俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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奥裾花
DSC00634.jpg DSC00636.jpg 伝説の谷から一夜山を望む
(写真はクリックして拡大してください)

 信州安曇野から白馬村を経て日本海糸魚川市へ抜ける「糸魚川街道」と
長野市から野尻湖を経て日本海上越市へ抜ける「北国街道」に挟まれた
北信五岳(戸隠山 飯縄山 黒姫山 斑尾山 妙高山)や頸城山塊(火打山
金山 雨飾山など)の峰々を縫う林道に 若い頃歩いた2ヵ所の勝地がある。

 ひとつは 小谷温泉から乙見山峠を越えて笹ヶ峰牧場・妙高高原へ抜ける道。
もうひとつは 白馬村から奥裾花の渓谷と湿原をめぐり 僻村伝説の里・
鬼無里(きなさ)を経て 大望峠を越えて戸隠高原へ抜ける道である。
後者 奥裾花は 30年ほど前に「日本の秘境100選」にも選ばれている。
(月別アーカイブ 2016年5月記:閑居(100選))

 この奥裾花の紅葉と戸隠の新そばを味わいに 秋の小さな旅を妻と楽しむ。
2016.10.19(水)浦和~長野~鬼無里~奥裾花~戸隠(泊)
     10.20(木)戸隠~小布施~上田~美ヶ原~岡谷~浦和

 長野市から裾花川に沿って白馬村へ抜ける国道406号線を鬼無里まで。
長野冬季オリンピックのため白馬村まで道路が整備されたこともあって
ここ鬼無里も随分と町になった。
 50年以上もの昔、訪れた時は里じゅう村社で満ちた集落というイメージが
残っている。
この里から さらに裾花川源流 行きどまりの奥裾花への道では
数軒だけの集落の佇まい 個々の家の造りなど その静けさがうれしかったし、
細くうねって流れる渓谷と相まって 山の懐にしっかりと抱きかかえられた
感じが好もしかった。
しかし ちょっと陽光が翳ると一気に淋しさが募るような眺めでもあった。

DSC00611.jpg DSC00613.jpg DSC00615.jpg
裾花川渓谷の秋

 来し方に想いをいたすと 様々な形で失われてしまったものを感じ、
残されたもののみが凝縮されていることに改めて気づく。
陽気な妻とトレッキング道を彩る景観に それぞれコメントしながらも
互いに意識する。

DSC00618.jpg DSC00626.jpg DSC00620.jpg DSC00627.jpg


DSC00621.jpg DSC00623.jpg DSC00625.jpg 花と渓と池

 鬼無里の春祭りが終わるこ頃、この奥裾花は水芭蕉を愛でるトレッカーで
賑わうが、錦秋の平日はまことに静かだった。


 
 鬼無里の祭屋台、木地を生かした「一木彫り」による透かし彫りが見事。

DSC00629.jpg DSC00631.jpg DSC00632.jpg 祭屋台



 新そばに舌鼓を打ち、峠を越えて戸隠へ抜ける山道に入る。
大望峠で小休止。

DSC00636_2016102116272983f.jpg DSC00634_2016102116281411d.jpg 大望峠

 北アルプスの雄大な眺望は雲で得られなかったが、この峠を越えると
戸隠神社宝光社である。

DSC00637.jpg DSC00638.jpg 戸隠中社

 中社に詣で さらに奥社に向かう。
さすがに景観と味覚を味わう旅行客で賑わっている。


DSC00640.jpg DSC00646.jpg     DSC00656.jpg DSC00652.jpg
奥社の森

DSC00642.jpg      DSC00645.jpg 奥社の杉並木


DSC00651.jpg DSC00644.jpg 奥社と修験の峰・戸隠山を仰ぐ

 5~6キロの秋道を愉しみ、その日は中社の宿坊へ。

DSC00639.jpg 宿坊


 翌日は まだ「美ヶ原」を歩いたことがない妻に高原美をと・・・、
美ヶ原公園西内線を登り、牛伏山周辺を散策、 ヴィーナスラインを降り
岡谷・諏訪湖を経て帰宅 小さな旅を終えた。

