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俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
雪山は2011年1月、
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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飯豊山麓
DSC01609.jpg 雪解が始まった飯豊連峰 (写真はクリックして拡大してください)

DSC01608.jpg 梅花皮(カイラギ)岳(左)と北股岳(右)の間に石転び沢雪渓

 既に10余年も経過してしまったが、飯豊連峰の北麓(山形県側)の飯豊温泉から
石転び沢雪渓を攀じ、梅花皮岳へとりつくため、あれこれ準備したことがあった。
もはや この最大斜度40度、標高差1000mを超える石転び沢を登攀する体力は
ある筈もなく、ただただ懐かしさのみで 山形県小国町まで車を走らせた。
 
 米沢北ICで高速道を降り 日本海側村上市へ向け113号線を小国町へ。
小国で飯豊連峰北麓登山口飯豊温泉へ向け玉川に沿って地方道15号線を南下、
ここまでさいたま浦和から約400キロ。

DSC01583.jpg 飯豊温泉への道

 登山口の温身平(ぬくみだいら)にある飯豊山荘は 今年は何故か7月からの営業とかで
少し手前の川入で梅花皮荘に宿をとった。

DSC01593.jpg 風呂 源泉51.7度 硫酸塩温泉 掛け流し

DSC01590.jpg DSC01588.jpg 露天風呂とその眺め


 翌朝、宿の周辺を散策
DSC01595.jpg DSC01594.jpg 宿の前の玉川と梅花皮岳・北股岳

 その後、大嵓尾根を経て飯豊本山へ
       石転び沢雪渓から梅花皮岳へ
       梶川尾根から門内岳へ
       丸森尾根から頼母木岳へ  と主要4コースの登山口が集中する温身平へ。


DSC01596.jpg 温身平(ぬくみだいら)への道

落ちついたブナ林にハルゼミの声が降り注ぐ 温身平

DSC01584.jpg

DSC01585.jpg DSC01597.jpg DSC01601.jpg DSC01602.jpg
                   マタタビの白い葉                 梶川尾根登山口


 温身平の散策後、
雪解の飯豊連峰の全容を眺めたく 樽口峠へ向かった。

DSC01609 (1) 樽口峠から飯豊連山を臨む

DSC01603.jpg DSC01604.jpg DSC01605.jpg DSC01606.jpg
いさいぐら尾根の奥に飯豊本山                北股岳~門内岳
                 烏帽子岳・梅花岳~北股岳              小独峰と地神山
                
 
 飯豊本山から地神山まで 見事な稜線が連なる。
あの飯豊の星、イイデリンドウも咲きだしたことだろう。
歩けなかった稜線への想いは結構深い。
かっての計画書を繙きながら 眺めいるひとときであった・・・。

DSC01610.jpg 石転び沢を詰めた稜線鞍部の梅花皮山荘もまだ営業していないと聞く

 帰途は 日本海側に出て 新潟県村上市の東日本東北道荒川胎内ICから
磐越道郡山JC経由で帰宅。 往復走行 約900キロ。

(2018.6.25~26 未踏の嶺を眺める)


800px-Gentiana_nipponica_var__robusta_3.jpg 飯豊の星:イイデリンドウ (ウイキペディアより)





 










入笠山
 白銀の蝙蝠・・・、蒼穹の彼方に浮かぶ残雪の高嶺を眺めて
ひとり歩き続けた来し方の懐かしき日々を想い返そうと、
八ヶ岳と南アルプスの展望を求めて入笠山へ。

 途中の中央道SAで 白根三山を見上げるも
かなり雪解けが進み「白銀の蝙蝠」ならぬ「星ガラス」が翼を
拡げたような風情。
晴れてはいても梅雨入り間近とて 蒼穹とはいかず
水蒸気を多量に含んだ大気は 煙ったように重たげに澱んでいた。

DSC01533.jpg 白根三山(写真はクリックして拡大してください)



DSC01546.jpg  この入笠山(1955m)、最初に歩いたのは昭和30年代、
富士見高原のサナトリウムに入院中の叔母を見舞った折で まだゴンドラも無かった。
最近では7年前の残雪期にも。
今回は事前に山荘に連絡を入れ、御所平まで車で入る。

