俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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秋田駒ケ岳
 阿仁マタギの里を尋ね森吉山を歩き、乳頭温泉郷を散策した翌火曜日は
友人Yu氏夫妻とその山友Fさんの4人で秋田駒ケ岳を歩いた。

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男女岳           ミヤマウスユキソウ    エゾツツジ  (写真はクリックして拡大して下さい)

「山行クロニクル No.83」 秋田駒ケ岳   4人
’12.7.10(火)鶴の湯温泉(前泊)=アルバこまくさ=八合目~新道コース~男女岳~横岳
           ~大焼砂~焼森~シャクナゲコース~八合目=鶴の湯温泉(泊)

 朝まだきの雨はあがったものの まだ雨雲が低く尾根を這い、赤沢の森にガスの流れるなか、
車で鶴の湯からシャトルバス乗換口の「アルバこまくさ」へ。
平日1時間2便の八合目登山口へのシャトルバスは満席。
指呼の間の田沢湖も雲に閉ざされて見えず、霧の流れる車窓にはホオノキやブナなどの
樹相豊かな森が拡がっていた。
笹森山や湯森山、男女岳などの峰々はガスに包まれてまだ姿を顕わさない八合目小屋前で
皆、深呼吸、昨夜の宴会の残滓を拭い落とす。

 この峰では沢山の花に逢いたいと願うYu氏夫人とFさんの女性陣の意図を汲み、
「新道コース~阿弥陀池~男女岳~横岳~大焼砂~横岳~焼森~シャクナゲコース」という
周回路を選択。余裕があれば「馬の背~男岳~馬場の小路」の行程を組み込む予定とする。

P1040064.jpg S社エアリア図(男女岳周辺)

ガスに巻かれた登山道
P1040011.jpg P1040014.jpg P1040022.jpg

 霧中の阿弥陀池への登山道は多種豊富な花々に縁取られ、皆、その姿をとどめるのに忙しい。
心豊かに満たされるひとときでもある。
ハクサンチドリ、モミジカラマツ、マルバシモツケ、オノエラン、ミヤマハンショウヅル、アカモノ、
ミヤマダイコンソウ、ウサギギクなどなど・・・。
 灰色と緑の視界にいきなり産毛を纏ったエゾツツジの赤紫が鮮やか。
さらに二株ほど大きな株をつくっているミヤマウスユキソウを発見、驚喜する。

出遭った花々(その1)
P1040046.jpg P1040008.jpg P1040010.jpg P1040021.jpg
ミヤマハンショウヅル   ハクサンチドリ       モミジカラマツ      ミヤマダイコンソウ

P1040015.jpg P1040016.jpg P1040017_20120715104954.jpg P1040018.jpg
マルバシモツケ      オノエラン         エゾツツジ        ミヤマウスユキソウ  

 阿弥陀池畔を巡り、避難小屋前にザックをデポ。空身で男女岳を往復する。
山頂でガスの切れ間のわずかな視界に声があがる。

P1040031.jpg P1040037.jpg P1040036.jpg
阿弥陀池                        浄土平を眺む

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男女岳

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男女岳 山頂       山頂から阿弥陀池を見下ろす

 再び避難小屋に戻り、熱いスープカレーとおにぎりで賑やかに昼食。
徐々に晴れゆく視界の広がりにますます意気昂揚、デザートのみかんとホットコーヒーに
充足する。

 横岳分岐からは 爽やかな風にいざなわれるも馬の背を経ての男岳には向かわず、
直接、横岳頂上へ。
ここから大焼砂のコマクサ群落までピストンする。

P1040041.jpg P1040042.jpg P1040040.jpg
馬の背と男岳方面                   女岳と馬場の小路方面

 黒砂礫の焼森で再びコマクサと眺望を楽しみ、シャクナゲコースを辿る。
小さな沢を渡渉し、色白のハクサンシャクナゲの清々しさに顔を見合わせ、
たったひと株残った名残りのサンカヨウに見とれた。
このサンカヨウ、いつの峰でも巧まざる自然の造形の妙を感じてしまう。