DSC00659.jpg 白樺の林

 四季それぞれに独特の美を表現する白樺林は いかにも女性好み。
私は同じ樺でも岳樺の雄々しさの方を好む。秋の彩りと冬の逞しさにその違いが現れるが
単に 山を歩く者の偏見かもしれない・・・。

DSC00661.jpg DSC00663.jpg 色づき始めたカラマツとサルオガセ

DSC00664.jpg DSC00665.jpg DSC00672.jpg 美ヶ原

DSC00666.jpg DSC00667.jpg DSC00670.jpg ヴィーナスラインの紅葉

DSC00673.jpg 諏訪湖


 昔の交通の要所で伝説の里・鬼無里は町なかは大きく変わったものの
集落ごとの村社は地元の方々に守られ、かっての雰囲気が残されていた。

(2016.10.19~20 ドライブ&トレッキング 走行距離720キロ 歩行距離12キロ)







































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この記事に対するコメント

 我歩人さん、こんばんは!
奥さまとゆったり色々な思いを馳せながら景色を愛でられたようで、
よかったですね。
お二人で歩かれる素敵なご様子が浮かんで来るようです。

 懐かしい地名が次々に出て来て、ワクワクしながら写真と記事を楽しませて
戴きました。 相方が長野勤務時代は、アチコチと出没していた場所です。 

小谷温泉から笹が峰牧場へ抜ける道は、行きたいと思いつつもまだ足を踏み
入れていません。 もうすぐこの道も雪で閉ざされてしまいますね。
懐かしい学生時代も思い出しました。

どうぞこういう素敵な旅・トレッキング続けて下さいね。楽しみにしています!
【2016/10/25 00:03】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]

長野詣で時代の貴レポが思い出されます
 こんにちは キレンゲショウマさん
 学生時代、小谷温泉から金山を歩かれたとのことでしたが、
金山登山口から乙見峠を越えニグロ川(珍しい名前ですが)と出会い
そして笹ヶ峰へと続くこの林道、いまだ未舗装部分が多く
しょっちゅう通行不可になっています。
5年前、雨飾山を歩いた折も 笹ヶ峰へは抜けられませんでした。
走られたり歩かれたりするときは小谷村役場に確認してください。

 紅葉よりも水芭蕉で知られたこの奥裾花 季節を変えて訪れて
みました。お互いを振り返る背景ともなりました。
富士・ジョナゴールド・王林・秋映え・国光など 林檎を沢山購入、
帰宅後 味比べをしながら話は続きました。

 それにしても4日間で2度の富士登頂、驚きのうちに楽しませて
いただきました。
コメントをありがとうございました。
 
【2016/10/25 10:59】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


おはようございます。

とて見素敵な旅ですね。
どこも良い場所ばかりで、地元の私でもうらやましくなるコースです。^^
裾花や笹ヶ峰は忘れるくらい行ってなかったのでまた訪れてみたくなりました。
【2016/10/27 07:23】 URL | S氏 #9jnonjpg [ 編集]

S氏さんの周囲はもうすっかり秋ですね
 高峰高原のカラマツ母樹林が思い浮かぶこの頃です。
今回は遙かに過ぎ去った時と情景を求めて 都会が好きな妻と
遠出をしてきました。
鬼無里は明るい町と化しましたが、裾花には半世紀を超えてなお
想い出に繋がる自然が残されておりました。
 コメントをありがとうございました。


【2016/10/27 14:01】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


吊るし柿を作りましたか。きれいに出来た柿はおいしいですね。私は産直で30個買って、つるしました。鬼無里に行きましたか。10月16日に紅葉祭りがありましたが、行きたかったですね。親友が祭の当番でした。昔。行ったときは、道が悪かったです。
【2016/11/08 20:07】 URL | fukuchan #- [ 編集]

fukuchanさん こんにちは
 お忙しい日々の中、コメントをありがとうございました。
半世紀以上も前の若き日に訪れた鬼無里、静かで趣のある街道の
要衝で、数多くの神社で守られていたことが想い出に残っています。
秋祭は見られませんでしたが 祭屋台の彫刻を楽しんできました。

 吊るし柿、上手に出来上がったら友人たちにお裾分けし
残りは冷凍して少しずつ楽しもうと思っています。

【2016/11/09 11:41】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


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