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俄歩
高嶺を歩けなくなったいまでも 「自然と向き合える体力 自然を味わえる感性 自然に応えられる知力を大切にしたい」  という心根は持ち続けていたいものです
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
雪山は2011年1月、
高嶺は2013年9月の槍ヶ岳が
最後となりました。
いまは 季節の移ろいを想い出
の地に求めて彷徨しています。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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仙境の湯
DSC02371.jpg DSC02384.jpg (写真はクリックして拡大してください)

 昔日の山歩きを季節ごとに思い返し、麓の温泉を尋ねる旅をして久しくなるが、
先月の日光白根山麓の湯元温泉に続き、今月は新潟から奥会津への一隅へ。
六十里越や八十里越えの道、峰では守門岳・浅草岳などが懐かしい。
かってこの地の山歩きの折は 新潟県側では栃尾又温泉を、また福島会津側では
大塩温泉などが私の定宿であった。

 今回は妻を伴っているので 栃尾の里を抜けて新潟三条市のはずれ、
かっての八十里越え入り口 越後長野温泉の一軒宿・嵐渓荘に宿をとった。
ナトリウム・塩化物冷鉱泉で猛烈にしょっぱい湯、浴用加熱ではあるが 
特徴ある湯のひとつである。

 往路は 関越道三条燕ICまで走らず、銀山湖入り口小出ICで一般道へ降り、
六十里越・浅草岳や守門岳登山口の大白川村手前で 栃尾の里へ入り、
とちお名物の「おお油揚げ」で昼食。
曇天下 いまにも驟雨が来そうな下田郷から 八十里越えの山道入り口
まで走る。

DSC02367.jpg 下田郷の道祖神

DSC02366.jpg DSC02370.jpg 八十里越えへの道


 嵐渓荘
 昔あった宿所有の吊り橋は 五十嵐川の増水で流され 無くなっていた。

DSC02371_20200627135639986.jpg DSC02374.jpg DSC02375.jpg

DSC02376.jpg DSC02379.jpg DSC02378.jpg

DSC02380.jpg DSC02382.jpg DSC02384_202006271404227e5.jpg


DSC02386.jpg DSC02387.jpg 夜の風情と2匹の平家ホタル

 楚々としたヒメサユリの花期はもう終わっていたが、
わずかでも蛍の舞が見られたのは嬉しかった。

DSC02390.jpg 啄木鳥による穴だらけの倉庫
翌日は雨。日本海寺泊周辺の魚市場をのぞき、長岡市内の雪国植物園を訪れた。
3~4月の雪割草の季節には かての角田山のように歩いてみたい処である。

DSC02394.jpg DSC02393.jpg 雪国植物園

 雨中の散策を取りやめ、新潟県南部の八海山・魚沼地方の「道の駅」やJA支部に
立ちより 地場の名産品を求め、夕方帰着。
静かな山間の特徴ある湯が楽しめた旅であった。

(2020.6.25~26 湯治)

過去ログ     (月別アーカイブ)
  浅草岳     2009年10月
  角田山     2011年 4月
















濁り湯を求めて
DSC02356.jpg DSC02354.jpg (写真はクリックして拡大してください)


 さいたま浦和から近場の硫黄泉の源泉掛け流しの濁り湯というと
那須・奥塩原・奥日光・草津・志賀高原など域外移動となってしまうが、
私がよく訪う温泉地である。

 遠距離移動は自粛中のため 隣県の奥日光・湯の湖畔の老舗ホテルに
妻を伴った。
この季節、ズミの白い小花が散策路の頭上を覆う湯川沿いの戦場ヶ原は
梅雨の晴れ間を謳歌するハイカーでいっぱい。
今年はズミの当たり年とか。

DSC02357.jpg DSC02359.jpg 戦場ヶ原遠景とズミの花


DSC02342.jpg DSC02347.jpg DSC02348.jpg 湯の滝の落ち口と湯の湖

DSC02350.jpg 湯畑(源泉口)

 明智平も丸沼高原もロープウエイがいずれも休止となっていたので、
咲き始めた高山植物の観察は諦めて
静かな湯の湖の瀧の落ち口を上から覗き、源泉の湯畑を散策、
湖畔のビジターセンターでこの地の自然を妻に説明後、はやばやと湯宿へ・・・。


DSC02352.jpg DSC02354_2020061213305460b.jpg 宿の濁り湯(硫黄泉掛け流し)


