俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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鬼怒沼湿原
 4年前の真冬に 単独ラッセルの力及ばず途中断念した鬼怒沼湿原(’09年2月記:奥鬼怒散策)を 
新緑を待って友人3人とともに訪れた。
 尾瀬ヶ原より高度が高く、日本一の標高を誇る雪解け直後のこの奥鬼怒湿原(標高2020m)は 
咲きはじめた湿原植物とともに陽光溢れ静かに風が渡る風情を味あわせてくれた。

P1040768.jpg P1040784.jpg P1040775.jpg (写真はクリックして拡大して下さい)
鬼怒沼入口        モウセンゴケ        燧ケ岳を望む                   

「山行クロニクル No.89」  鬼怒沼湿原  友人3人と
’13.6.16(日)浦和=東北道・日光有料道路今市IC=女夫淵温泉駐車場
           ~奥鬼怒自然遊歩道~日光澤温泉(泊)
    6.17(月)日光澤温泉~丸沼分岐~オロオソロシ展望台~鬼怒沼~湿原散策
           ~日光澤~加仁湯~八丁湯~女夫淵温泉駐車場=浦和

 今回パーティを組んでくださったのは Yu氏夫妻とFさん、
昨夏、遠征して秋田駒ケ岳を共に歩いた友人たちである(’12年7月記:秋田駒ケ岳)。

 今年2月の地震で登山口の女夫淵温泉のホテルはいまだに休業、
また自然遊歩道も数か所で崩壊、この6月初めに迂回路の設置が完了し、通行可能と
なったばかりであった。
宿泊した最奥の日光澤を含む奥鬼怒四湯は いずれも被害は少なかったようで幸いであった。

 日光澤温泉への遊歩道は 鬼怒川源流に流れ込む左右の沢で大きく崩れ、
岩と倒木に埋まり その都度 迂回路が設定されている。
可憐な白い小花、いずれも写真には撮らなかったがミツバオーレンやスダヤクシュが道を縁取り 
半夏生のようにマタタビの白い葉が頭上で陽に光っていた。

 樹林で キツツキのドラミングを楽しみ、今年初めて耳にした夏鳥 オオルリの美声に
皆、満足そうに顔を見合わせる。

遊歩道 点描

P1040797.jpg P1040737.jpg P1040736.jpg

日光澤温泉

P1040739.jpg P1040740.jpg P1040742.jpg P1040743.jpg
鐘をひとつ鳴らす     源泉(含硫黄・ナトリウム 塩化物泉)掛け流しの湯             

P1040746.jpg P1040753.jpg
宿の庭に咲く クリンソウ と オダマキ


 翌日、標高差700mを登り 鬼怒沼へ。
ヒナタ(日向)オソロシの滝展望台~丸沼への分岐の白い吊橋を分けて
オロ(日陰)オソロシの滝展望台で大休止。
ヒナタオソロシもオロオソロシも 昨年亡くなった食生態学者であり、日本の探検登山の
草分け的存在であった西丸震哉氏の命名。

P1040791.jpg P1040758.jpg P1040759.jpg
丸沼への吊橋      オロオソロシの滝     オトシブミ                     

 オトシブミの散乱する急登を 何度も息継ぎをしながら何とかこなし
ツガ、アスナロ、トウヒの森を進む。
雪解と湿原からの水が流れ落ちる登山道を まだかまだかと思う頃、やっと高層湿原の入口へ。

登山道 点描

P1040789.jpg P1040763.jpg P1040767.jpg P1040786.jpg
                                   ミヤマカタバミの白さが際立つ          

 規模は小さいが高度感のある湿原、鬼怒沼。
行く手左右に物見山と奥鬼怒山、尾瀬大清水へ向かう登山道近くになると
残雪の燧ケ岳と会津駒ケ岳が浮かぶ。
また 丸沼方面には 関東以北最高峰の日光白根山が大きく聳えている。
どの登山口からもなかなか見られない山頂部が立派。

P1040768_20130618183205.jpg P1040769.jpg P1040785.jpg
湿原入口          奥鬼怒山         池塘群                                          
                                      
P1040771.jpg P1040774.jpg P1040775_20130618183851.jpg P1040776.jpg
               会津駒ケ岳         燧ケ岳          日光白根山            

                                     
 晴天微風のもと ショウジョウバカマがまだ咲き残る湿原には
ちいさなヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、チングルマ、イワカガミが花を開き
ワタスゲが白髪を伸ばし始め コバイケイソウが花芽を覗かせ、そして、
モウセンゴケが湿原一面に その小さな存在を顕わにしはじめていた。

 ワタスゲが真っ白になり リュウキンカやサワランが彩りを添えるこの先7月上旬は
さぞ美しいことだろう。
天空の湿原には 私達4人の他はわずかに二組3人のみ。
湿原散策と昼食で1時間半の休息。
静かで充実した光り輝くひとときを味わい、急登の疲れもすっかり癒された。
2000mを越えたのは 昨秋の西穂独標以来であった。

