俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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平標山
P1060245.jpg P1060251.jpg P1060258.jpg(写真はクリックして拡大して下さい)

山行クロニクル No.105  平標山(1983m)
’15.6.12(金) 浦和=関越道湯沢IC=平標山登山口~岩魚沢林道~平元新道~平標山の家(泊)
    6.13(土) 山の家~平標山~松手山~登山口=三国峠=関越道月夜野IC=浦和

 越後方面は梅雨の晴れ間が覗くとの予報に 所用を済ませて関越道湯沢ICまで走る。
谷川連嶺の西端、平標山周辺の花を求めて 夕方までに山の家に着こうと平標山登山口に駐車。

P1060233_201506151121433b7.jpg 平標山(たいらっぴょうやま)登山口駐車場


 午後1時、沢沿いの林道 岩魚沢林道を歩きはじめる。
ギンリョウソウが目につく沢沿いは緑に溢れ、タニウツギの花がこぼれおちるように咲き誇っていた。

P1060234.jpg P1060236.jpg P1060235.jpg P1060238.jpg
                           ギンリョウソウ        タニウツギ

 林道終点からは延々と続く木の階段で整備された平元新道の急登。
いまの私の体力ではとてもコースタイムどおりでは歩けない。
足元のセリバオウレンや時折のオトシブミに視線をさまよわせて、ミズナラやブナ・ダケカンバの林を
ひたすら登る。

P1060239.jpg P1060241.jpg 平元新道

P1060240.jpg オトシブミ(オトシブミ科の昆虫の卵がひとつ揺籃されている)

 7~8年前に建て替えられた清潔な「平標山の家」、
収容能力25人と小さいが、展望と周辺環境に恵まれた小屋である。
今宵の宿泊者は14人、明日 三国山を経て下山する7人の団体、仙の倉山に向かう女性3人組とご夫妻
それに私と同じ単独行の男性。
この単独行のまだ50代と思われる男性、明日は平標山~仙の倉岳~万太郎山~オジカ沢ノ頭を越えて
谷川岳の肩の小屋まで歩くとのこと。
コースタイム約10時間、途中の休憩を含むと12時間近くを要する稜線歩きとなることだろう。
暮ゆく山並みを眺めながらビール片手に 健脚の彼とは話が弾んだ。

P1060245_2015061509280823c.jpg P1060247.jpg P1060248.jpg
平標山           仙の倉山          万太郎山     


P1060249.jpg P1060253.jpg
平標山の家

 翌朝 西から次々と雲が押し寄せてくるが、時折、太陽が雲間にレンブラント光線を射し、
雪田が明るく輝く。
のんびり6時半、平標山に向けて 再び笹原を切開けた木の階段を登り始める。

P1060259.jpg 笹原の切明けを往く

 イワカガミ、ハクサンコザクラ、ツマトリソウ、チングルマなどが咲き乱れ、
雪の消えた湿原には まだショウジョウバカマが残っていた。

P1060256.jpg P1060258_20150615094828047.jpg
イワカガミ          ハクサンコザクラ

 標高1983m、平標山山頂。
霞の中に谷川連嶺を見渡す。指呼の間に仙の倉山、その東に万太郎山、耳二つの谷川岳、
一の倉岳、茂倉岳などが墨絵のように連なっている。
4時前に早立ちした単独行の彼は エビス大黒の頭を越えてはや万太郎山のヤセ尾根に
かかっている頃かも。風は立っているがこの空模様なら十分楽しんでいらっしゃることだろう。

P1060261.jpg 平標山 山頂

P1060264.jpg 仙の倉山、奥に万太郎山・谷川岳・一の倉岳が霞む

P1060262.jpg P1060266.jpg P1060267.jpg
土樽方面          三国山方面        残雪の苗場山方面

 残雪の苗場山を眺め、雨の山上田圃を楽しんだ好きな秋山郷小赤沢からの
山旅(苗場山’08年7月)を想い出す。
土曜日とて 次から次へと松手山や土樽からの登山者が登頂してくる。
皆、谷川連嶺最高峰の仙の倉山(2026m)へと向かう。
 小一時間 山頂でコーヒーを楽しみ、仙の倉への往復を取りやめ 苗場山に惹かれるように
松手山への降路を辿る。

P1060269.jpg 松手山への花の稜線

 さすがに花の山、ヨツバシオガマ、オノエラン、ハクサンイチゲ、コケモモ、ミヤマカラマツ、
アカモノ、シャクナゲ、ウラジロヨウラクなどなど・・・、コバイケイソウの花芽も膨らみ始めていた。