 静かな「湯の湖」の朝、朝まづめの釣りを楽しむ太公望

DSC02356_20200612133522932.jpg

 豪雨が近づいているとの予報に 尾瀬方面までは足を伸ばさず、
日光名物の湯葉・水羊羹・山椒の木の芽漬など、それぞれの老舗で購入、
帰途は 足尾銅山跡を経て 新緑が美しい渡良瀬川沿いを久しぶりに走った。

DSC02362_2020061213451759c.jpg DSC02364.jpg 新緑の森と竜頭の滝



(2020.6.10~11    濁り湯を楽しむ)

過去ログ       (月別アーカイブ)
 日光白根山     2009年6月










「御衣黄」再び
DSC02337.jpg (写真はクリックして拡大してください)

DSC02328.jpg DSC02331.jpg

 ソメイヨシノの花びらが風に舞い 川面に花筏を描く頃、
緑色の桜 御衣黄(ぎょいこう)が花開く。
私のいつもの散歩道、 見沼用水堤のソメイヨシノの桜並木に
一本だけ混じる「御衣黄」、今年もその上品な色を演出してくれた。

DSC02333.jpg DSC02335.jpg

DSC02332.jpg DSC02334.jpg DSC02336.jpg


(2020.4.7 いつもの散歩道)




残日録Ⅱ
 近在の友人夫妻から 庭に咲く桜の小枝を今年もいただいた。
開花前の蕾の状態で戴いて三日後の今日が満開。
静かな部屋が 春(ソメイヨシノ)の明るさと匂いに満たされる・・・・・。

DSC02316.jpg DSC02318.jpg  (写真はクリックして拡大してください)

 ジャム用イチゴを求めて栃木県へ・・・。
三毳山公園の野草と満開のカワヅザクラを眺め
まだ冷たい風に揺れる戸外の春の動きを確かめる。

DSC02322.jpg 乱舞するカタクリとアヅマイチゲ
DSC02320.jpg カワヅザクラ


(2020.3.17 みかもやま公園へ)

伊豆 天城の湯に集う
 長男一家、次男夫婦を招集して 中伊豆の天城嵯峨沢の湯宿で
私達夫婦のメモリアルデーを祝った。
湯宿の私達の部屋には 子供たちから贈られた記念の花が飾られていた。
DSC02293.jpg (写真はクリックして拡大してください)

 金婚式、 幾星霜を経た男女のいずれもがそうであろうが、
顧みれば山あり谷ありの50年。私としては 常に妻に感謝の日々であった。
妻はいつもと同じように明るい笑顔で 私の「贖罪」の意を汲み取ってくれたようで
あった。

 駿河湾と天城高原の幸を活かした懐石料理を味わいながら
子供たちと孫からのそれぞれのエピソードに越し方の場面を語り合い、
彼らから贈られた数々の記念品に胸がつまる一夜を過ごした。


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DSC02298.jpg DSC02301.jpg 川べりの露天風呂

DSC02305.jpg 部屋付きの風呂

 翌日は 天城峠を越え東海岸河津浜の近く 既に七分咲きとなった河津桜堤を
散策、修善寺で著名店の十割蕎麦を味わい、帰途についた。

河津桜
DSC02307.jpg DSC02313.jpg DSC02310.jpg

DSC02309.jpg DSC02308.jpg


(2020.2.8~2.9 メモリアルデー)








 



定点
DSC02277_2019112214351893d.jpg

[READ MORE...]
那須高原の湯と風
 晩夏の気怠い倦怠感を洗い流そうと北関東那須高原へドライブ。
八幡峠から「白河以北ひと山百文」の大地を眺め、つつじ吊り橋を
渡る風に吹かれた。
 はや雲に巻かれそうな茶臼岳と朝日岳を仰ぐ。
冷風の通り道なのか気の早いもみじが一本。   (写真はクリックして拡大してください)

DSC02230.jpg 茶臼岳(左)と朝日岳(右)

DSC02225.jpg DSC02234.jpg DSC02232.jpg


 平日の昼なのに 元湯・鹿の湯は酸性・白濁の濁り湯を楽しむ人々で混んでいた。
源泉68度。 41、42、43、44、46、48度と湯温6通りの浴槽が並ぶ。
さすがに48度の浴槽には 湯もみ板が置いてあった。

DSC02213.jpg DSC02212.jpg DSC02219.jpg DSC02220.jpg


(2019.9.17 那須にて)








驟雨の乗鞍岳
DSC02205.jpg DSC02186.jpg DSC02196.jpg
                              (写真はクリックして拡大してください)