御所平 小景
DSC01578.jpg DSC01576.jpg DSC01579.jpg DSC01577.jpg
入笠山を仰ぐ         ズミの咲き乱れる牧場                カラマツ林


登山道 点描

 ズミが咲き誇り、カラマツが緑に芽吹き、サルオガセも生気に溢れ
薫風に靡いていた。

DSC01535.jpg DSC01536.jpg DSC01553.jpg DSC01562.jpg
白さが美しいズミ(コナシ)の花             カラマツにスカーフのように靡くサルオガセ


 山頂からは 中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰そして富士山。
北アルプスは霞み肉眼でしか確認できなかった。

DSC01541.jpg DSC01542.jpg DSC01543.jpg DSC01550.jpg
中央アルプス         南アルプス         八ヶ岳             富士山

DSC01549.jpg 入笠牧場方面



御所平の花畑を抜け、入笠湿原へ。

DSC01558.jpg DSC01556.jpg DSC01560.jpg
花畑               スズラン           ツマトリソウ
 ヨーロッパではスズランを天国への階段(13階段)と言われるが、
本当に13個の小花をつけていた。


DSC01565.jpg DSC01563.jpg DSC01567.jpg DSC01568.jpg

DSC01570.jpg DSC01571.jpg DSC01575.jpg
クリンソウ                           テンナンショウ

 至るところ、頭上にズミ、足下にシロバナヘビイチゴが咲き、
レンゲツツジは蕾が大きく膨らんでいた。

(2018.6.3 歩く)

















暗沢山と南伊豆西海岸
 伊豆半島には 天城山系の万三郎岳、西伊豆スカイラインの達磨山、
そして雲見温泉近くの小峰 暗沢山の三つに一等三角点がある。

 既に花期は終わってしまったヤマツツジの名所 長者が原を越え
杉・檜の植林帯、椎・樫などの鬱蒼とした混交林を歩くと 標高わずか520mの山頂。
一等三角点があった。

DSC01059.jpg 沢沿いの小さな棚田    (写真はクリックして拡大してください)        

DSC01061.jpg DSC01063.jpg DSC01060.jpg
暗沢山 山頂                        一等三角点


 雲見海岸に降り 小さな湯宿を求め、平日の静かな海岸を散策。
釣り人とダイバーのみ。
この雲見を最初に訪れたのは まだ温泉が湧出する前の昭和30年代であった。

DSC01074.jpg 雲見湾と温泉集落

DSC01077.jpg DSC01070.jpg DSC01072.jpg
ダイビングスポットと想い出岬(冬は真正面に白富士が浮かぶ)

DSC01086.jpg DSC01087.jpg 翌朝の雲見浜と温泉街




 南伊豆遊歩道を逍遙、石廊崎へ向かう。
昭和30年代、いち早く開発が進み拓けた東海岸と異なり、
ボンネットバスが一日2便程度しかなかった西海岸。
いまだ懐かしい風景が点在していた。


DSC01090.jpg

DSC01091.jpg DSC01094.jpg DSC01096.jpg
石廊崎港            石廊崎灯台       先端の石室権現

DSC01101.jpg 伊豆半島南端の海


       
出遭った花々
DSC01071.jpg DSC01104.jpg DSC01105.jpg DSC01106.jpg


(2017.6.16~17)












坂戸山
 この季節、消えゆく残雪の白い嶺を眺めたく、上越へ向かった。
赤城高原からは 右に武尊山、左に耳ふたつの谷川岳とその連嶺が
白く連なって輝く。
 関越トンネルを抜けると 越後湯沢の町は春真っ盛り。
桜並木が街道を染め、畦は緑色に田を縁取り始めている。
白黒モノトーンの巻機山を車窓に仰ぎ、六日町ICで関越道を降りる。

DSC01033.jpg DSC01014.jpg
坂戸山 山頂      駐車場の案内板       (写真はクリックして拡大してください)

 かって 城が築かれていたという坂戸山、
標高僅か634mであるが、春の山野草に彩られた 魚沼三山展望の小峰である。
登りは薬師尾根コース、降りは城坂コースと決め、のんびり歩きはじめた。

