俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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大菩薩嶺
 茫洋として捉えどころのない山、学生時代からそんなイメージを持っていた大菩薩嶺へ、
うっすらと雪化粧をするのを待って訪れた。
澄んだ冷気を透して玲瓏と浮かぶ白銀の南アルプスを背景にして、カヤトの尾根に樹氷が
きらきら輝く朝は この嶺の存在を十分感じさせてくれた。

2008_1126大菩薩嶺0070 2008_1126大菩薩嶺0006 2008_1126大菩薩嶺0027 2008_1126大菩薩嶺0050
大菩薩嶺          白峰三山          雷岩の樹氷        カヤトの尾根
                                        (写真はクリックして拡大してください)

「山行クロニクルNo.27」 大菩薩嶺             単独
’08.11.26(水) 浦和~中央道勝沼IC~塩山・裂石温泉~上日川峠~唐松尾根~雷岩~
             頂上往復~雷岩~賽ノ河原~大菩薩峠~熊沢山~石丸峠~上日川峠~浦和

 朝5時30分、浦和を後に中央道勝沼ICを経て、裂石温泉から上日川峠まで走る。冬季閉鎖まであと
一週間の早朝の林道は霜とみぞれで真っ白。ノーマルタイヤで冷や汗をかきながら何とか上日川峠の
市営駐車場に乗り入れる。8時、素晴らしい青空。

 直接、雷岩まで登ることにし 5cm程の雪で薄化粧した唐松尾根を歩く。先行者の踏み跡は一人。
カラマツ林を過ぎると ガイドブックではイラモミと記されていたが、トウヒ属の樹林。
朝の澄んだ冷気を味わい気分が高揚する。樹林の切れ目から眺める富士山と南アルプスが美しい。

2008_1126大菩薩嶺0009 2008_1126大菩薩嶺0012 2008_1126大菩薩嶺0023

 標高2000m、雷岩着 9時40分。真っ青な空のもと 朝陽にキラキラ輝く樹氷が綺麗だ。

2008_1126大菩薩嶺0034 2008_1126大菩薩嶺0029 2008_1126大菩薩嶺0039 2008_1126大菩薩嶺0044
2008_1126大菩薩嶺0052 2008_1126大菩薩嶺0067 2008_1126大菩薩嶺0041

 三角点のある大菩薩嶺頂上へ往復20分、雪を被った樹林に囲まれ展望のない静かな小さな山頂
(2057m)があった。

2008_1126大菩薩嶺0035三角点と山頂標識

 再び雷岩を越えて 小春日のほっこりとした暖かさに包まれながら カヤトと笹原の尾根を妙見ノ頭を
巻いて賽ノ河原へ降る。ここは避難小屋のある昔の大菩薩峠である。新峠方面からの何人かと挨拶を
交わす。
2008_1126大菩薩嶺0048 2008_1126大菩薩嶺0046 2008_1126大菩薩嶺0057
賽ノ河原方面                        賽ノ河原(旧峠)

 峠着、10時40分。介山荘は営業していなかった。山座同定を楽しみながら昼食、大休止。
はやくも雲が湧き、奥多摩や秩父の山々は定かではなくなった。

2008_1126大菩薩嶺0059 2008_1126大菩薩嶺0070 2008_1126大菩薩嶺0071 2008_1126大菩薩嶺0065
峠を見下ろす                        峠              介山荘脇のウメモドキ

 少し足を伸ばし熊沢山を越えて石丸峠から下山することにし、暗い樹林に覆われた熊沢山を登る。
30分程で 小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面との分岐、明るい笹原の石丸峠。

2008_1126大菩薩嶺0072 2008_1126大菩薩嶺0075 2008_1126大菩薩嶺0076 2008_1126大菩薩嶺0082
熊沢山の針葉樹林    上日川ダム         石丸峠

 後は 笹原、カラマツ林、ダケカンバ林を次々と抜けて降るのみ。静かな登山道はシカの足跡が目立つ。
急角度の下り坂を曲がった途端、熊に出会い、一瞬凍りついた。動けないし向こうも動かない。
じいーっと睨み付けると なんと倒木の根だった。
「ある日 森の中 熊さんに出逢った・・・」と 孫娘が唄う歌が 口をついて出たのは林道に降りてから
だった。
                                                2008_1126大菩薩嶺0095