 いっこうに空けない梅雨、篠突く雨の風情を楽しめそうな乗鞍高原を散策した。
この地をはじめて歩いたのは昭和30年代の終わり、鈴蘭小屋や東大ヒュッテなどが
わずかに点在、牧場が広がり 道路もまだ舗装されていなかった。
その後、コロナ観測所への道も整い マイカーで標高2700mの畳平まで
登れるようになり、妻を雲上のお花畑へ案内したこともあった。

 昔懐かしい鈴蘭地区に宿をとる。

DSC02175.jpg 湯川源泉46.8度 硫黄泉 掛け流し

DSC02197.jpg サルの散歩

 翌日は 飛騨側の雨量規制に伴い、長野側のシャトルバスも運休のため
高原中腹の原生林の雨に煙る静かで緑豊かな散策の小径を楽しむ。

DSC02177.jpg 三本滝付近のニッコウキスゲ

DSC02179.jpg 休暇村裏の牛留池
池奥の上部、乗鞍連山はガスで見えず、池畔の枝葉にはモリアオガエルの卵が重たげに下がっている


DSC02181.jpg DSC02182.jpg DSC02183.jpg
一回転したゴヨウマツ、クロベ、シラビソ、シラカバ、ミズナラなどの森、
                     この季節ならではのオトシブミも少し見られた

DSC02186_20190724143308473.jpg あざみ池

この森で出遭った花々
DSC02189.jpg DSC02190.jpg DSC02193.jpg DSC02188.jpg
サラシナショウマ     ベニバナイチヤクソウ   アザミ          ミヤマカラマツ


 三日目、規制解除されるも ガスが渦巻き小雨が篠付く畳平を歩く。
肩の小屋口の大雪渓では まだスキーを楽しむ人も多く、最高峰剣ヶ峰(3025m)~朝日岳~
摩利支天岳~富士見岳~大黒岳と続く稜線は ガスに隠れがち。

DSC02201.jpg DSC02209 (1)
コロナ観測所も見えず    探勝路
     
 それでも小雨のなか、畳平の花畑を散策。
高嶺を歩けなくなって以来 しばらく楽しめなくなった懐かしい花々に再会。
雲上のひとときを味わい、来し方を振り返った日でもあった。

DSC02202.jpg DSC02205_20190724145443215.jpg 残雪と花畑

DSC02199.jpg DSC02200.jpg DSC02203.jpg
クロユリ            コイワカガミ           ハクサンイチゲ

DSC02204.jpg DSC02211.jpg
ミヤマキンバイ       コバイケイソウ

DSC02208.jpg 
長雨でガラス細工のように透き通ったハクサンイチゲ



(2019.7.18~7.20 雨の高原散策)




















蛍を尋ねて湯めぐり
DSC02142.jpg DSC02163.jpg  (写真はクリックして拡大してください)

 東北南部まで「ホタル前線」が北上と聴いて 山形県南部まで小さな旅をした。
昨晩夏、道南・亀田半島と松前半島を旅した老々五人組が再会。
 激しい雨のなか 初日は 開湯1300年を数える那須湯本「鹿の湯」を
源泉とする湯本温泉宿へ。

DSC02144.jpg 「鹿の湯」の歴史

DSC02140.jpg DSC02142_20190624141801783.jpg 源泉56度 掛け流しの白濁した濁り湯

 私は 手を加えていない湯、鄙びていてもまた荒々しいままであっても
源泉をそのままかけ流している湯が好き。
どんなに立派な設備であっても 湯を循環・消毒しているような温泉は
街中の銭湯と変わらず 温泉とは感じられない。


 翌日、磐梯吾妻スカイラインの浄土平(一切経山・吾妻小富士)を散策する予定が
火山活動の影響でいまだに通行止めとか。
土湯温泉経由で裏磐梯五色沼に向かう。

DSC02145.jpg 雨に煙る 毘沙門沼

 毘沙門沼のみで 雨中の沼巡りはせず、道の駅で地のものを買いあさる。
檜原湖畔の緑と青の梅雨景色を車中から愛で、白布峠経由で山形県米沢地区へ。

白布峠から
DSC02170.jpg 雨に煙る檜原湖を振り返る

DSC02148.jpg ガスと新緑の吾妻山を眺める

 「ホタル乱舞」の名所、小野川温泉で昨今の状況を聴くも 「気温の低下と
激しい雨」の影響で あまり飛び方は芳しくなく、観賞は諦め
今宵の湯宿、白布温泉に戻る。

 奥州三高湯のひとつで開湯400年を越える懐かしい白布温泉の風情

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旧中屋前の焼け残ったカリンの木

 2000年の大火の前は 東屋、中屋、西屋と並んだ三軒の藁葺き屋根造りの湯宿が
名物だった白布の湯、母や妻を伴い湯と米沢牛の味覚を楽しんだものだった。
いまは藁葺き屋根を残すのは「西屋」のみになってしまった。