DSC01015.jpg DSC01018.jpg ショウジョウバカマとカタクリ

 薬師尾根は 遠くに大源太や朝日などの谷川連嶺を望み
イワウチワとタムシバに彩られ、眼下には魚野川がキラキラ輝く
まさにイワウチワロード。

DSC01020.jpg 魚野川流域

DSC01023.jpg DSC01025.jpg DSC01030.jpg イワウチワ

DSC01028.jpg DSC01029.jpg タムシバ

DSC01032.jpg 山頂直下の梯子


 雪がわずかに残る坂戸山山頂。
北東指呼の間に八海山、魚沼三山最高峰中の岳、南東に金城山と巻機山・・・
まだ 白さを誇っていた。

DSC01036.jpg DSC01035.jpg DSC01034.jpg
八海山             中の岳            金城山(右手前)と巻機山

 しばし上越の残雪の峰々を熱く眺め 充足する。
平日ではあるが 花と展望の小峰の山頂では、20人程度の方々がそれぞれ憩うていた。

DSC01040.jpg 山頂広場



 下山は城坂コース、こちらはカタクリロード。

DSC01038.jpg 城坂コースと魚野川

DSC01041.jpg DSC01042.jpg DSC01044.jpg カタクリ

DSC01046.jpg 小さな沢に残雪

DSC01043.jpg DSC01047.jpg DSC01048.jpg
ショウジョウバカマ       キクザキイチゲ


 往復450km、浅い春の山野草を愛で 残雪の嶺に過ぎ去った日々を振り返る、
まさに充足した一日であった。

(2017.4.28  歩く)
























奥裾花
DSC00634.jpg DSC00636.jpg 伝説の谷から一夜山を望む
(写真はクリックして拡大してください)

 信州安曇野から白馬村を経て日本海糸魚川市へ抜ける「糸魚川街道」と
長野市から野尻湖を経て日本海上越市へ抜ける「北国街道」に挟まれた
北信五岳(戸隠山 飯縄山 黒姫山 斑尾山 妙高山)や頸城山塊(火打山
金山 雨飾山など)の峰々を縫う林道に 若い頃歩いた2ヵ所の勝地がある。

 ひとつは 小谷温泉から乙見山峠を越えて笹ヶ峰牧場・妙高高原へ抜ける道。
もうひとつは 白馬村から奥裾花の渓谷と湿原をめぐり 僻村伝説の里・
鬼無里(きなさ)を経て 大望峠を越えて戸隠高原へ抜ける道である。
後者 奥裾花は 30年ほど前に「日本の秘境100選」にも選ばれている。
(月別アーカイブ 2016年5月記:閑居(100選))

 この奥裾花の紅葉と戸隠の新そばを味わいに 秋の小さな旅を妻と楽しむ。
2016.10.19(水)浦和~長野~鬼無里~奥裾花~戸隠(泊)
     10.20(木)戸隠~小布施~上田~美ヶ原~岡谷~浦和

 長野市から裾花川に沿って白馬村へ抜ける国道406号線を鬼無里まで。
長野冬季オリンピックのため白馬村まで道路が整備されたこともあって
ここ鬼無里も随分と町になった。
 50年以上もの昔、訪れた時は里じゅう村社で満ちた集落というイメージが
残っている。
この里から さらに裾花川源流 行きどまりの奥裾花への道では
数軒だけの集落の佇まい 個々の家の造りなど その静けさがうれしかったし、
細くうねって流れる渓谷と相まって 山の懐にしっかりと抱きかかえられた
感じが好もしかった。
しかし ちょっと陽光が翳ると一気に淋しさが募るような眺めでもあった。

DSC00611.jpg DSC00613.jpg DSC00615.jpg
裾花川渓谷の秋

 来し方に想いをいたすと 様々な形で失われてしまったものを感じ、
残されたもののみが凝縮されていることに改めて気づく。
陽気な妻とトレッキング道を彩る景観に それぞれコメントしながらも
互いに意識する。

