俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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荒船山
 群馬県の西部、西上州には特異な岩峰が多い。
鋸歯頭の妙義山を筆頭に 航空母艦のような姿の溶岩台地の荒船山、
緑の中にポコポコと屹立する立岩や鹿岳などなど・・・。

P1020593.jpg P1020581.jpg P1020545.jpg P1020571.jpg
                                        (写真はクリックして拡大してください)

 一日だけ梅雨の晴れ間が覗きそうとの予報に 荒船山(1423m)に向かった。
昨年4月 この地域の星尾の里から立岩に登り、荒船山のピーク経塚山を眺めたが、
その時はこの山まで足を伸ばさなかった。
                                     2010年4月 立岩P1000927.jpg

 今回は 群馬・下仁田から信州・佐久に抜ける信州街道(昔の姫街道)の内山峠から
船の船尾に当たる艫岩に登り、溶岩台地の森を通り抜け、舳先の経塚山まで歩いた。

P1020588.jpg P1020575.jpg 熊情報

「山行クロニクル No.69」 荒船山    単独
’11.6.15(水) 浦和=上信越道下仁田IC=内山峠駐車場
            ~一杯水~艫岩~経塚山~艫岩~内山峠=浦和

 麓の神津牧場への道を分け、2~30台駐車可能な内山峠 8時30分着。
平日の今朝はまだ3台ほど。
のんびり9時、登山道へ。
目線にヤマツツジ、足元にコミヤマカタバミの咲く静かで緑溢れる道を坦々と歩く。
シジュウカラやウグイスなどの小鳥の囀りもさわやか。
谷筋では 久し振りに ポッポ、ポポッ と筒鳥も啼いていた。

登山道 点描
P1020546.jpg P1020541.jpg P1020547.jpg P1020584.jpg

P1020543.jpg P1020544.jpg P1020582.jpg 一杯水

 一杯水で一服。
少し露岩の急登になり標高1350m前後の溶岩台地に立つ。
サラサドウダンの小花、ハルゼミの脱殻、オトシブミなどを楽しみながら艫岩展望台へ。

P1020550.jpg P1020579.jpg P1020574.jpg

艫岩展望台からの眺め
P1020551.jpg P1020555.jpg P1020558.jpg P1020557.jpg

 東西400m、南北1400mの船の甲板のような溶岩台地の森は
小さな沢も流れる樹相豊かで多様な緑に満ちていた。

P1020565.jpg P1020560.jpg P1020572.jpg 台地の森 点描

 船の舳先にあたる経塚山(行塚山)へはちょっとした登り、既に雨雲が低く垂れ込め
しかも木立で視界のない山頂、標識と祠と三角点を確認し、引き返す。

P1020568.jpg 経塚山(荒船山 最高点)

 登山道のあちこちに落ちている緑鮮やかなオトシブミを拾い、その揺籃の見事な
出来栄えに感嘆する。

P1020571.jpg P1020574.jpg オトシブミ (昔の「落とし文」のように見えることから)

 綺麗に巻かれた揺籃の中には 小さな黄色の卵がひとつ収められていた。
よく見ると右捲きや左捲きもある。虫にも右利き左利きがあるようだ。
「落とし文」、この新緑の季節にしか見られない広葉樹の森の風情のひとつである。

 9時~14時の山行で往き交った方々は 10パーティほど、
平日の静かな緑山行だった。

P1020590.jpg                           (写真はクリックして拡大してください)