DSC02155.jpg DSC02157.jpg 西屋


DSC02163_20190624182642df5.jpg DSC02149.jpg DSC02160.jpg DSC02162.jpg
源泉60度 掛け流し   湯が滝のように落下する

 最終日は 蔵とラーメンの町、喜多方を訪れ、会津若松ICから都心へ戻り
北へ帰るT氏夫妻を羽田空港に送り、帰宅。
豪雨と源泉の湯をたっぷり浴びた三日間であった。

DSC02165.jpg

(2019.6.21~23  行程1000km 
                  蛍の乱舞には遭えなかった湯めぐりの旅)

過去ログ
          (月別アーカイブ)    
 浄土平       2008年9月
 吾妻山       2009年10月
 雄国沼       2014年6月    















奄美大島へ
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テラスから           岬から            浜辺で
奄美の美しい海を眺める           (写真はクリックして拡大してください)

 当初は 鹿児島県の屋久島と奄美大島の間に連なる有人7島の吐噶喇(トカラ)
列島を訪れる予定であった。
DSC02139.jpg      DSC02067.jpg

戦後、沖縄が日本に返還(1972年)される以前は 鹿児島県の与論島が
日本の最南端の島であった当時、昭和30年代の朝日新聞社会面に
連載されたトカラ列島「悪石島」のルポ「底辺に生きる」を読んだことが
この列島に興味を覚えた最初であった。(後年、河出書房新社から
「美女とネズミと神々の島(松吉 茂著)」として刊行された。)
 次いで ひょんなことからトカラ列島 小宝島日記の
Author「島じじ」さんから拙ブログにコメントをいただき、その後なにかと
このトカラ列島について教えをいただいたものだった。
私の数少ないリンク先のひとつであるが、「島じじ」さんは小宝島から
娘さんのいる鹿児島へ戻られ、もう5年も日記は更新されていない。

 このトカラ列島は奄美大島や沖縄へ行く途中の島という意味で「みちのしま」と
呼称され、2009年の皆既日食の騒動で 全国に知られるようになった。
しかし、この列島十島村に渡ると 「悪石島」と「小宝島」の2島だけでも
1週間近く、海が荒れればもっと滞在しなければならず 今回も渡航できなかった。

 そんな折、どこかの島でのんびりしたいという妻の声がかかり
東京から一日一便 直行便のある奄美大島へということになった。
 観光やゴルフで幾度か旅したことのある沖縄本島は 南国の自然と
海洋文化・琉球文化に溢れた離島ではあるが 私たち世代には心底楽しめない。
石灰岩の灰色のキャンバスに黒く塗りつぶされたイメージの戦火の跡が
付き纏って離れないのである。そこで戦跡の無い奄美大島へ・・・。

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島を彩る花々 (月桃、ハイビスカス、野ぼたん)


シマジューリ (島料理)
 名瀬市の宿に旅装を解いた後、予約を入れていた専門店の島料理を味わう。
甘味、酸味、辛味にそれぞれ個性が感じられた。

DSC02074.jpg

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DSC02076.jpg DSC02075.jpg DSC02077.jpg

 戦後沖縄返還に先立つこと20年、敗戦から7年で日本に返還された奄美大島。
私たち世代にとっては 大島紬と島唄そしてクロウサギに代表される島である。
 島全体がほぼ低山と手つかずの森林に覆われ、拓けた耕作地は少なく
北部の一部のみ。周囲は湾ごとに漁業を生業とする小集落が点在していた。

DSC02087.jpg DSC02085.jpg DSC02096.jpg 山上からの眺望
養魚が盛ん        正面に加計呂麻島



雨上がりの原生林を散策し

DSC02088.jpg DSC02090.jpg DSC02103.jpg DSC02104.jpg

ウミガメを見て 浜辺で美しい貝を拾う
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岬から海の色を楽しむ
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連泊した名瀬市
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ホテルと名瀬港        昇る朝日          入港した日本丸


 レンタカーで島を巡り、名勝・特産品など
自然と手工芸と味覚を 充分に満喫した三日間であった。

DSC02106.jpg DSC02126.jpg マンゴーとケラマツツジ


(2019.5.28~5.30 離島への旅)

「離島の山旅」の過去ログ

北海道・礼文島        2011年7月
伊豆・神津島 天上山    2013年4月
新潟・佐渡島         2016年6月
伊豆・大島           2014年3月