DSC00618.jpg DSC00626.jpg DSC00620.jpg DSC00627.jpg


DSC00621.jpg DSC00623.jpg DSC00625.jpg 花と渓と池

 鬼無里の春祭りが終わるこ頃、この奥裾花は水芭蕉を愛でるトレッカーで
賑わうが、錦秋の平日はまことに静かだった。


 
 鬼無里の祭屋台、木地を生かした「一木彫り」による透かし彫りが見事。

DSC00629.jpg DSC00631.jpg DSC00632.jpg 祭屋台



 新そばに舌鼓を打ち、峠を越えて戸隠へ抜ける山道に入る。
大望峠で小休止。

DSC00636_2016102116272983f.jpg DSC00634_2016102116281411d.jpg 大望峠

 北アルプスの雄大な眺望は雲で得られなかったが、この峠を越えると
戸隠神社宝光社である。

DSC00637.jpg DSC00638.jpg 戸隠中社

 中社に詣で さらに奥社に向かう。
さすがに景観と味覚を味わう旅行客で賑わっている。


DSC00640.jpg DSC00646.jpg     DSC00656.jpg DSC00652.jpg
奥社の森

DSC00642.jpg      DSC00645.jpg 奥社の杉並木


DSC00651.jpg DSC00644.jpg 奥社と修験の峰・戸隠山を仰ぐ

 5~6キロの秋道を愉しみ、その日は中社の宿坊へ。

DSC00639.jpg 宿坊


 翌日は まだ「美ヶ原」を歩いたことがない妻に高原美をと・・・、
美ヶ原公園西内線を登り、牛伏山周辺を散策、 ヴィーナスラインを降り
岡谷・諏訪湖を経て帰宅 小さな旅を終えた。

DSC00659.jpg 白樺の林

 四季それぞれに独特の美を表現する白樺林は いかにも女性好み。
私は同じ樺でも岳樺の雄々しさの方を好む。秋の彩りと冬の逞しさにその違いが現れるが
単に 山を歩く者の偏見かもしれない・・・。

DSC00661.jpg DSC00663.jpg 色づき始めたカラマツとサルオガセ

DSC00664.jpg DSC00665.jpg DSC00672.jpg 美ヶ原

DSC00666.jpg DSC00667.jpg DSC00670.jpg ヴィーナスラインの紅葉

DSC00673.jpg 諏訪湖


 昔の交通の要所で伝説の里・鬼無里は町なかは大きく変わったものの
集落ごとの村社は地元の方々に守られ、かっての雰囲気が残されていた。

(2016.10.19~20 ドライブ&トレッキング 走行距離720キロ 歩行距離12キロ)








































霧降高原
 郊外で少しのんびり過ごしたいという妻の要望を受けて
梅雨空のもと 栃木・日光方面へ。
霧のヴェールに包まれ小雨に濡れるニッコウキスゲの群落を楽しみ、
奥日光湯の湖畔の濁り湯を浴びてこようと東北道を走った。
車窓をマタタビの白い葉とヤマボウシの白い花が流れていく。

 標高1300mを超えると 濃く薄く白い濃淡の霧が流れ、
高原の雰囲気が醸し出される。
まだ静かな駐車場でレインギアを身に着け、キスゲ平園地の名物
1445段の木の回廊を登りはじめる。
妻は大丈夫と笑顔で胸を張っているが、最後までこの笑顔が持つように
サポートに努めねば・・・。


DSC00464.jpg DSC00475.jpg DSC00465.jpg DSC00467.jpg
(写真はクリックして拡大してください)

 篠つく雨とまとわりつく羽衣のような霧、ニッコウキスゲがユウスゲのような風情で
視界に広がる。
絨毯のように斜面を覆う笹についた雨滴も 銀の滴を転がしている。

DSC00473.jpg DSC00476.jpg DSC00478.jpg

DSC00470.jpg DSC00469.jpg 1445段を登りきる

 まさに「霧降」の名に相応しい絵図となった高原の回廊であった。

DSC00479.jpg ミヤマカラマツ

 温泉で身体をほぐし、実山椒とたまり漬をそれぞれの老舗で買い求め
帰途についた。
                                  ヤマボウシ DSC00480.jpg
(2016.6.29 歩く)




過去記事の中のキスゲ風景
P1020731_20160630105357e6b.jpg 鳥海山 (2011年7月)
P1050700_20160630105714457.jpg 雄国沼 (2014年6月)
DSC00376_2016063010591258a.jpg 佐渡外海府 (2016年6月)





