俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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氷ノ山
P1030233.jpg 氷ノ山 山頂              (写真はクリックして拡大して下さい)

 かって京都在住時代、季節ごと、また雨や雪の気象ごとの名勝・古刹・遺跡・行事を
尋ね歩いたが、山については 石灰岩の滋賀・草津方面が多く、兵庫の峰を歩いたことは
なかった。
そこで、日本海に面した丹後半島の伊根の舟屋を尋ね、兵庫但馬の出石の新そばを味わい、
中国地方大山に次ぐ第二の高峰 氷ノ山(ひょうのせん)を歩こうと片道800キロを
遠征した。

 静かな湾をぐるりと取り巻き、一階はそのまま舟を曳き入れる構造の舟屋の風情を楽しみ、
初日は 夕陽の美しい丹後温泉に宿泊。
翌日、但馬の出石に入り 新蕎麦粉の皿そばを賞味した。

P1030176.jpg P1030174.jpg P1030180.jpg 伊根の舟屋(遠景)

P1030189.jpg P1030192.jpg P1030190.jpg 出石町 点描


「山行クロニクル No.73」 氷ノ山       単独
’11.10.29(日) 浦和=東名・北陸道敦賀IC=丹後半島伊根=間人(たいざ)(泊)
    10.30(月) 間人=出石=養父市福定親水公園キャンプ場(車中泊)
    11. 1(火) 親水公園登山口~布滝~地蔵堂~氷ノ山越~コシキ岩~山頂
             ~東尾根~東尾根登山口~親水公園=姫路市夢前町(泊)

登山口 福定親水公園
P1030193.jpg P1030198.jpg P1030200.jpg P1030202.jpg

P1030196.jpg 登山道図

 30台ほど駐車可能な登山口の宿泊組は 神戸・堺・岡山など近県Noの方々ばかり。
ここ福定親水公園登山口は標高600m、氷ノ山山頂1510mへは標高差約900m
距離5.4キロ、東尾根を降る周回コースで約10キロ強の行程。

 朝7時過ぎ 好天が予想される雰囲気を背負って登山道へ、
9月の台風で氾濫 流木が重なり合う八木川上流の河原をしばらく遡り、自然林に入る。

P1030203.jpg 布滝

登山道 点描
P1030207.jpg P1030209.jpg P1030211.jpg P1030213.jpg

 落差65mの布滝を眺め、沢沿いに処々で崩壊し高巻きを強いられながらしばらく高度を稼ぐと
美しい天然スギのトラバース道になった。
単独行で知られた登山家 加藤文太郎氏が泊ったとされる地蔵堂を過ぎ、再び登りとなり
ひえの水、弘法の水、一口の水などの水場を経て、
氷ノ山の頂を間近に眺められる氷ノ山越(乗越)に着き、一服。
設置された避難小屋は 厳冬期の豪雪が予想される鉄骨高床式の急な三角屋根。

P1030215.jpg P1030217.jpg
氷ノ山越          逆光の山頂を望む

 ここからは北の鉢伏山から続く尾根の縦走ルートになり、幾組かのパーティと
相前後して秋の陽射しを浴び、冬枯れのブナ林の下を坦々と歩く。

P1030219.jpg P1030220.jpg P1030222.jpg 尾根の縦走路

 ちょっとした岩峰 コシキ岩を巻き、11時少し前に氷ノ山山頂へ。
北に扇ノ山、西に中国山地など馴染のない峰々が霞んでいる360度展望の一等三角点
の頂であった。

 登路を眺めながら簡単な昼食。秋色といっても派手さはない。
氷ノ山(ひょうのせん)、まさに名の通り雪の季節にその魅力が引き出される峰のように
想った。

P1030233_20111103163057.jpg P1030225.jpg P1030228.jpg 山頂広場と一等三角点

P1030226.jpg P1030230.jpg P1030231.jpg

 山頂に至るルートは幾つもあり、頂上には単独行も含めて5組ほど。
妻に携帯電話を入れたら、「いま、銀座なの~」と明るい声が返ってきた・・・。

 下山は東尾根伝いの道をとり、笹原を分け古杉を潜り神戸大のヒュッテへ。
その後はドウダンツツジの赤がまだ美しい尾根歩きが楽しかった。

下山道 点描
P1030234.jpg P1030236.jpg P1030237_20111103164728.jpg P1030240.jpg

P1030241.jpg 東尾根の雰囲気

P1030243.jpg 東尾根登山口へ下山

 東尾根下山後は親水公園登山口まで舗装の林道を歩き、車を回収。
その日は姫路市の北のはずれ、夢前川に沿って 翌日予定した雪彦山の登山口を
覗きに走った。
 九州福岡の英彦山、越後の弥彦山とならんで三彦山と称される修験者の聖なる山、
雪彦山(せっぴこさん)、915m。

 標高こそ低いが 岩峰であること。
また、山の本などに執筆されている池内 紀氏の自分風土記の一遍に
この夢前川の一文があり、興味を惹かれた峰のひとつでもあった。
が、結局、翌日は急用ができ 登ることなく帰京することになってしまった。

