俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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岳 と 花 Ⅳ
 今年は3000mを超える高嶺を歩くことのない年であった。
隔年訪れていた穂高も好きな北岳へも行かなかった。
が、久方ぶりに越中の剱沢雪渓を歩き奥深い山中の仙人池を訪れ、
「裏剱」を覗いたこと と久恋の山「加賀の白山」を歩けたことが
嬉しい年でもあった。

P1010559_20101215095314.jpg 裏剱・三の窓と八つ峰      (写真はクリックして拡大して下さい)

 還暦を過ぎ病巣を摘出。その後現役を離れ かって友と歩いた学生時代そして
妻と歩いた壮年期を経て、三たび山へ向かうようになったとき、
「自然と向き合える体力、自然を味わえる感性、自然に応えられる知力を大切にしたい」
と念じ、そのことを独り歩きの多い自分と山との係わり方の基本とするように
なって久しい。

 しかし、「秋の落日の如く衰える体調、擦り切れて草臥れてきた感受性、
対応に不精が勝り始めた知識」と山を歩くたびに忸怩たる想いに捉われはじめた
昨今でもある。
それでも山裾に分け入っていくときの淡く期待するような昂揚感、
一服のときの透明な心中、峠や岩や峰に立ったときの静かにこみあげてくる充足感は
いまも変わらない。
                                                 P1010413_20101215101143.jpg

 独り歩きをしていると 山頂で憩うているとき、山小屋の前でビールを楽しんで
いるときなど、同好の方々との会話が増え、
「百名山は幾つ登られましたか?」と聞かれることが多くなった。
今迄、深田百名山にこだわったことは一度もなく、答えに窮することが百々あったので、
あらためて省みると まだ57座であった。
やはり全国に分布する100座すべてを歩くということは目的の如何にかかわらず
大変なものだと想う。

 私自身はピークハントの数が目的ではないので、好きな山は季節を変えて何度でも赴く。
北岳や穂高岳、黒部源流の峰々など幾度訪れたことか・・・。

P1010335_20101215102643.jpg 北穂高 ブロッケン現象

 いつ転移・再発するかも知れないという不如意の中で 身近の小さき者に
「自然を愛する心を育んでもらいたい」「自然の素晴らしさを伝え残しておきたい」
という想いから綴り始めたこのブログも何とか4年続いている。
小さき者も来春は小学生になる。
今年は初登山として高尾山へいざなうことができたことが素直にうれしい。
                                                IMG_1575_20101215103436.jpg

* 年に一度、「岳と花」と題して
 過去1~2年に訪れた山と出遭った花の一部を写真集として掲載しています。
 コンパクトデジカメでの記録ゆえ情緒には欠けますが、クリックして拡大していただければ
 幸いです。


大雪 沼めぐり ('09.6.25)
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大雪 白雲岳 ('09.6.27-28)
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富良野岳 ('09.6.30)
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金峰山 ('09.11.6)
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唐松岳 ('09.8.25-26)
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浅草岳 ('09.10.6)
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立岩 ('10.4.25)
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早池峰山 ('10.7.11-14)
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水ノ塔山 篭の登山 ('09.10.28-29)
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谷川岳 一の倉沢岩壁の四季
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追記
 最近読み返していた山の画文集「山とある日(上田哲農著)」にこんなことが書かれていた。
少し長いが引用してみる。
「誰しも山登りを続けているうちに 心惹かれる小さな山頂や、忘れられた乗越しや、
訪れてみたいと思う村落が生まれてくるものだ。
魅力的なその名前にひかれてのこともあるだろうし、影の深い伝説にひかれることもあるかも
知れない。また地図の上に浮彫りされた地形的な面白さにひかれて、是非一度は、
と思うこともあるだろう・・・」

 まさにそう想う。
私もこれからは高嶺や著名にこだわらず、このように心の片隅にひっかかっているところを
訪れてみたい。
自らのイメージに合った季節を選んで・・・。
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