       










佐渡
 大佐渡山地のトレッキングと外海府の海崖美を楽しみに日本海の離島・佐渡に
渡った。

DSC00342.jpg DSC00364.jpg DSC00390.jpg
東海岸姫埼灯台      ドンデン高原       外海府海岸 (写真はクリックして拡大してください)

 同行は学生時代からの友人 Mさん、昨秋の那須岳以来である。
梅雨入り直前とて 空模様が気になっていたが、山も海も晴天に恵まれ 島を一周、
まさに物見遊山の旅となった。
                              DSC00426.jpg 全島図

6.1(水) さいたま市浦和~関越自動車道~新潟市(泊)
6.2(木) 新潟港~佐渡両津港~ドンデン高原トレッキング~山荘(泊)
6.3(金) 山荘~内海府海岸~大野亀~尖閣湾~佐渡金山・奉行所跡~相川温泉・七浦海岸(泊)
6.4(土) 七浦海岸~宿根木~矢島・経島~赤泊~姫埼灯台~両津港~新潟港~浦和

 カーフェリー佐渡汽船おけさ丸に車を積み、両津港下船後トンデン山へ。

DSC00343.jpg 山荘テラスから望む両津湾と加茂湖 正面の山塊は小佐渡山地

 タダラ峰~尻立山~ドンデン池~金北縦走路入り口~ドンデン山荘 と
静かな高原を2時間の散策。
やはりここ佐渡でも今年は雪解けが早く、既にお目当ての花のいくつかは終わっていたが
トレッキングトレイルは 満開のタニウツギ、レンゲツツジ、ウラジロヨウラクが
生垣のように迫り、足元では小さなチゴユリ、エゾキジムシロ、オオイワカガミ、エンレイソウ
などが小路を彩っていた。

DSC00347.jpg DSC00349.jpg DSC00362.jpg DSC00365.jpg
ドンデン高原トレイル

DSC00345.jpg DSC00351.jpg DSC00353.jpg DSC00360.jpg
タニウツギ         ウラジロヨウラク      ミヤマオダマキ       オオイワカガミ

 尻立山(940m)山頂からは 外洋と内湾が異なる青さを見せてくれた。
例年、ドンデン池周辺で放牧されている食肉牛の姿はなく ウグイスやコマドリの
囀りが耳に心地よく響く。

DSC00354.jpg DSC00359.jpg DSC00363.jpg
尻立山            ドンデン池         両津湾

DSC00369.jpg DSC00373.jpg 大佐渡山地の最高峰 金北山(1172m)


 山荘泊の翌日は 内海府海岸を北上、トビシマカンゾウの群落が美しい
大野亀を歩く。

DSC00376.jpg DSC00379.jpg DSC00382.jpg
標高167mの一枚岩・大野亀             二つ亀方面の海岸線

DSC00387.jpg DSC00383.jpg オドリコソウと大野亀頂上

 このトビシマカンゾウの群生地から 尖閣湾まで日本海に面した外海府海岸の
岩礁美と群青色の海の変化を飽かず楽しむ。

DSC00390_201606052123325f9.jpg 透明度の高い外海府海岸

DSC00392.jpg DSC00393.jpg 尖閣湾

 海岸美を堪能した後、内陸部に入り 佐渡金山と同奉行所跡の史跡を見学。
再び 島の南へ海岸を走り 夕陽の美しさで知られた相川温泉・七浦海岸に宿をとった。

佐渡金山
DSC00394.jpg DSC00395.jpg 江戸時代の再現

DSC00397.jpg      DSC00406.jpg DSC00407.jpg 明治期の遺構
(大立堅坑)          (浮遊選鉱場)



七浦海岸
DSC00412.jpg 夫婦岩

DSC00413.jpg DSC00414.jpg DSC00415.jpg
塩工房            強風と波しぶきを避ける漁村の集落

DSC00422.jpg DSC00425.jpg 日本海に沈む夕陽

DSC00428_201606052202070ed.jpg 翌朝の長閑な海岸


 俗に ここ佐渡の文化は 「国仲地区の公家文化」「相川地区の武家文化」そして
「小木地区の町人文化」と言われているとのこと。
最終日は その小木地区・宿根木で復元された千石船と衣食住の民俗文化財を
資料館で学び、景勝地 矢島・経島で名物の「たらい舟」で遊ぶ。