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湯森山とその奥に乳頭山  男女岳を振り仰ぐ

出遭った花々(その2)
P1040044.jpg P1040009.jpg P1040029.jpg P1040052.jpg
コマクサ          アカモノ           ミヤマキンバイ       ミネザクラ

P1040053.jpg P1040030.jpg P1040054.jpg P1040047.jpg
サンカヨウ        エゾツツジ          ハクサンシャクナゲ     ミヤマヤナギ


 下山後 鶴の湯温泉に戻り、白濁の湯で汗を流す。
夜は再び囲炉裏をかこんでの酒席、女性陣の語る花々の美の感想に耳を傾ける。
Fさんは来週は北ア・蝶ヶ岳とか・・・
三股から蝶ヶ岳へ登り長塀尾根を降って上高地へ抜けるとのこと。
蝶沢上部の急登、槍・穂の岩峰の展望など話は尽きない。
岳と花と湯と少しの酒そして人・・・、まったく充実した一日だった。


P1030981_20120715114522.jpg P1040003_20120715114558.jpg 鶴の湯温泉


 翌朝、お薦めした玉川温泉(北投石・強酸性湯)に向かうYu氏夫妻とFさんに別れ、
ひとり帰宅の途についた。
今回の北東北遠征、森吉山から秋田駒ケ岳へと・・・、かって花の季節につきものの
集中豪雨に阻まれた峰をやっと歩くことができ素直に嬉しい。
全国から登山者の集まる花の峰々、地元の方々の熱い想いに支えられている名山であった。

IMG_0992.jpg photo by Fさん      (写真はクリックして拡大して下さい)




P.S 最近の峰で出遭ったウスユキソウ各種
P1040018_20120715115548.jpg ’12年7月 今回の駒ケ岳ミヤマウスユキソウ

2007_0601会津駒&尾瀬0067 P1010186_20120715120437.jpg P1010267_20120715120542.jpg P1020662_20120715120616.jpg
ホソバヒナウスユキソウ ミネウスユキソウ    ハヤチネウスユキソウ   レブンウスユキソウ
’07年6月(尾瀬)     ’08年8月(谷川岳)    ’10年7月(早池峰山)    ’11年7月(礼文林道)  
 


 




            

  












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この記事に対するコメント
おばんです~(^^♪
そこそこ 好いお天気であったようでなによりです!!
花の山 秋田駒を充分に御堪能頂けたようで、嬉しく思っています・・・(^^)v
もしかしてミヤマウスユキソウは阿弥陀池の湿原でしたのでしょうか・・・??
今日は,帰り新道移動コースとしましたが雨風強く・・・(>_<)!!
花を撮ることも無くスク~と下りましたので、見つけれれませんでしたね~)残念!!

サンカヨウ まだ残ってましたか・・! ヨカッタ!善かった!!!

ちなみに ?はミヤマヤニギかと・・・( ..)φメモメモ

へばね~(^O^)/
【2012/07/15 19:35】 URL | masamsa #VMSHmFFI [ 編集]

masamsaさんのTelが効きました
 こんばんは masamsaさん、yuriさん
おかげさまで天候に恵まれ、我等鈍足隊には絶好の日和となりました。
あのミヤマウスユキソウの大株は 片倉展望地と阿弥陀池の中間あたりで
左右にミヤマダイコンソウの群落が展開する少し手前、
赤砂礫の左側斜面の5mぐらい上部でした。
この峰をよく歩いているという青年の興奮した声「あんな大株ははじめて・・・」
で私達も気がつきました。本当にラッキーでした。

 あの綿毛、ミヤマヤナギですか。
さっそく明記させていただきました。ありがとうございます。
大阪からの遠征隊との出遭いも楽しかったことでしょう。

【2012/07/15 20:27】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]