P1040770.jpg P1040777.jpg P1040780.jpg
コバイケイソウ      ワタスゲ        タテヤマリンドウ                              

P1040782.jpg P1040784_20130618185927.jpg
チングルマ         モウセンゴケ            (写真はクリックして拡大して下さい)


追記
 下山時、まず私が浮石で足を滑らせ尻もち、次いでYu氏のトレッキングシューズの底が剥がれ、
Yu氏夫人はこんなに歩いたのは初めて と足を摩り始める・・・。
独り Fさんは もう一山登らんばかりの健脚ぶりを披露してくれる。
P1040749.jpg 露天風呂にある洗顔・洗髪用(?)の小樽、
この中にも大輪の白い花を咲かせたようであった。(食事時の女性陣談話)
いくつになっても茶目っ気が抜けない楽しい方々。



                             

                   








                  


                        













                       

                



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この記事に対するコメント
おばんです。
気心知れた友人との、楽しそうな山歩きでしたね・・・(^_-)-☆
オオルリの歌声を聞き、
お花達との出会いあり、
青空の中での白根山の山容も素敵です。

追記は・・・・(>_<)でしたね。
【2013/06/19 18:24】 URL | masamsa #VMSHmFFI [ 編集]

こんばんは masamsaさん
 真冬の単独ラッセルでは力及ばず届かなかった鬼怒沼を
しっかりと楽しんできました。
頂上湿原では 八幡平を想い出しましたよ。
 いつかはYuriさんと日光白根山まで遠征して下さいね。
お待ちしています。
 コメントをありがとうございました。

PS.旬のワラビ、大変おいしくいただきました。
  ありがとうございました。
【2013/06/19 19:19】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]

良かったです!
下山して宿(日光澤)で一休み、ここが女夫渕だったらいいのになぁーと思いました。
加仁湯から女夫渕までの距離の長く感じたこと...
でも頑張ってなんとか歩ききったので嬉しいですv-107出発の3日前に膝にヒアルロン酸を注射して貰ったのとスイミングの効果が出てきているようです。
ブログを見て景色やら色々思い出しもう一度楽しませていただいてます。ありがとうございました!
【2013/06/21 11:49】 URL | ミッキー #- [ 編集]


 ミッキーさん、二日目は女夫淵まで 登って降って約13キロ、
よく歩かれましたね。Chaserさんの膝も大丈夫でしたか?
 帰ってから調べましたら、湿原のあのピンクの小さな小さな花は
「ヒメシャクナゲ」でした。(この花の写真はボケボケで残念、すぐ名前が
でてこなくなり私の頭も少しボケてきたかも)
 楽しく和やかな集合写真をありがとうございました。
健脚のFさんは 明日は丹沢蛭ケ岳とか、またの機会を楽しみに
しております。

【2013/06/21 12:30】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]


 こんばんは!
とても好感のもてる温泉、「うわ~、いいなあ・・・」 と思いながら
楽しませて戴きました。

ゆったりと広がる湿原をほぼ独占状態?の贅沢さ・・・何物にも代えられませんね。

それにしても、ヒナタオソロシ・オロオソロシ・・・何とも変わった名前の
滝があるのですね?

仲間とのお花を楽しみながらの歩き、いい時間を過ごされましたね。
お疲れさまでした。
また素敵な温泉地情報、楽しみにしています。
【2013/06/23 02:42】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]


気の許せる仲間との旅はいいですね。
楽しさが伝わって来ます。
日光澤温泉は一度行ってみたい温泉の
ひとつです。
尾瀬もいいですが、鬼怒沼の湿原、静かで
良さそうですね。
【2013/06/23 07:55】 URL | ブル #- [ 編集]

高度感のある山上湿原
 久しぶりに独りではない山旅を楽しむことができました。
小さいながらも高度感のある静かな湿原、
仲間とおしゃべりをしていると 追憶よりもこの次の山旅へと
話が弾みました。
 奥鬼怒四湯までの自然研究路の秋は お孫さんをいざなうには
良いかもしれません。
キレンゲショウマさん コメントをありがとうございました。

PS.富士山の世界文化遺産への登録、
 ご近所はますます賑やかになりそうですね。

【2013/06/23 08:58】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]

ブルさん こんにちは
 この奥鬼怒四湯を基点に 鬼怒沼を経て尾瀬へ
或いは 根名草山をを越えて金精峠へ など
縦走を楽しむ方の多いところです。
きっと紅葉の秋がお薦めだと思います。
 昨夏の秋田駒以来の賑やかな山歩きでした。
コメントをありがとうございました。
【2013/06/23 09:04】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]


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