DSC00430.jpg DSC00431.jpg 復元された千石船の舳先と艫

DSC00435.jpg DSC00436.jpg 宿根木集落の民家

DSC00443.jpg たらい舟

 たらい舟にまつわる島の娘と島外の男を語った浪曲「佐渡情話」の碑が経島にあった。
来島時、フェリーで両津港に回り込むときに眺めた姫埼灯台を経て 再び両津港へ戻り、
佐渡一周の旅を終えた。

DSC00444.jpg



 自然美以外にも 歴史上名の残る離島が多い中で、ここ佐渡は一度は訪れてみたい
島のひとつであった。
宿泊した相川地区では翌日から 金山が栄えた江戸時代から継承されている京町流し
「宵の舞」が行われるとか。また初夏には 流人・世阿弥の影響による薪能が各地で演じられ、
島は賑やかな季節を迎えることだろう。

DSC00352.jpg
 尻立山の稜線に たった一株の紅色の花、なんとハマナスが咲いていた。
登山靴の底についていたか鳥が運んだ種が定着したものであろう。
思わず蒼い外洋に眼を細め遠く北の大地に想いを馳せたひとときであった。

(写真はクリックして拡大してください)



 








 










 























      



浜石岳
DSC00117.jpg 山頂からの白富士  (写真はクリックして拡大してください)

 数日前の戻り寒波で高嶺に再び雪が戻ったと聞き、白さを取り戻した富士を眺めようと、
駿河湾の西 静岡市に近い由比の浜近くの小峰、浜石岳を訪れた。
 標高わずか707mながら、大きな白富士と春霞の駿河湾の眺望が美しい峰であった。
愛鷹山塊 越前岳からの大きな白富士(2010年1月)が想い出された。

DSC00131.jpg 東海自然歩道

DSC00118.jpg 白富士

DSC00121.jpg DSC00126.jpg DSC00122.jpg
春霞の駿河湾                     高ドッキョ・南アルプス深南部方面


 帰途、富士市の「浮島が原自然公園」に立ち寄る。
ここはブログ友人 キレンゲショウマhttp://zeolite3.blog4.fc2.com/さんの春夏秋冬の自然観察会
のレポに詳しい。
 この季節、絶滅危惧種のノウルシやヒキノカサの黄色い小花が見られるとか。

DSC00134.jpg 浮島が原から望む愛鷹山塊

DSC00137.jpg DSC00139.jpg ノウルシ

DSC00140.jpg DSC00152.jpg DSC00145.jpg 浮島が原 点描

 キンポウゲ科のヒキノカサ(蛙の傘)は木道から遠く コンデジでは撮れなかった。
この湿原に憩う野鳥を観察に来ている方が数人、無風で静かなひととき。
ここでみられる「サワトラノオ」は富士市の天然記念物に指定されたという。

(2016年3月16日 歩く)






筑波山
 孫娘Meiが我が家に遊びに来た土曜日、
夕方まで天候がもつとの予報に 妻と三人で筑波山へ向かった。

P1060681.jpg P1060683.jpg
山麓の神社にお参りし  山頂を仰ぐ           (写真はクリックして拡大して下さい)

 双耳の男体山と女体山の鞍部にある登山ケーブルの山頂駅に着いたのは既に午後1時過ぎ、
西に傾きはじめた冬の柔らかな陽光にくるまれてMeiは ヤッケも脱ぎ
景色と山道を楽しんでいる。
しかし、気温は2度 日陰の山道には霜柱がまだ凍っていた。

P1060687.jpg    P1060688.jpg P1060690.jpg P1060694.jpg
登山道                           女体山(877m)山頂

P1060701.jpg P1060702.jpg
男体山山頂         関東平野を見下ろす


 高尾山、立山雄山に次いで三度目の孫娘Meiとの山歩き、
自然に接する彼女の視点も増え、スマホカメラを向ける対象も随分と多様になった。
樹林の木洩れ日、透明な青空に映える霧氷、山道の霜、奇妙な岩、そして
眼下に広がるパッチワークの関東平野・・・。
 カモシカのような孫娘の後を妻と追いながら 楽しく歩いた山道だった。

