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俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
雪山は2011年1月、
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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那須高原の湯と風
 晩夏の気怠い倦怠感を洗い流そうと北関東那須高原へドライブ。
八幡峠から「白河以北ひと山百文」の大地を眺め、つつじ吊り橋を
渡る風に吹かれた。
 はや雲に巻かれそうな茶臼岳と朝日岳を仰ぐ。
冷風の通り道なのか気の早いもみじが一本。   (写真はクリックして拡大してください)

DSC02230.jpg 茶臼岳(左)と朝日岳(右)

DSC02225.jpg DSC02234.jpg DSC02232.jpg


 平日の昼なのに 元湯・鹿の湯は酸性・白濁の濁り湯を楽しむ人々で混んでいた。
源泉68度。 41、42、43、44、46、48度と湯温6通りの浴槽が並ぶ。
さすがに48度の浴槽には 湯もみ板が置いてあった。

DSC02213.jpg DSC02212.jpg DSC02219.jpg DSC02220.jpg


(2019.9.17 那須にて)








驟雨の乗鞍岳
DSC02205.jpg DSC02186.jpg DSC02196.jpg
                              (写真はクリックして拡大してください)

 いっこうに空けない梅雨、篠突く雨の風情を楽しめそうな乗鞍高原を散策した。
この地をはじめて歩いたのは昭和30年代の終わり、鈴蘭小屋や東大ヒュッテなどが
わずかに点在、牧場が広がり 道路もまだ舗装されていなかった。
その後、コロナ観測所への道も整い マイカーで標高2700mの畳平まで
登れるようになり、妻を雲上のお花畑へ案内したこともあった。

 昔懐かしい鈴蘭地区に宿をとる。

DSC02175.jpg 湯川源泉46.8度 硫黄泉 掛け流し

DSC02197.jpg サルの散歩

 翌日は 飛騨側の雨量規制に伴い、長野側のシャトルバスも運休のため
高原中腹の原生林の雨に煙る静かで緑豊かな散策の小径を楽しむ。

DSC02177.jpg 三本滝付近のニッコウキスゲ

DSC02179.jpg 休暇村裏の牛留池
池奥の上部、乗鞍連山はガスで見えず、池畔の枝葉にはモリアオガエルの卵が重たげに下がっている


DSC02181.jpg DSC02182.jpg DSC02183.jpg
一回転したゴヨウマツ、クロベ、シラビソ、シラカバ、ミズナラなどの森、
                     この季節ならではのオトシブミも少し見られた

DSC02186_20190724143308473.jpg あざみ池

この森で出遭った花々
DSC02189.jpg DSC02190.jpg DSC02193.jpg DSC02188.jpg
サラシナショウマ     ベニバナイチヤクソウ   アザミ          ミヤマカラマツ


 三日目、規制解除されるも ガスが渦巻き小雨が篠付く畳平を歩く。
肩の小屋口の大雪渓では まだスキーを楽しむ人も多く、最高峰剣ヶ峰(3025m)~朝日岳~
摩利支天岳~富士見岳~大黒岳と続く稜線は ガスに隠れがち。

DSC02201.jpg DSC02209 (1)
コロナ観測所も見えず    探勝路
     
 それでも小雨のなか、畳平の花畑を散策。
高嶺を歩けなくなって以来 しばらく楽しめなくなった懐かしい花々に再会。
雲上のひとときを味わい、来し方を振り返った日でもあった。

DSC02202.jpg DSC02205_20190724145443215.jpg 残雪と花畑

DSC02199.jpg DSC02200.jpg DSC02203.jpg
クロユリ            コイワカガミ           ハクサンイチゲ

DSC02204.jpg DSC02211.jpg
ミヤマキンバイ       コバイケイソウ

DSC02208.jpg 
長雨でガラス細工のように透き通ったハクサンイチゲ



(2019.7.18~7.20 雨の高原散策)




















蛍を尋ねて湯めぐり
DSC02142.jpg DSC02163.jpg  (写真はクリックして拡大してください)

 東北南部まで「ホタル前線」が北上と聴いて 山形県南部まで小さな旅をした。
昨晩夏、道南・亀田半島と松前半島を旅した老々五人組が再会。
 激しい雨のなか 初日は 開湯1300年を数える那須湯本「鹿の湯」を
源泉とする湯本温泉宿へ。