花の百名山
 今晩は、今頃の秋田駒素晴らしいですね
 7月は高山植物花盛り
 自分も、行きたい所山盛りマウンテンですが
 思う様にいきません
 数年後には俄歩人さんのように
 自由に山歩きをしたいと思います
【2012/07/15 20:46】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

Re.花の百名山
 こんばんは noyamaさん
そうですね。現役時代の私もまたそうでした。
いまは体調の許す限り自由気儘な山旅を謳歌するつもりですが・・・。

 自由な時間がとれるようになるまで 春夏秋冬のいろいろな計画を
暖めておかれますよう・・・。
コメントをありがとうございました。
【2012/07/15 23:13】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]


東北ののびやかな山、懐かしいですね、今年あたり、朝日連峰とか、考え始めました。
独特のものがあり、こちらの山では満たされないものがあるような気がしています。
【2012/07/16 21:30】 URL | devilman #- [ 編集]


 麓の森の豊かな東北の山はみな地元の方々の生活や
信仰に密着した峰々ですね。
梅雨の晴れ間の花散策を楽しんできました。
devilmanさんの連休は北アルプス方面でしょうか・・・。
コメントをありがとうございました。
【2012/07/16 22:08】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]


こんばんは。
これだけたくさんの花と出会うと
なかなか先に進めませんね。
ついつい足を止めて見てしまいそうです。
すてきな仲間と温泉もあり
さぞ良い時間を過ごしたことと思います。
【2012/07/19 22:59】 URL | ブル #- [ 編集]

ありがとうございます ブルさん
 低山ながら花の魅力に溢れた北東北の峰、
天候にも恵まれ、白濁の湯との組み合わせは まさに我々の
年齢相応の山旅となりました。
とりわけ エゾツツジとミヤマウスユキソウは忘れがたい印象でした。
 再び三日ほど東北のゴルフリゾートへ遊びに行っており
御礼がおくれました。すみません。

 
【2012/07/20 16:38】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]

秋田駒ケ岳
いいですね~
今の自分には前泊日帰りの山歩きが良いところで、北東北の山々などに
出かけられないのが残念ですが、素晴らしい花々の写真を眺めると欲求
不満になりそうです…(^^ゞ
周辺には命の洗濯が出来きそうな素晴らしい温泉が沢山ありますし、紅葉の
頃も良いところでしょうね…
【2012/07/23 09:06】 URL | ひまじん #XGKBEyNQ [ 編集]

Re.秋田駒ケ岳
 こんにちは ひまじんさん
 森と花々と温泉に恵まれた北東北の峰々が好きで
毎年のように出かけてしまいます。
秋田駒もそうですが、鳥海山、森吉山、早池峰山、岩手山、八甲田山
などなど、梅雨の晴れ間が似合う峰々、
また八甲田の秋は信州や上越に劣らない美しさです。
機会ができましたらお薦めしたいですね。
コメントをありがとうございました。

 尾瀬の次はどちらへいかれるのでしょうか?
秋風の感じられる頃、営業小屋が空きはじめたら、また北アルプス
を歩こうかと考えております。

【2012/07/23 11:46】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]


こんばんは。
こんなにたくさんの花たちが咲いているんですね。
秋田は子供の頃になじみがあるのでとても好きです。
今でも、機会があったら行きたいと思っていますがまだ訪れていません。
食べ物のおいしい秋田は、山も美しい花が咲いていますね。^^
いつも、私の知らないエリアの景色や情報、楽しませていただいてます。
素敵なレポいつもありがとうございます。
【2012/07/25 23:46】 URL | S氏 #9jnonjpg [ 編集]

こんにちは S氏さん
 行動記録用のコンデジですので、とてもS氏さんのような詩情豊かな
カットにはなりませんが、自然の素材の美しさに救われています。
しかし、刻々と変化する峰の様々な表情、幽谷や渓の色調、黎明時の雲の動き、
そして雪の表情などやはり一眼が欲しくなります。
 コメントをありがとうございました。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。
【2012/07/26 08:25】 URL | 俄歩人  #t3k.yir2 [ 編集]


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