 夕方、美瑛の森を越えて 西からの山風が吹き荒れる標高800mの望岳台というところまで車で登り、雪煙の中、僅かに覗く十勝岳の中腹を眺めました。
いかにも北方の山麓という雰囲気が良かったのですが、シャッタースピードの調整が拙く
写真は駄目でした。残念です。
【2008/12/23 10:37】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


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