DSC02144.jpg 「鹿の湯」の歴史

DSC02140.jpg DSC02142_20190624141801783.jpg 源泉56度 掛け流しの白濁した濁り湯

 私は 手を加えていない湯、鄙びていてもまた荒々しいままであっても
源泉をそのままかけ流している湯が好き。
どんなに立派な設備であっても 湯を循環・消毒しているような温泉は
街中の銭湯と変わらず 温泉とは感じられない。


 翌日、磐梯吾妻スカイラインの浄土平(一切経山・吾妻小富士)を散策する予定が
火山活動の影響でいまだに通行止めとか。
土湯温泉経由で裏磐梯五色沼に向かう。

DSC02145.jpg 雨に煙る 毘沙門沼

 毘沙門沼のみで 雨中の沼巡りはせず、道の駅で地のものを買いあさる。
檜原湖畔の緑と青の梅雨景色を車中から愛で、白布峠経由で山形県米沢地区へ。

白布峠から
DSC02170.jpg 雨に煙る檜原湖を振り返る

DSC02148.jpg ガスと新緑の吾妻山を眺める

 「ホタル乱舞」の名所、小野川温泉で昨今の状況を聴くも 「気温の低下と
激しい雨」の影響で あまり飛び方は芳しくなく、観賞は諦め
今宵の湯宿、白布温泉に戻る。

 奥州三高湯のひとつで開湯400年を越える懐かしい白布温泉の風情

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旧中屋前の焼け残ったカリンの木

 2000年の大火の前は 東屋、中屋、西屋と並んだ三軒の藁葺き屋根造りの湯宿が
名物だった白布の湯、母や妻を伴い湯と米沢牛の味覚を楽しんだものだった。
いまは藁葺き屋根を残すのは「西屋」のみになってしまった。

DSC02155.jpg DSC02157.jpg 西屋


DSC02163_20190624182642df5.jpg DSC02149.jpg DSC02160.jpg DSC02162.jpg
源泉60度 掛け流し   湯が滝のように落下する

 最終日は 蔵とラーメンの町、喜多方を訪れ、会津若松ICから都心へ戻り
北へ帰るT氏夫妻を羽田空港に送り、帰宅。
豪雨と源泉の湯をたっぷり浴びた三日間であった。

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(2019.6.21~23  行程1000km 
                  蛍の乱舞には遭えなかった湯めぐりの旅)

過去ログ
          (月別アーカイブ)    
 浄土平       2008年9月
 吾妻山       2009年10月
 雄国沼       2014年6月    















奄美大島へ
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テラスから           岬から            浜辺で
奄美の美しい海を眺める           (写真はクリックして拡大してください)

 当初は 鹿児島県の屋久島と奄美大島の間に連なる有人7島の吐噶喇(トカラ)
列島を訪れる予定であった。
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戦後、沖縄が日本に返還(1972年)される以前は 鹿児島県の与論島が
日本の最南端の島であった当時、昭和30年代の朝日新聞社会面に
連載されたトカラ列島「悪石島」のルポ「底辺に生きる」を読んだことが
この列島に興味を覚えた最初であった。(後年、河出書房新社から
「美女とネズミと神々の島(松吉 茂著)」として刊行された。)
 次いで ひょんなことからトカラ列島 小宝島日記の
Author「島じじ」さんから拙ブログにコメントをいただき、その後なにかと
このトカラ列島について教えをいただいたものだった。
私の数少ないリンク先のひとつであるが、「島じじ」さんは小宝島から
娘さんのいる鹿児島へ戻られ、もう5年も日記は更新されていない。

 このトカラ列島は奄美大島や沖縄へ行く途中の島という意味で「みちのしま」と
呼称され、2009年の皆既日食の騒動で 全国に知られるようになった。
しかし、この列島十島村に渡ると 「悪石島」と「小宝島」の2島だけでも
1週間近く、海が荒れればもっと滞在しなければならず 今回も渡航できなかった。

 そんな折、どこかの島でのんびりしたいという妻の声がかかり
東京から一日一便 直行便のある奄美大島へということになった。
 観光やゴルフで幾度か旅したことのある沖縄本島は 南国の自然と
海洋文化・琉球文化に溢れた離島ではあるが 私たち世代には心底楽しめない。
石灰岩の灰色のキャンバスに黒く塗りつぶされたイメージの戦火の跡が
付き纏って離れないのである。そこで戦跡の無い奄美大島へ・・・。