 1時10分、上日川峠の駐車場に戻る。
小春日和、雪の薄化粧、朝の樹氷、明るい笹原、南アルプスの眺望・・・、条件に恵まれた山行だった。

2008_1126大菩薩嶺0090
林道からの大菩薩嶺
                                        (写真はクリックして拡大してください)

      





 















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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ


この記事に対するコメント
今晩は
 写真でも見ても クマに見える根株ですね
 26日晴天に恵まれ 素晴らしい樹氷 
 大菩薩嶺はすっかり冬模様だったようが風も無く穏やかな様子
 気持ちよい山行だったと推察致します
 暮れの山行候補地の一つになっており参考になりました
【2008/11/28 21:36】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

noyamaさん、こんばんは
 峠道の連なりとでも言うべき山域ですが、条件が整えばそれなりに趣がありました。
その意味では恵まれた一日でした。
風の強い日は峠の吹雪は結構手強そうですよ。厳冬期はどうぞお気をつけて・・・。
【2008/11/28 23:35】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


俄歩人さん、おはようございますi-1

樹氷がとってもキレイですね!!
初雪を被ったお山は、ケーキみたいにかわいくて大好きです。
カヤトの尾根がいい感じです。
こちらでも一晩で50㎝ちかく積もり、朝から泣きそうになりながら
車の雪すかしをしましたi-240
しかも、スタッドレスもまだ履いていなかったので、その日の運転は
まさに命懸けでした。。

最近の天気は、なぜか週末が悪くなる。。。
この写真のようなお天気に恵まれたいです。
【2008/11/29 10:33】 URL | RR #BS/QXebM [ 編集]

RRさん、こんにちは
 雪国は大変な季節を迎えますね。しかし室堂平や大日平でのスキー行はきっと楽しいことでしょうね。
暖かいところに住んでいて 雪が来た と微笑むと生活と結びついている北の友人達から
顰蹙を買いますが、来月は北の友人を尋ね北海道の大雪原をトレッキングしてくる予定です。
いまさらスキー技術の向上も望めないので、ワカンでポクポク、ドタドタ歩くだけですが・・・
 素敵なスノボーも揃えられたようで、雪山のレポ 楽しみにしています。
【2008/11/29 12:37】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

すてき!
俄歩人さん、おはようございます。

真っ青な空に白い樹氷、雪を被った赤いウメモドキv-343、どれもみんなステキ。
popoは、雪山には行けません。
冬山の知識も知恵もないので、安全な山や時季にしかいけませんので、雪山の山行を見せていただけて嬉しいです。

冷たく張り詰めた冬の空気感、良いですね。
雷岩の樹氷など、ワクワク、ドキドキです。

「森のくまさん」、本当にびっくりv-405しました。
まんま、ですものね。

【2008/12/06 10:36】 URL | popo #- [ 編集]

PoPoさん、こんにちは
 山はやはり季節の変わり目が趣がありますね。
PoPoさんの庭もきっとそうでしょう。 移ろいゆく風情、新しい気付きや名残りが心をうごかすように・・・。
 熊だ と思い込んだ途端、シマッタ!と本当におもいましたよ。動けないものですね。
現実にならないよう気をつけます。

 また春の妖精たちが眼を覚ます頃、ご家族皆さんでの山歩きに期待しています。コメント有難うございました。
【2008/12/06 11:32】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]

はじめまして
ある日森の中・・・熊さんに出会った・・・♪
この写真!本当に熊に見えました!
本当に熊じゃなくて良かったですね^^

私は、まさかの上高地の木道で小熊に遭遇したことがあります!
まるでぬいぐるみのようにも見えた小熊がいたと言うことは
近くに親熊もいたということらしく・・・おぉ~怖い!

大菩薩はまだ山登りしてないころに興味だけで峠まで登ったことがあります。
【2008/12/10 21:15】 URL | カルネ #VhNaT.1s [ 編集]

カルネさん、こんばんは
 初冬の大菩薩、山歩きを楽しむ条件としては恵まれた一日でした。私の写真は山行記録のためのものでコンパクトデジカメですので とてもとてもカルネさんのような詩情豊かな一枚を という技術も道具もありません。

 コメントありがとうございました。 
 これからも絵画的なものはより幻想的に・・・、透明感あるものはより澄んだカットを・・・
カルネ流映像詩を楽しみにしております。

【2008/12/10 22:56】 URL | 俄歩人 #- [ 編集]


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