 城崎や有馬など著名な湯に寛ぐこともなく、晩秋の薄日に柿の色が映える京都・兵庫の
日本海側の風情に親しんだ旅であった。

P1030244.jpg 雪彦山登山口

P1030246.jpg 孫娘Meiのために丹後半島で購入したつるし柿用の渋柿
                                (写真はクリックして拡大してください)







































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この記事に対するコメント

こんばんは。
盛りだくさんな旅行ですね。
雪彦山に登れなかったのは残念でしたが・・・
丹沢山と同じくらいの高さなんですね。
西の方はぜんぜん知らなくて、氷ノ山は
もっと高い山かと思っていました。
紅葉を楽しみながらの山行は癒し効果満点
だったことと思います。

それにしても氷ノ山と銀座で電話がつながるって
すごいですね・・・
【2011/11/03 17:26】 URL | ブル #- [ 編集]

おっしゃる通り丹沢山塊と同様でした
 こんばんは ブルさん
 見残していた伊根の舟屋を見たかったことと、季節がら出石の新そばを
食べたかったこともあり 氷ノ山までの遠征となりました。
氷ノ山、厳冬期に相応しい峰だと想います。

 携帯の便利さには思いもかけない驚きがありますね。
が、その結果、登りたかった雪彦山を諦めることになったのは皮肉でした。

 最近は 山仲間を案内する立場になられ、ますます充実した山行を
楽しんでおられるようですね。
いつもながら 早々のコメントをありがとうございました。

【2011/11/03 19:06】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

おはようございます^^
敦賀までいらしてたんですね。私は水曜日に敦賀のお山でした。
ちょっとニアミス気分^^
800キロの遠征。。。さすがの貫禄!
80キロがいっぱいいっぱいの軟弱者です。
氷ノ山、心惹かれる山名です^^
【2011/11/04 03:59】 URL | sasa #- [ 編集]

sasaさん おはようございます
 なんとなく旅情をいざなわれる晩秋、思い切って遠出をして
みましたが、尻切れトンボに・・・。
敦賀・小浜の福井も、丹後半島の京都も、但馬・夢前の兵庫も
車窓の柿の木がよい色でした。

 氷ノ山、登る前の期待の大きさ故でしょうか、
漂泊感よりも季節違いの感を強く受けました。
コメントをありがとうございました。
敦賀の山のレポ、楽しみにしております。
【2011/11/04 09:04】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

興味は西へ
 こんにちは
 又々、羨ましい山旅
 関西方面は馴染みがありませんが
 兵庫と言えば加藤文太郎
 六甲の山々もいつか歩いてみたいところです
 足を延ばして大山、三瓶山なども
 山旅への魅力尽きませんね
【2011/11/05 11:06】 URL | noyama #B7q/.fmY [ 編集]

こんにちは noyamaさん
 何年かの関西居住経験や観光経験があるとしても、現在、東京近郊に
住む者にとって、北陸や東北と異なり、京阪神以西への山行は
やはり結構な思い切りが必要ですね。

 六甲も関東の伊豆・箱根と同様、ドライブウエイが縦横に走り
昔日の面影はあまりないように思います。
かの地では滋賀近江の比良山系が私は好きでした。

 とまれ氷ノ山、雪化粧の頃がお薦めだと想います。
歩けなかった雪彦山に想いがのこりました。
コメントをありがとうございました。
【2011/11/05 12:23】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


前の方々も書かれていますが、氷ノ山と言えば、加藤文太郎が思い出されます。
というか、「孤高の人」を読んで氷ノ山という山があることを知ったわけですし、実はこのブログを拝読するまで、具体的な事は知りませんでした。
いずれにしても、本州背稜の山といってもよいわけで、冬の厳しさは大変なことでしょうね。
ちょっと手の届かない山、のような気がしています。
【2011/11/06 02:19】 URL | devilman #- [ 編集]

こんにちは devilmanさん
 この氷ノ山、鳥取県との県境に位置し、周辺の登山口は
夏はキャンプ、冬はスキーで賑わうようです。
加藤文太郎が泊ったといわれる中腹の地蔵堂付近は
いまや珍しい天然杉の古木が幽玄の美しさを見せてくれました。

 奥多摩の鷹ノ巣山、丹沢の丹沢山が思い浮かぶような峰でした。
コメントをありがとうございました。
スリーデイズマーチにはご家族で参加されていらっしゃるのでしょうか・・・。

【2011/11/06 09:54】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]

kyさん こんにちは
 私が山頂に憩うたのはKyさんのわずか一ヶ月後でしたか。
ご実家のある鳥取県側からというと 若桜か仙谷登山口からですね。
だんだん近づいてきて、いつかは同じ峰での出遭いがあるかも知れませんね。
メッセージをありがとうございました。
【2011/11/07 13:53】 URL | 俄歩人 #t3k.yir2 [ 編集]


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