俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



西穂独標
P1040222.jpg P1040214.jpg P1040218.jpg (写真はクリックして拡大して下さい)

 再び安房峠を越えて新穂高温泉へ向かった。
日曜日とて しらかば平・第2ロープウエイは整理券で1時間待ちであった。
アルペンホルンの野外演奏をしばし楽しむ。

P1040157.jpg P1040159.jpg
深山荘前の駐車場   アルペンホルンの野外演奏

 西穂山荘で落日を待ちながら熱燗で時を過ごす。
多くの方々が下山した後の日曜日の夕暮れは比較的静か。
かって妻の誕生日前日に蒲田温泉槍見館に泊り、翌日、真夏でも涼しいこの山荘で
祝杯を挙げたこともあった。

P1040163.jpg P1040167.jpg
西穂山荘への登山道から 飛騨側の西穂高岳を仰ぐ

P1040171.jpg P1040170.jpg P1040172.jpg P1040173.jpg
西穂山荘         霞沢岳          丸山への登り       夕方のテン場

P1040180.jpg P1040186.jpg
遠く白山に沈む落日   白山

 20人ほどで和やかな夕食。
関西や中京圏からの方々が多かった。
西穂高岳までという方は4~5人で ほとんどの方は独標まで。
病み上がりの私も西穂途中の独標までと決め、サブザックに詰め替える。

 翌 22(月)も晴天。
飛騨側の雲海が美しい。

P1040191.jpg P1040193.jpg
塩尻方面からの朝陽  高山市を包む雲海

 朝食を自炊後山荘を出て 久しぶりの稜線歩きを味わう。
前日、ロープウエイ山頂の登山口から山荘までの道で、3か月の空白が 結構身体に
きつい実感を持っていたので のんびり歩く。
飛騨側 大木場ノ辻~錫杖岳~クリヤノ頭~笠ヶ岳と続く朝陽に輝く峰々を横目に
丸山で まだ雲海に沈んでいる高山市街や逆光の霞沢岳、背後の焼岳とその奥の乗鞍岳
を楽しむ。

 西穂山荘から焼岳・中尾峠を経て 中尾温泉口へ降った昔を想い出す。
また歩けるようになったことが素直に嬉しく 想い出にも明るい色を染めてくれる。
登山口や山小屋は変化しても山そのものは変わらない。

P1040204.jpg P1040205.jpg
独標への稜線      丸山山頂

P1040206.jpg P1040209.jpg P1040211.jpg
丸山からの笠ヶ岳     逆光の霞沢岳      背後の焼岳と乗鞍岳

 先月、計画していて歩けなかった笠ヶ岳、いつ見ても美しく とりわけ厳冬期の白い笠の姿は
格別で、脳裏に焼き付いている。

P1040214_20121023135732.jpg
ピラミッドピークや独標(右)が近くなった。



ちょっとした岩場を攀じると 独標頂上、2701m。
久しぶりの西穂独標。
この先、ピラミッドピークを経て西穂高岳への岩稜が迫ってくる。
先行の2人が楽しんでいた。

 今回はここまで・・・と。また歩けるようになった身に感謝する。
西穂~奥穂間の歩いたことのない岩稜や よく歩いた鷲羽岳など黒部源流方面の峰々と
会話しながらコーヒーをたてる。
たったひとりの独標、眼下に光る梓川、そして焼岳を見下ろす。

P1040229.jpg P1040222_20121023141119.jpg P1040223.jpg
独標

P1040218_20121023141244.jpg P1040219.jpg P1040221.jpg P1040224.jpg
ピラミッドピーク~西穂高岳           西穂~奥穂       鷲羽岳方面
              ピラミッドピークへの登攀路

P1040228.jpg P1040230.jpg
眼下に光る梓川     焼岳を見下ろす


 下の尾根に登山者が登ってきたのを汐に独標を降りる。
蒼穹を切って小岩峰群の屹立している西穂高岳を見おさめた。

 信州上高地側の紅葉や蒲田川小鍋谷の紅葉、錫杖岳の岩壁を眺めながら
ハイマツ帯を降る。

P1040235.jpg P1040243.jpg P1040237.jpg
上高地           小鍋谷           錫杖岳

P1040238.jpg P1040239.jpg P1040244.jpg
ハイマツ帯を降る                秋色

 山荘に挨拶、下山する。
ともかくも少しでも歩けたことに満足し、中尾峠越えではなく短路のロープウエイ口へ。

P1040247.jpg P1040249.jpg
晩秋を感じさせる砂糖菓子にやっと出遭えた


(「山行クロニクル No.84」’12.10.21~10.22歩く 写真はクリックして拡大して下さい)

追記
 再び歩きはじめました。
 ご心配をいただきました皆さまに 厚く御礼を申し上げます(俄歩人)。











 

   
















無聊の日々
P1040145.jpg P1040142.jpg P1040152.jpg

 山は見えない。
東京タワーに隣接する都心の病棟、15階の高さといえども私の病室からは山は見えない。
「汽笛一声新橋を~」と鉄道唱歌に唄われた愛宕山、そして芝・増上寺の緑が眼下にやさしい。
夏の名残りのまだ盛り上がった白い雲海がビルの谷間に遠く浮かび、
丁度、信州松本の市街地から仰ぐ初冬の北アルプスのよう。


 明日はようやく退院、わずか半月の無聊の日々とはいえ はや日がつまってきたのを感じる。
百花繚乱の夏の日の豪華さは既に遠くなり、北海道大雪の初冠雪の映像が流れ
心をくすぐる。
先週は 北アルプスにも雪が来たという。
今年は十年に一度かもと称賛された涸沢カールの紅葉も終わってしまったことだろう。
漂泊の季節が過ぎ去る前に 何とか足を踏み出したい・・・。

P1040155.jpg