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俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
雪山は2011年1月、
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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北へ・・・
DSC01693.jpg DSC01695.jpg
ハマナスの 花と実       (写真はクリックして拡大してください)

 この8月で喜寿を迎えた妻、子供たち主催の都心での盛大な宴の余韻も
覚めやらぬうちに、月末は、北の友人T氏夫妻と いまはひとり身で古稀を迎える
義弟、そして我々夫婦 老々5人で空路函館へ・・・。

 今年は北海道命名150年、ここ一週間ほどテレビでも その開拓史や
アイヌ民族の生活史の映像が流れていた。
 道南、渡島半島周辺では 奥尻島や函館、駒ヶ岳・大沼公園などは
訪れたことがあるが、噴火湾入り口の恵山の亀田半島や
日本海側松前半島の江差や松前などは まだ未訪であった。

DSC01726.jpg 道南 渡島半島南部

8.31(金)  東京羽田=函館空港 レンタカー~戸井~恵山~椴法華~川汲温泉
         ~森町~落部~銀婚湯(泊)
9.1 (土)  銀婚湯~日本海 乙部町~江差町~かもめ島~上ノ国町~松前町(泊)
9.2 (日)  松前町~白神岬~知内町~木古内町~函館市~函館空港=東京羽田

 津軽海峡の対岸に下北半島、鮪の一本釣りで知られた大間を臨みながら
こちらは 鮪のはえ縄漁で知られた戸井へ・・・
北の大地では 何処を訪れても寂漠とした廃線跡に出遭う。

DSC01650 (1) DSC01653 (1) DSC01652 (1)
旧戸井線の廃線跡

DSC01654 (1) 戸井漁港近くの海岸

 亀田半島の先端部近く 海浜公園から恵山(618m)を眺める。
海岸から見上げても 有史以前の爆裂跡が生々しく感じられる。

DSC01655 (1) 恵山を眺む

 波の静かな噴火湾(内浦湾)側にでて 川汲温泉~鹿部町へと走り、
鹿部温泉の間欠泉を見物。

DSC01657 (1) 一定の間隔で十数メートルは吹き上げる

 大沼側の雄大さとは異なる姿を見せる駒ケ岳を海岸線から眺め、
いかめしの森町を過ぎて 落部川に沿って山中に分け入り、今宵の宿「銀婚湯」へ。

DSC01674.jpg DSC01662 (1) DSC01669.jpg 銀婚湯

 秘湯を守る会会員、大正天皇が銀婚の日に宿泊されたことから名付けられたという温泉宿。
落部川の中州に位置し、広大な庭には ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉の
4つの源泉(64度~90度)を持ち、6ヵ所の風情ある露天風呂が散在している。
湯はすべて源泉掛け流し。

DSC01663 (1) DSC01668.jpg 露天風呂の一部


DSC01673.jpg DSC01667.jpg DSC01672.jpg DSC01675.jpg
庭                                 水松(イチイ、北海道ではオンコ)

 一番の若者が妻の弟で古稀、平均年齢OO歳の老々5人は
ゆっくり掛け流しの湯を堪能し、妻の喜寿と義弟の古稀の祝膳を囲んだ。

 翌日は 山中を日本海に抜け、乙部町から奥尻島を海上遙かに見て
民謡「江差追分」と豪商の旧家で知られる江差町へ。

DSC01692.jpg 正調の江差追分(前唄 本唄 後唄)を聴く
 追分の節回しは難しいが、尺八の調べは素晴らしく、びょうびょうと日本海から吹きすさぶ
真冬の烈風に負けじと冴えわたる響きを彷彿とさせる音色。

 現存する海産物問屋や回漕業の旧家を見学、往時の繁栄に想いを馳せる。

DSC01680.jpg DSC01677.jpg 中村家

DSC01685.jpg DSC01688.jpg 横山家(残念ながら手打ちそばの営業は終了していた)

DSC01689.jpg 江差町の祭山車

 江差のシンボル、かもめ島を散策、瓶子岩、繋船場跡、幕末に江差沖で座礁沈没した
開陽丸などを見て歩く。

DSC01696.jpg DSC01697.jpg DSC01698.jpg
瓶子岩               繋船場跡

DSC01703.jpg 開陽丸(原寸大で復元)

DSC01706_20180904104438ce1.jpg

 江差町から松前町まで 松前半島の日本海側 追分ソーランライン(228号線)は
波打ち際のわずかな平地に 半農半漁の営みと思える小集落が点在するばかり。
その日は松前で宿をとった。
この地は江戸時代、1604年から蝦夷地の領地権、徴役権、交易の独占権を得て
日本最北の藩として成立し、現在は春の桜の名所として広く知られている。

DSC01712.jpg 桜の名所 松前城

DSC01707.jpg 旧繋船場跡

DSC01714.jpg 清楚な町並みを再現

DSC01710.jpg 白神崎 北海道最南端 津軽海峡を挟んで青森県竜飛岬灯台を臨む
   (4年前の秋、ひとり竜飛岬灯台から この北の大地を眺めた時は こんなに近くは感じられなかった)

DSC01715.jpg DSC01716.jpg 朝の松前海岸


 最終日は 松前半島の津軽海峡沿岸を福島町、知内町、木古内町と走り抜け、
函館朝市で買い物、五稜郭を散策後空港でレンタカーを返却、空路それぞれ帰宅の途へ。

DSC01718.jpg DSC01719.jpg DSC01721.jpg 水草(菱)
                                 五稜郭がいっぱい

DSC01724.jpg ご当地バーガー全国一の店
              (札幌にもないとか、行列40分待って購入)

 学生時代から幾度となく訪れている好きな北の大地で、今回もまた
海の幸と湯、そして友と酒に親しんだ三日間の旅であった。


(2018.8.31~9.2
 北海道命名150年、道南で古稀と喜寿を祝う集い)



追記:
 帰宅後4日目、6(木)未明の北海道胆振沖大地震、
共に旅した北の友人T氏夫妻の安否を確かめた。
夫妻の居所は 全国にテレビで終日映像が流れた あの液状化現象が
起きた清田区(札幌市)。
 食器類はほぼ全滅、書籍や小物類は散乱するも、家屋や家具類、
車庫や庭の被害は少ないとのことであった。
しかし、停電のうえライフラインはすべて沈黙、まさに非常事態の様子。
いまは 健康を損ねぬよう祈るのみ・・・。 9.6(木)