俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
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俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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奥多摩・稲村岩
 手強い山 優しい山、高い山 それほどでもない山、さらに藪山 岩山など それぞれに適した歩き方
や楽しみ方がある筈なのに 時としてそのことを忘れてしまう。何と愚かなことだろうか。
前回の山行を反省し、奥多摩北部の日原集落、稲村岩尾根へ向かった。
2009_0127鷹ノ巣山0004  2009_0127鷹ノ巣山0049
日原川             稲村岩                (写真はクリックして拡大して下さい)

’09.1.27(火) 浦和~青梅街道~日原街道~中日原~稲村尾根~中日原~浦和     単独

 東京にも冬将軍が来た二日前の日曜日、早立ちして鷹ノ巣山(1737m)を登ろうとしたが、
日原街道途中の川乗橋付近で雪道に阻まれ、断念。
今日は何とか日原集落まで辿り着くことが出来た。日原川を見下ろす山の中腹にへばりついた集落
には一般駐車場も無く、2Km程先の渓流釣場の駐車場に車を止め 林道を登山口の中日原まで
歩いて戻る。
2009_0127鷹ノ巣山0012     2009_0127鷹ノ巣山0013 2009_0127鷹ノ巣山0014
稲村岩            尾根の奥に鷹ノ巣山   登山口

 登山口 9時、眼前に稲藁を束ねたような姿形の稲村岩。
時間的に鷹ノ巣山往復は無理なので稲村岩と続く岩尾根を途中まで楽しもうと 日原川に架かる
巳ノ戸橋を渡り、杉林のなか いきなりの急登を励む。
クヌギ、カシワ、ナラなどの雑木林を小さな沢沿いに30分ほど登ると 雪面にいろいろな獣の足跡。

2009_0127鷹ノ巣山0032 2009_0127鷹ノ巣山0039 2009_0127鷹ノ巣山0035
巳ノ戸沢           山ネズミ(?)       イタチ(?)

 尻尾の跡を引くのは山ネズミ?、それを狙うイタチ(?)かな・・・、小動物の躍動の舞台を抜け
ミズナラとブナの急坂にかかりアイゼンを着ける。登りはまだしも降りはアイゼンが必要と思われる斜度
である。締まったトレースに ブギュッブギュッとアイゼンの歯が気持ちよく刺さる。

2009_0127鷹ノ巣山0029 2009_0127鷹ノ巣山0031
登山道

 稲村岩の裏側を巻く急登1時間で 稲村岩と尾根の鞍部に着いた。    2009_0127鷹ノ巣山0020
稲村岩からの眺望は樹林に遮られいまひとつ。
足下、山肌にへばり付く日原の集落は 駐在所や一部の施設を除くと ほとんど昔と変わっていないような
印象を受ける。まだ、奥多摩駅が氷川駅の名であったことを思えば 昭和20年代の終わり小学生
の頃であっただろうか、日原の鍾乳洞や鳩ノ巣の渓谷を遊び歩いたことを想い出す。
その後、何時の頃であったか 都民の水がめ小河内ダムが完成、500世帯を超える離村の姿を記した
石川達三の「日陰の村」を読み、また小河内ダム完成の記念切手を父から貰った記憶と重なる。

 風も無く裸木から漏れる陽を浴びて早めの昼食。
東に大きく川苔山、南 鷹ノ巣谷を挟んで城山、水根山、北はウトウノ頭であろうか。
奥多摩の山はどれも同じようであまり歩いたことのない私には断定できない。

 食後、再び稲村岩尾根づたいに鷹ノ巣山への急登を1時間詰める。
標高1400m付近で小休止、樹間に2年前の冬に歩いた雲取山とそれに続く長沢背稜を眺め、今日は
ここまでとして踵を返した。日溜りの静かな尾根歩きが十分楽しめた。

2009_0127鷹ノ巣山0021 2009_0127鷹ノ巣山0024 2009_0127鷹ノ巣山0025
雲取山方面         日溜りの尾根道

 奥多摩では人気の高い鷹ノ巣山なのに 今日、このルートでは一人の登山者にも遇わなかった。
中日原の人家近くになって オレンジ色の洒落た丸首のセーターを着込んで ヒッヒッ カッ ヒッヒッ
と慎ましく啼くジョウビタキに出逢って 何だかホッとした。
 かって訪れた日原鍾乳洞の入口を懐かしく眺め帰路に着いた。

2009_0127鷹ノ巣山0040 2009_0127鷹ノ巣山0051
日原川            鍾乳洞入口














テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