俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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坪山
P1030672.jpg P1030664.jpg 山頂 と イワウチワ          (写真はクリックして拡大して下さい)

 関東近郊でイワウチワとヒカゲツツジの群落が同時期に観賞できる山として 最近話題に
なっている坪山を訪れた。
山梨県上野原市と東京都の小菅村を結ぶ街道(上野原丹波山線)沿いの飯尾の里にある
低山(1102.7m)ながら独立峰である。

 シャクナゲ科で淡いクリームイエローの花をつけるヒカゲツツジと
やはり淡いピンクのウエディングドレスを纏ったようなイワウチワが同じ尾根に群生
しているという。

「山行クロニクル No.77」 坪山
’12.4.10(火) 浦和=中央道上野原IC=飯尾・御嶽神社登山口
            ~西コース~山頂~東コース~飯尾=浦和

 黄水仙やレンギョウなどに彩られた飯尾の里、先週末がこの地域の八幡さまと御嶽神社の合体の
祭礼だったとかで 川沿いにはまだ御祭禮の提灯が装飾されていた。
しかし、今年は例年になく寒く、4日前の土曜日の午後は吹雪でしたと里人から聞いた。

P1030628.jpg 登山口 鶴川に架かる橋     P1030629.jpg 御嶽神社

 登山口に御嶽神社、その上部でツツジの多い西コースと静かな灌木林の東コースに分かれる。
例年、4月初めには咲き始めるというヒカゲツツジの群落を早く見たく、西コースを歩く。
山頂まで約2時間、帰りは東コースを下山する予定。

 登り始めはスギの人工林、尾根筋に取り付くと落葉灌木林になり枯葉に埋もれた明るい尾根を
急登する。

P1030630.jpg P1030632.jpg P1030665.jpg P1030668.jpg 登山道 点描

 最初はヤマツツジの群落、やっと芽吹いたばかり。
イワウチワの可憐な姿が目につくようになるとヒカゲツツジの群生地に入る。
が、期待は裏切られ、やや膨らんだ花芽をひとつふたつ見つけたものの
一輪とて 開花したものは無かった。今年は2週間ほど遅れているようだ 残念。

P1030644.jpg イワウチワ
P1030661.jpg P1030660.jpg P1030639_20120411145247.jpg P1030664_20120411145312.jpg


P1030666.jpg P1030663.jpg P1030657.jpg ヒカゲツツジの花芽

 ツガ、シデ、リョウブ、アカマツなどの雑木林のなか まだ花は付けていないがイワカガミの
群生する痩せた岩尾根を急登すると山頂に。
狭いながらも少し拓けた頂、三等三角点が置かれていた。
西に大菩薩連嶺が翳み、北に三頭山が大きく、南には純白の富士が浮かんでいた。

P1030672_20120411150122.jpg P1030673.jpg P1030675.jpg P1030678.jpg
1102.7m        奥に大菩薩連嶺       三頭山           白富士を望む

 くつろいでいると東コースから同世代のご夫妻が登頂。
しばし歓談、下山はイワウチワが咲き乱れる西コースをお勧めする。

P1030681.jpg P1030682.jpg 東コースを下山

 途中、考えごとに集中して道を外す。
気が付くと灌木林の落ち葉に埋もれた急斜面を 立ち木をテコにずり降りる状態に・・・。
急傾斜であっても明るい林なので そのうちまた登山道に行き当たるだろうぐらいに思っていたが、
いっこうに踏まれた道にはでない。

 あらためて地図とコンパスでチェック、
セオリーどおり急斜面の灌木林を尾根の方向へ登りかえした。
尾根筋に攀じ上がり 踏み跡を見出しホッとする。
この間、一時間以上のタイムロスだった。

 高山のキバナシャクナゲを彷彿とさせるヒカゲツツジにはまた来年でも・・・と
再訪を期して飯尾の里を後にした。

hikagetsutsujiL3[1]















 



   
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この記事に対するコメント

こんばんは。
坪山、知りませんでした。
三頭山の近くなんですね。山と高原の地図には危険マークが
ついていました。
まだまだ知らない山がたくさんです。

イワウチワ、かわいい花ですね。
これからの時期はたくさんの花に出会える時期ですね。
【2012/04/11 21:36】 URL | ブル #- [ 編集]

これからは雪よりも花ですね
 ブルさん、早々のコメントをありがとうございました。
三頭山は都の開発と整備が進み過ぎですが、近くの山梨県側の
低山はまだ未整備の峰が多いようです。
私もイワウチワの群落はしばらくぶりでした。
今年の山は寒さのため 春先の花々が遅れているように思います。
【2012/04/11 22:04】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

奥多摩
奥多摩の山は、なかなか行きづらく、あまり考えることがないためか、坪山を知りませんでした。
三頭山は中学の冬に登りましたから、その名は懐かしく思いますが、それ以来、奥多摩は雲取山に近づくくらいでしょうか。
道を外しても、落ち着いてゆく手を旧に復するところなど、ベテランの落ち着きを感じますね。
どうか、今後もお気をつけて。
【2012/04/12 21:23】 URL | devilman #- [ 編集]

Re.奥多摩
 こんばんは devilmanさん
奥多摩や丹沢の峰は何処もあまり変わり映えのしない風情が苦手でしたが
歳とともにその手軽さゆえに、これからは季節にあった特徴を探して
歩くことになりそうです。

 道を外した折、へづりながら手足の力の無くなったことをいやというほど
思い知らされ、結局、鉄則に従い登りかえし事なきを得ましたが
稜線に戻り 手足の傷の手当てをしながら、もはやバリエーションルートなど
遠い過去のことと悟りました。
 コメントをありがとうございました。
残雪の北八つ行、No.3を楽しみに待っております。
【2012/04/12 23:27】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


日陰つつじの群落があるんですね。このはなは黄花石楠花に似て大好きですね。黄花石楠花が2,3年後にどうしても枯れるので、日陰つつじを育てた事がありました。日陰つつじというより日陰石楠花といったほうがよいかいかもしれません。また小さな鉢で育てたくなりました。
【2012/04/18 06:09】 URL | fukuchan #- [ 編集]

こんにちは、石楠花のお好きなfukuchanさん
 かって東北の根本石楠花、そして今は地元の筑紫石楠花を
楽しんでいらっしゃることでしょう。
昔から 多様な石楠花を庭で育てて楽しむ方が多いようですね。

 このシャクナゲ科の日陰躑躅、東京近郊の奥多摩や秩父、丹沢などの
峰々で群落に憩うことができますが、
盛花の期間が短く なかなかタイミングが合わないのが残念です。
 コメントをありがとうございました。
【2012/04/18 09:48】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


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