俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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天狗山
P1030289.jpg 天狗山                (写真はクリックして拡大してください)

 日本全国に50座近くも点在するという天狗山、その最高峰 1882mの天狗山が
長野県南佐久郡川上村にある。 (*追記をご参照ください)
同様の名称、天狗岳は少なくて八ヶ岳天狗岳(本州)、石鎚山天狗岳(四国)、朝里天狗岳(北海道)
など数座を数える。
それぞれ最高峰の天狗山(1882m)と天狗岳(2645m)が
JR小海線を挟んで対峙していることに気が付き、まだ、未踏の岩峰 天狗山山頂から
八ヶ岳の天狗岳を眺めてみたくなり、早朝、信濃川上村へ向かった。

「山行クロニクル No.74」 天狗山       単独
’11.11.15(火) 浦和=中央道須玉IC=川上村馬越峠
             ~天狗山往復~馬越峠=富士山麓・精進湖(泊)

 麓から仰ぎ見る天狗山はちょっとした岩峰。
地形上は秩父山塊に属するようだが 西上州の岩峰の雰囲気。
麓の大深山から直登すると3時間以上かかるも、南相木村へ抜ける川上佐久線の
馬越(まごい)峠からの尾根道を歩くと 1時間少々で山頂に達するとのこと。

P1030286.jpg 山麓のカラマツ林が美しい

 朝10時、カラマツの黄葉が絨毯を広げる馬越峠の駐車スペースには 神戸Noが1台駐車。
わざわざ兵庫県から遠征してこられるとは・・・、ますますこの峰に興味が深まった。

P1030251.jpg P1030280.jpg 登山口と地図

 冬枯れの雑木林の落ち葉に足をとられながらの急登を少しこなすと
気持ちの良い尾根歩き。 風が冷たい。

P1030253.jpg P1030257.jpg P1030254.jpg
雑木林            霧氷             尾根から見る御座山

 徐々に高度をあげると やせた岩尾根となり山頂が覗ける。
北側は霧氷で白い樹林が美しい。
越えてきたちょっとした岩稜を振り返り 霧氷の林へ入る。
シャクナゲに覆われた山頂直下は両手を使っての岩捩りとなる。
まだ膨らんだ花芽はないが 花の季節は美しいことだろう。

 この岩場で 神戸からきた男女4人のパーティとすれ違う。
今日 この山で出遭ったのはこの1組だけ。

P1030258.jpg P1030262.jpg 岩場になり 山頂を覗く

P1030267.jpg P1030266.jpg P1030268.jpg
越えてきた岩稜       北側は霧氷の林        霧氷の中へ

 峠から1時間10分ほどで 1882m、三角点のある山頂へ。
静かで狭い岩の広場を独り占め。 風の音だけが耳に立つ。
稜線はこの先西側、男山(1851m)まで続いている。

 360度の眺望。
さっそく 八ヶ岳連山の天狗岳に見入るが、連峰の頂は雲に隠れてしまっている 残念。
北隣りには御座山が大きく、浅間山も望める。
東に 三宝山や甲武信岳、東南には小川山や金峰山 それに私の好きな瑞牆山など。

P1030275.jpg 山頂

P1030274.jpg 男山への稜線

P1030270.jpg P1030271.jpg P1030276.jpg
八ヶ岳方面         浅間山方面         御座山

 40分ほどくつろぎ 八ヶ岳山頂の雲がとれるのを待つが、西から次々と雲が湧き
途切れそうにない。黒い雪雲が拡がり 天気は下り坂の気配。
男山への稜線に足を踏み出さず 往路を下山する。


 この季節の天狗山、山塊としてのスケールこそないが、
ミズナラ、ツツジ、リョウブなど冬枯れの雑木林、岩稜、シャクナゲのトンネル、霧氷の樹林など
次々と目先の変わる楽しい峰であった。
もう少し晴れていれば 最高峰の天狗山から最高峰の天狗岳を眺めることが
できた筈であったのに・・・。

 また 山麓のカラマツ林も美しかった。
晩秋、カラマツとかブナの単一林は彩りの派手さは無くとも ただただ遥かに過ぎ去った昔を
想い出させるに十分な静かさを いつもながら味わせてくれる。

                                                P1030289_20111117135359.jpg

(写真はクリックして拡大してください)
P1030281.jpg


*追記 
  山スキーの好きな友人から 立山連峰天狗平の南に天狗山(2521m)があり、
 これが天狗山の最高峰ではないかとの指摘を受け 調べなおしました。
 すみません、訂正いたします。
 因みに 日本山名事典(三省堂)によると
 天狗山は 全国49座、天狗岳は24座と約半数でした。

















