俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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神津島天上山
 伊豆七島、東京湾を一路南下 大島・利島・新島・式根島を経て5番目の神津島へ渡り、
最近人気の天上山(572m)を歩いた。
 東京浜松町竹芝桟橋から週末は約5,000トンの大型客船(定員800名)が
就航しているが、この季節、GW前の平日は 朝の高速ジェット船(定員250名)1便のみ。

P1040512.jpg P1040589.jpg (写真はクリックして拡大して下さい)
天上山(前浜集落より) (多幸湾三浦港より)

「山行クロニクル No.87」 天上山      単独
’13.4.25(木)東京竹芝桟橋ーーー神津島(高速ジェット船で約3時間半)
    4.26(金)天上山
           黒島登山口~十合目~表砂漠~新東京百景展望地~不動池~最高点
           ~表砂漠~黒島登山口~前浜=温泉センター
    4.27(土)神津島ーーー東京竹芝桟橋(大型客船で約8時間)

 往きの高速ジェット船は 高波による前日欠航の影響で、この日の便は満席。
今日も高波により途中の「利島」「式根島」は場合により抜港の条件付きであったが、
44ノット(時速80km)で洋上を滑走する走りは揺れも無く快適。
東京から海上180kmをわずか3時間強で神津島まで運んでくれる。

P1040606.jpg 洋上を疾走するジェット船

 島の面積約18キロ平方メートル、昔、「神集島」と書かれ、天上山に集まった神々により
伊豆七島の「水配り伝説」が残る神秘的な島。
保育園から都立高等学校まである一村一集落で人口約2,000人が暮らしている。

P1040577.jpg P1040580.jpg 前浜海岸のモニュメントと壁画

 島初日の午後は天上山を仰ぎながら 西側の前浜海岸や神津島港を散策したり、
村営のミニバンで「赤崎海岸」まで足を伸ばしたりして島の空気を味わう。(民宿泊)

P1040494.jpg P1040499.jpg 前浜海岸と神津島港(右手奥が天上山)

P1040509.jpg P1040504.jpg 赤崎海岸

 島内を走る車のナンバーが品川No.であったことや名所旧跡に記された東京都の文字に
ここが東京都の村であることを意識する。


天上山

 黒島登山口からのんびり登ること1時間ほどで拓けて変化のある山頂部へ。
この西海岸に面した登山道は 森林限界を越えた高山のような背の低い常緑の灌木に覆われ
下部にはシダ類が繁茂している。

登山道 点描
P1040516.jpg P1040525.jpg P1040527.jpg P1040528.jpg

 足元には紫色のスミレや黄色のニガナの小花のほか オオシマツツジ、シャリンバイなどが
花を付けていた。

P1040517.jpg P1040522.jpg
オオシマツツジ      シャリンバイ

P1040532.jpg 山頂部を周回するコースに入ると スダジイ、リョウブ、モッコク、
クロマツ、ツツジなどの小灌木林を抜け、岩石地を経て白砂に覆われた表砂漠へ、
やがて露岩を歩き伊豆七島を望む新東京百景展望地へ。
近くの式根島や新島・利島は眺められたものの、雨雲と春霞に隠れ 遠く大島や富士山を
望むことはできなかった。

登山道 点描

P1040529.jpg P1040533.jpg P1040534.jpg P1040535.jpg

P1040537.jpg P1040541.jpg P1040545.jpg P1040543.jpg
表砂漠            裏砂漠への道                     新東京百景展望地    

 さらに不動池を巡り、二等三角点のある天上山の最高点(572m)へ。

P1040548.jpg 不動池

P1040555.jpg P1040559.jpg 最高点と山頂標識

P1040560.jpg 山頂部から西側崩壊地を覗く

 西から急速に雷雲が湧き、ひととき激しい雨と雷に脅かされ、視界はあまり得られず。
この島の固有種であるコウヅシマヤマツツジは まだ小さな蕾の状態であった。
2時間ほどの山頂部周回で出遭った登山者は三組4人。
皆、低山ながらこの変化ある山頂部を満喫していたようだ。

P1040552.jpg P1040553.jpg P1040556.jpg P1040565.jpg
サルトリイバラ                         ?              クロマツ

      
 この天上山山頂部、カタツムリの群れる常緑の森を潜りシダの湿地帯を抜け、露岩の道を辿り
砂漠のような砂地を歩く。そして小ピークに立つごとに 眼下の紺碧の海が輝いて迎えてくれる。
また今日のように前線の通過に伴う、晴れ~曇り~雨・雷~晴れという空模様の変化とあいまって
数分刻みで異なった環境を楽しむことができた。
何年か振りで高山の稜線歩きのような醍醐味を味わうことができたことに感謝する。
 この山の特徴である花々の咲き揃う初夏から初秋にかけては、さらに趣がありそうと感じたこと
だった。

 下山後、島の天然温泉センターで入浴 汗を流す。
含ナトリウム・マグネシウムの塩化物泉、43度と46度の湯量豊富な源泉2本を持つ掛け流しの湯。
海岸に面した露天風呂は水着着用であった。(民宿泊)

P1040581.jpg 温泉センターの露天風呂


 翌日、高速ジェット船で帰る予定が 強風・高波のため欠航するかも・・・
とのことで、朝入港の大型客船さるびあ丸に急遽変更。
入れ替わりに連休の神津島に下船した人々の背には、サーフボード、釣竿、登山リュックと多様。

 結局、この大型客船でも利島は抜港、東京湾口まで4mの高波に揺られた約8時間の船旅となった。

P1040587.jpg P1040592.jpg 多幸湾三浦港と大型客船さるびあ丸

(写真はクリックして拡大して下さい)



























岩壁の四季
谷川岳一ノ倉沢(出合)

P1010877_20130414103747.jpg 2009_0330白毛門0044 P1000584_20130515225808.jpg P1010220_20130414103904.jpg
秋                冬                               夏                                                    
                                         (写真はクリックして拡大して下さい)