P1060703.jpg 散り始めた蝋梅       (2016.1.16 歩く)




 私のPCに転送してもらった孫娘Meiの現代風?な写真

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下界を望む         霧氷              霜柱        木洩れ日




 

那須岳
 近場ゆえ幾度となく歩いている那須岳、前回のような錦絵を期待し訪れたが、
今年は既に紅葉のピークは過ぎていた。

過去の紅葉(’07年10月)   (写真はクリックして拡大して下さい)
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 1300年の開湯歴史を持つ「鹿の湯」(単純酸性硫黄泉)を源泉とする湯宿に前泊。
     
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 天候はやや下り坂との予報のなか、
ロープウエイで山頂駅まで観光客に交じって標高を稼ぎ、

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山頂駅~茶臼岳~峰の茶屋跡~剣ヶ峰~朝日岳~熊見曽根~隠居倉~三斗小屋温泉
~姥ヶ平~牛ケ首~山頂駅 の周回ルートを楽しむ。
同行は昨年秋、北八ヶ岳散策を共にした友人Michelleこと、Mさん。

 砂礫の斜面を登り 巨石帯を越え、那須岳神社の小さな祠が鎮座する那須岳山頂
視界は雲にさえぎられ 日光連山も吾妻連峰も また指呼の間の三本槍岳から大白森山への
稜線も見えなかった。

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茶臼岳 山頂        北面の茶臼岳

 小休止後、御鉢をまわり峰の茶屋跡へ。
鞍部で風の通り道の茶屋跡を過ぎると少し視界が拓け、
名残りの錦が眼前に、そして 剣ヶ峰の怪峰が頭上に浮びあがる。


P1060524.jpg P1060526.jpg 名残りの錦と剣ヶ峰

 唯一の難所 北側に切れ落ちた鎖場をトラバースし 朝日の肩で昼食。
朝日岳の山頂往復に励むMさんを眺めながら、紫煙をゆっくり楽しむ。

P1060530.jpg 朝日岳を登るMさん

 その後さらに北へ向い 熊見曽根への登りを経て隠居倉への
ハイマツの稜線を満喫する。南北アルプスのように2500mの森林限界を越えることなく
1800m前後の標高でも見られるハイマツ、那須岳では最も景観を楽しめる歩きである。
茶臼岳~剣ヶ峰~朝日岳の荒々しい北面を左の目で、
堂々とした塊りの三本槍岳を右の目に・・・。
さらに隠居倉からは 姥ヶ平の名残りの紅葉を覗きこむ。

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茶臼岳(1897m)・剣ヶ峰・朝日岳(1896m)と歩いた北面のルート

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三本槍岳           隠居倉への登り

 ドウダンツツジの真紅は既になく、わずかに残ったカエデの赤とダケカンバの黄葉と白木が
淡いパステル調で 緑のハイマツとクマザサのカンバスに色を刷いている。
まさに落ち着いた旅情を北風の中に感じさせてくれる風景。

P1060541.jpg P1060542.jpg 姥ヶ平を見下ろす

 蒸気の吹きあがる三斗小屋温泉の源泉を覗き、温泉神社を経て温泉小屋へ。
いつもの宿、大黒屋の予約はとれず 今回は煙草屋に登山靴を脱ぐ。
小屋脇のカラマツも既に金の針をつけていた。

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源泉の蒸気と周辺の秋模様


 翌日、しのつく氷雨のなか、姥ヶ平への道を辿る。
暗褐色になった広葉樹の足元にシラタマノキの白い実が冴える姥ヶ平、
牛ケ首への登り返しに汗をかき 雨と風とガスに揉まれながら再びロープウエイ山頂駅へ。

P1060552.jpg P1060553.jpg P1060554.jpg 姥ヶ平への山道

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御沢             落葉の道


 この地域特有の目まぐるしく変わる天候のもと 雲と噴煙に巻かれながらも
去り往く秋の風情に浸れた山旅であった。

P1060561.jpg 那須高原を見下ろす

’15.10.16~10.17歩く (写真はクリックして拡大して下さい)