P1060272.jpg P1060274.jpg P1060281.jpg
ヨツバシオガマ       オノエラン         コケモモ

P1060277.jpg P1060276.jpg
ハクサンイチゲ

P1060283.jpg P1060292.jpg P1060293.jpg
ミヤマカラマツ       アカモノ(イワハゼ)    シャクナゲ

 松手山コースを登ってくる方々から 急登ゆえの息継ぎの間に この花は何という名前ですか?と
聞かれることも多く、下山はすれ違いのための停滞の連続であった。

P1060284.jpg 平標山へ向かう登山者の列
 松手山山頂まで おそらく200人前後の登山者を見送ったと思う

P1060290.jpg 松手山 山頂

 この谷川連嶺に足を踏み入れたのは 7年前の夏、谷川岳~一の倉岳~茂倉岳~武能岳~蓬峠と
馬蹄形縦走の半分を歩いて以来であった。(谷川岳’08年8月)http://yoshiyama.blog115.fc2.com/blog-date-200808.html
 暑い季節ではあるが 何処を歩いても谷川連嶺の尾根道は花で溢れている。
(写真はクリックして拡大して下さい)

 
































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この記事に対するコメント

こんばんは。
平標山、さすが花の名山、たくさんの花が
楽しめますね。
自分が歩いた時も階段地獄だなと感じました。
延々続くのでももや膝にかなりダメージが
あったのを思い出しました。
それでもまた登ってみたいと思うのが不思議です。
【2015/06/17 21:49】 URL | ブル #- [ 編集]

こんばんは ブルさん
 久しぶりに花の季節の谷川連嶺を歩いてみました。
ブルさんのように夜なかに走って日帰りでという体力も気力も
もはやありませんので、山中一泊で可憐な花々を楽しみました。
 晴天の土曜日の松手山コースの下山は
大変な数の登山者をやり過ごす羽目になってしまいましたが・・・。
コメントをありがとうございました。
【2015/06/17 23:07】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


こんにちは。『野の花日記』のマリコと申します。

花の季節の谷川連峰を歩かれてる楽しさが伝わってきます。

俄歩人さんの素晴らしいお写真を一枚一枚拡大して拝見し、私も平標山を楽しませていただきました。

どうもありがとうございます。

昔、私も山ガールだったものですから、ここを訪れ、山を散策させていただいて居ります。

勝手ながらリンクさせていただいて居ります。よろしくお願いします。
【2015/06/18 05:15】 URL | マリコ #- [ 編集]

こんにちは「野の花日記」のマリコさん
 社会的活動で日々ご多忙と拝察しますが、四季折々のウオーキングで
ご気分の昂揚と体調維持を願っております。
 拙ブログは小生の孫娘が自然を愛する心を育んでくれたら・・・と淡い期待と
ともに記述し始めた山行録です。
マリコさんがかって歩かれた峰の現在がお伝えできれば幸甚です。
もはや健脚者が一日で歩くところを二日をかけるような有様ですが・・・。
 コメントをありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
【2015/06/18 09:59】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


ご無沙汰しております。devilmanです。

一昨日、平標山に初めて登ってきました。昨年六月の苗場山も初めてでしたが、
平標山も、登りたいとおもってから幾十年を経ての山旅でした。

そんな折に、俄歩人さんのこの記事を探し出しました。

二日前を懐かしく思いながら、拝見しました。

特に、我々は谷川までは見えなかったので、その縦走路の遠望に目が留まりました。
それに、我々は下ったのですが、あの木の階段を上られたとは、感服しました。

もっぱら山梨や長野方面ばかり登っていますが、家の位置からして上越のほうが便は良いはずであり、以前にやはり俄歩人さんの記録に導かれて、子持山に登ったほうに、またすこし、北方面に目を向けてみたいと思った次第です。

ありがとうございました。
【2015/08/03 13:40】 URL | devilman #- [ 編集]

こちらこそ
 もはやこの程度の峰にしても 日帰りの行程が無理な体力となりました。
覚悟はしていたものの いざそのよわいを迎えてみると 感慨新たなるものが
あります。
 が、青春の譜への想いやみ難く、営業小屋が少し静かになった頃には
トコトコと逍遥できればと思い居ります。

 戸台から足のない季節の仙丈行、よき時代を彷彿とさせていただいた譜でした。
devilmanさん、コメントをありがとうございました。

【2015/08/03 19:42】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


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