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この記事に対するコメント

こんばんは。
私が持っている本には、天狗山は男山とのセットで
紹介されています。1日かけて縦走しても楽しそう
ですね。
山頂からの眺望もなかなかですし、静かな山歩きが
楽しめそうでいいですね。シャクナゲの時期は梅雨
時で難しそうですが、機会を見つけて行ってみたいな
と思いました。天狗山から天狗岳を眺めるというのも
おもしろい発想ですね。
【2011/11/17 23:13】 URL | ブル #- [ 編集]

こんにちは
俄歩人さん こんにちは。

もうそちらは霧氷ですか!
山の上はもう冬模様なんですね。
360度のパノラマも素晴らしいですね。
【2011/11/18 17:00】 URL | つる姫 #- [ 編集]

こんにちは ブルさん
 そうですね 尾根伝いに男山を含めて歩かれる方が多いようです。
この川上村周辺では 私は梓山・毛木平から千曲川源流経由で
甲武信岳・三宝山に登り、十文字峠経由で周回するルートが好きなところです。

 再びそこを歩くつもりで地図を眺めていて、たまたま天狗山に気づき
訪れてみたものです。
この山域では 千曲川源流から甲武信岳~十文字峠の方がお薦めです。
コメントをありがとうございました。

【2011/11/19 09:00】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

こんにちは つる姫さん
 お久しぶりです。
相変わらずお元気で九重の峰々を楽しんでおられるようで何よりです。
本州中部以北の峰はそろそろ雪化粧になりました。
美しくも厳しい風情の幕開けです。
 コメントをありがとうございました。
【2011/11/19 09:05】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

おばんです(^^♪
静かな山行 ゆっくりと一行させて頂きました・・・(^^♪
【2011/11/19 21:44】 URL | masamsa #VMSHmFFI [ 編集]

Re.おばんです
 masamsaさん こんばんは
 まもなくカラマツの黄葉もキラキラ輝いて降り注ぎ 冬枯の世界と
なりそうです。
地元の方々がツルウメモドキの細枝を採取していました。
コメントをありがとうございました。
【2011/11/19 22:52】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


天狗山、男山、つい最近も、行こうかどうしようか、迷ったばかりです。
そうやって計画の候補に上げながら、ずっと行っていません。
高校時代、山岳部のほかの学年が天狗山、男山の縦走をしたときに、この山を知り、
八ヶ岳や金峰山に登る度に、特徴のアルミの山々を気にしていましたが、
詳細を写真で見せていただいたのは、初めてです。
大変参考になりました。
ぜひ、近々行ってみたいと、おもいます。
ただ、十文字峠のほうが、先かな・・
ありがとうございました。
【2011/11/20 02:04】 URL | devilman #- [ 編集]


 天狗山と名の付く山は50座を数えるほどもあるのですか?
俄歩人さんのブログからは、こういう情報も大いに楽しませて戴いています。
3つの内の1つという石鎚山天狗岳は夏に実家への帰りに寄り道をしてきました。
紅葉の時期もいいと言うので1度訪ねたいとは思いつつも、賑わい過ぎるのも
少々草臥れそうで、今だ果たせず・・・です。

早くも霧氷の画像を見せて戴き、心がざわつき始めました。
川上村甲武信鉱山は鉱物採集で懐かしい地です。
【2011/11/20 02:22】 URL | キレンゲショウマ #- [ 編集]

こんにちは devilmanさん
 いつもコメントをいただきありがとうございます。
この山、devilmanさんにはもの足らないことでしょう。
この先 中途半端に雪がつくと岩場は歩きにくい感じがしますが・・・。
 
 この界隈では 私もやはり千曲川を遡り十文字峠へ周回するルート
(山行クロニクルNo.8 甲武信岳)が好きです。
シャクナゲの季節も十文字峠の方がはるかに見ごたえがありそうです。
【2011/11/20 08:46】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

キレンゲショウマさん こんにちは
 「賑わい過ぎるのも~」、おっしゃる通りです。
この川上村、研究されていた頃の懐かしいところなのですね。
私はこの旧住友の鉱山を訪れたことはありませんが、鉱山下 梓川河畔の
白木屋旅館によく泊ったものです。
今でも見学・採取に訪れる方が多いようで よく話を聞きます。

 翌日は 毛無山ではなく楽な三つ峠山から、再び少し冠雪した富士を
眺めて帰りました。
コメントをありがとうございました。

【2011/11/20 08:58】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


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