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島を彩る花々 (月桃、ハイビスカス、野ぼたん)


シマジューリ (島料理)
 名瀬市の宿に旅装を解いた後、予約を入れていた専門店の島料理を味わう。
甘味、酸味、辛味にそれぞれ個性が感じられた。

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DSC02076.jpg DSC02075.jpg DSC02077.jpg

 戦後沖縄返還に先立つこと20年、敗戦から7年で日本に返還された奄美大島。
私たち世代にとっては 大島紬と島唄そしてクロウサギに代表される島である。
 島全体がほぼ低山と手つかずの森林に覆われ、拓けた耕作地は少なく
北部の一部のみ。周囲は湾ごとに漁業を生業とする小集落が点在していた。

DSC02087.jpg DSC02085.jpg DSC02096.jpg 山上からの眺望
養魚が盛ん        正面に加計呂麻島



雨上がりの原生林を散策し

DSC02088.jpg DSC02090.jpg DSC02103.jpg DSC02104.jpg

ウミガメを見て 浜辺で美しい貝を拾う
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岬から海の色を楽しむ
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連泊した名瀬市
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ホテルと名瀬港        昇る朝日          入港した日本丸


 レンタカーで島を巡り、名勝・特産品など
自然と手工芸と味覚を 充分に満喫した三日間であった。

DSC02106.jpg DSC02126.jpg マンゴーとケラマツツジ


(2019.5.28~5.30 離島への旅)

「離島の山旅」の過去ログ

北海道・礼文島        2011年7月
伊豆・神津島 天上山    2013年4月
新潟・佐渡島         2016年6月
伊豆・大島           2014年3月

 











 







雑感
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御衣黄(ギョイコウ)
DSC02038.jpg (写真はクリックして拡大してください)

 いつもの散歩道、見沼用水路のソメイヨシノの桜並木に一本だけ混じる
御衣黄(ギョイコウ)が 半月遅れで開花した。

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 淡緑色にひらく サトザクラの一種、八重咲きで散るころにはかなり赤変する。
その花言葉は「永遠の愛」、ひかえめで気品のある桜である。

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散歩道(春)
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春の妖精を尋ねて
DSC01955.jpg DSC01964.jpg (写真はクリックして拡大してください)

 この春は セツブンソウを尋ねて秩父堂上も栃木星野の里も訪れなかった。
春休みで泊まりに来ていた孫娘を連れて 名残の春を探そうと
岩うちわとカタクリの群生地で知られた栃木那珂川町の馬頭温泉郷へ
泊りがけで出かけた。

 この馬頭温泉は昔、この方面でゴルフを楽しんでいた頃 よく泊まったものだが、
8年前の大震災後 すっかり寂れてしまったようだ。
廃業した宿も多く、老舗宿の女将の話では 昨今は年末の忘年会で忙しいくらいです・・・
と淋しそうだった。
 まだ冬枯れの風情が残る那珂川河畔、残雪の日光連山を遠くに望み
落日の美しさを露天風呂から楽しむ。

馬頭温泉   アルカリ性単純泉 源泉46.8度
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2019.3.26(火)浦和~鷲子山上神社~馬頭温泉(泊)
     3.27(水)馬頭温泉~富山イワウチワ舟戸群生地~三輪カタクリ群生地~浦和

 「梟」が好きな妻も初めてというパワースポット、栃木・茨城の県境
鷲子山上神社(別名ふくろう神社)に訪拝する。
標高460m、冷たい風のなか、山上境内にはまだ寒椿が咲き残り、
可憐な風情を添えていた。
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鷲子山上神社とふくろう(不苦労)
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 翌日、まず富山地区のイワウチワ舟戸群生地へ・・・

DSC01946.jpg 尾根へ取りつく

イワウチワの群落
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杉木立のなかには ショウジョウバカマ
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 その後、三輪地区のカタクリ群生地へ。
ここではキクザキイチゲやミズバショウも見られた。

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 イワウチワとカタクリの組み合わせは 越後・魚沼の坂戸山を想い出させてくれた。
                             (月別アーカイブ2017年4月坂戸山参照)
帰途 見かけたコブシとハクモクレン
DSC01973.jpg DSC01974.jpg (写真はクリックして拡大してください)














鋸山
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散歩道 点描(冬)
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